4月27日の記事
「役に立つ!国際郵便の書き方」の記事に関して、「まま」さんより、コメントにてご質問をいただきました。
日本の手紙の場合敬称 様 を必ず書きますが、AIR MAILの場合の敬称は Miss. Mrs. 未婚・既婚は使い分けたほうがよいのでしょうか?
また、夫婦二人の名前を書く場合は、Mr.名前and Ms.名前でよいですか?
とのご質問ですが、
ここでちょっと意外な事実!
友人同士の手紙のやりとりには敬称を付けないのが一般的なのです。
では、まったく敬称はいらないのか?というと…
敬称を付けることもある
少し離れた間柄、あるいは目上の人(学校の先生など、普段からミスター、ミセスを付けて呼ぶような相手)の場合は敬称を付けることをお奨めします。また、日本人同士の場合、やはりどうしても呼び捨てに抵抗のある方も多いですから、私自身は日本人相手の場合は付けた方が無難かも?とは思います。
その時は、やはり女性の未婚・既婚の区別は
付けるのが一般的かもしれません。ただし、このあたりは地域柄や、その人の人柄も大いに影響するようなので一概には言えません。[Miss][Mrs.]の区別を付けない代わりに[Ms]と書く場合もあるのですが…相手のステイタス(既婚か未婚か)がハッキリとわかっている場合は[Ms]なら無難、とも言い切れないらしいのが難しいところです。
ただ、大抵の場合、敬称を付けなければならないような相手の場合は相手の方から自分のことを「Mrs.○○」と自己紹介することが多い(ここが日本の敬称とハッキリ違うところですね)と思うので、そこに気を付ければ大丈夫ではないでしょうか。
それから、ちょっぴり横道に逸れますが、MissやMsの場合、最後のピリオドは要りません。敬称の最後のピリオドは住所のDr.やSt.と同じく「この単語は省略されていますよ」という印なので、Miss、Msはそのままで良いのです。ではMrs.は何の略?これが最後のご質問に繋がってきます。
夫婦宛の宛名はどうする?
これが実は
大変トリッキーなんです。
例として片隅家の片隅どじすけ と 片隅多摩子への宛名を見てみましょう。
Mr. & Mrs. Dojisuke Katasumi
となっているのがほとんどです。
え?
私は?英語では[私]が一番エラいんじゃなかったの?
そう、そうなんですよ、そこなんです。[私]がエラいのはあくまでも男性の場合。文句言ってもこれは昔からの習慣でとにかくこうなっています。
なんでこんなことに?という疑問もあるでしょう。
これがまたもやびっくり!
先ほどMrs.は省略形と書きました。Mr.はMisterの省略形ですが、Mrs.は、なんとMister'sの省略形なんだそうです!
ミスターズ … つまり … ミスターの所有物
というのが語源だったらしいのですよ。
オドロキモモノキサンショノキ!ですよね!
そんなわけで、ホントの本当はミセス・タマコ カタスミなんて人は存在しなくて「ミスターズ ドジスケ カタスミ」(片隅どじすけさんちの奥さん=所有物)が私の正式名称ということに…?( ̄▽ ̄;)
くやしいぞ!
私はといえば、やっぱりそんなの納得いかないので、自分の友人・知人宛の郵便の宛名にそういう書き方はしていません。もしそれが正式だとしてもあまり気分よくないもーん。普通に敬称なしで
Dojisuke & Tamako Katasumi
と書くか、敬称を付けるなら
Mr.&Mrs. Katasumi
にしちゃいますね。家族宛なら
The Katasumi Family
とします。
…とまあ、こんなところでお役に立てればいいのですが>ままさん
…で、実は本当にここに書いたことが正しいという自信はありません。この5回目のホリデーシーズンまでの観察とESLでの授業の中で時々出てきた知識の中で私が「こうなんじゃないか」と思っていることを書いてみました。※参考記事 ういんちるさんち

我が家のカード書きもようやくカタがつきました。はぁ〜
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