相変わらずゲホンゲホンしております。本人はわりと元気ですが咳は周りに悪いのであまり出かけられません。
さてさて、6年生のウー、先日のSocial Studies(社会科)
エジプト・プロジェクトに引き続き、今度はReading(国語の中でも「読み」に絞った教科)の
伝記・自叙伝プロジェクトです。
こちらは、指定ページ数以上の伝記か自叙伝を選び、その人物について口頭でクラスに発表する、というOral Projectです。前回は優秀なTutorのおかげでめでたくAを取れたウーくん、今回は自力で何とかする!と言って、早め早めの準備を心がけていました。家族にお尻を叩かれつつ…
ハイシードウドウハイドウドウ
ウーの選んだ本はこれです。

SHIP WRECKED!
タイトルは「難破船」
副題に「本当にあったある日本人少年の冒険」と付けられています。
幕末の少し前、土佐の貧しい漁師の息子だった万次郎は幼い頃に父を亡くし、家族の生活を支えるために漁に出ていました。13歳のお正月、嵐に遭って海流に乗り、流された船は沖ノ鳥島に漂着。なんとそこで水も満足に飲めない状態で、4人の仲間と一緒に7ヶ月も生き延びます。
そこへ偶然に通りかかったアメリカの捕鯨船が彼らを救出。5人の中で一番若く、知識の吸収も早かった万次郎は船長に気に入られ、養子となり、そのままアメリカ、マサチューセッツに渡ることに。
その後万次郎は人種差別に遇いながらもわずか数年間で学校のトップに躍り出るほどの素晴らしい学業成績を収め、結婚もします。カリフォルニアのゴールドラッシュでお金を作ると、はるばる日本へ戻り、折しも開国の時を迎えていた日本とアメリカとの通訳として、また知識豊富な船員として咸臨丸にも乗り込み、活躍したのでした。
アメリカに渡った最初の日本人と言われるジョン・万次郎。ウーがこの人物を選んだのは、やはりどこか自分と重ね合わせた部分があるのだろうと思います。この人物へ質問したいこと、という項目に「ESL(外国人のための英語の補助クラス)も辞書も教材もなかったのにどうやって英語を身に着けたのか聞いてみたい。」と書いていました。
万次郎の旅路

地図も綺麗に描けました。家族は色塗りをちょっとだけお手伝い。
当日はこの地図を見せながら、簡単なあらすじや、押さえておかなくてはならないポイントを一つ一つ説明していったそうです。
そして発表が終わるとその場で渡される先生からの評価シートと成績。

A
+ をもらいました!
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40点中39点。1点だけマイナスされたのは、Public speaking skills good flow, appropriate pace and volume, well prepared)-人前で話す技術-なめらかで、良く準備された適切なペースと声の大きさでであること-
の項目。
先生から「Remember to look at your audience.」と注意書きが付いていました。アイコンタクトが大切なのです。アメリカの人たちは本当によく「話す訓練」を小さい頃から受けているのだなあと感心します。
ともあれ、堂々のA
+ よくできました!
→海外旅行人気ブログ「どらどら」ありがとうございます!

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