サンクスギビングの当日は料理のりょの字とも無縁で、
(注:アメリカのサンクスギビング=感謝祭は家族や親戚が一同に集まって伝統的な家庭料理を楽しむ、開拓時代のネイティブアメリカンへの感謝が起源の行事です)ひたすら
こんな地下室と格闘していました。

すべての箱をひっくり返し一つずつ不要品の処分
なのにまだ片付け後の写真をお見せできる状態に
なっていません。残念です。ま、今不要品を処分している最中なので、それが片づけばなんとか見られるようになるかな?
そんなわけで、大人たち(とティーンネイジャー)が目をつり上げて地下室の片付けに取り組んでいる間、
待ちくたびれた挙げ句にお腹が空いたと文句を言って怒鳴りとばされたウーが2時間もかけてカレーを作ってくれまして、それが我が家のサンクスギビングディナーとなりました。ま、おいしかったですけど。
その代わり、料理をしなかった分のエネルギーを蓄えて翌朝は
ブラックフライデーのセールへ。
徹夜明けでフラフラしながらの買い物を終えると爆睡してしまいました。この日一日ほとんど記憶なし。さすがのパワフルブーも勉強しながらうつらうつらしてました。
この連休は、できたら旅行にでも行きたいねえ、なんて話しをていたのですが、なにしろ計画が遅すぎてどうしようもなく、それでも一度くらいはと少し遠出してみることにしました。日帰りなら犬たちもお留守番できるし。
そんなわけで土曜日、インディアナポリスのState Museumへ。
[The Lord of the Rings]のイベント(←クリックで詳細が見られます)をやっていると新聞に載っていたのです!
じゃーーーーん

わかるひとにはわかる!
残念ながら、再現!ミドルアースの中は撮影禁止なのですが、6ドル払うとおもしろい写真を撮ってくれるところがありました。
覚えてますか?中つ国、ホビット庄でガンダルフとフロドが並んで馬車に座るシーン。人間とホビット、大きさの異なる二人を同時に撮るあのトリックです。

ぎゃ〜!巨大ブーちゃん!

逆にするとたいして違和感がないところが…。
darariさんのご要望にお応えして解説です。(以下、知りたくない方のために白文字にしますので、マウスで反転してお読み下さい)↓
まず、このベンチはつながっていません。離れて置かれているサイズ違いの2台です。そして実際の背景は無地の緑色。向かって右側の部分は小さなベンチで、まず、座るだけで大きく見えるのですが、さらに右側を撮るカメラはベンチのサイズが左側と同じになるよう、ズームで拡大して離れた二つのベンチを画面上でつなげるわけです。そして大きく写る方の人は、小さい人側のベンチの下の方の×印に視線を当てます。するとちょうど見つめ合っているように見えるというわけ。
↑種明かしおしまい!
実際には持っていない剣や弓を体の動きに合わせて、闘っているように見せてくれる特撮装置も人気でした。場内はかなりの人で、時間ごとに入場制限がされていました。まあ、混雑と言っても日本から来た我々はオドロキもしない程度ですが、それでもアメリカであんなにたくさんの人を見るのは珍しいです。
実際に映画で使われた小道具が「これでもか」というくらい陳列されていて、それぞれに解説ボタンやモニターがついています。ガラスケースいっぱいにホビットやオークの
足や
耳がぎゅうぎゅう詰めになってたりして気持ち悪い。サムが背負っていた鍋やフライパン一式も2人1役の大小役者さんに合わせて2種類展示されていました。写真を撮れなくて残念だったのは
ホビットの服!めっちゃくちゃ可愛らしかったです。小さい子どもがいたらハロウィンにあんな仮装させたいなあ。…だれもわかってくれないかもしれないけど。
あっちでもこっちでも監督のPJや道具係が解説し、アラゴルンやガンダルフ、あるいはオークが吠えていたりしましたが、
入り口を入るときガンダルフに
[You shall not paaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaass!]
と叫ばれてしまうのは一体どういう趣向なんでしょうか。
船で流されるボロミアの亡骸とか(俳優さんどんなキモチでしょうねえ。だってずっと死にっぱなしですよーっ)トロールやオークの人形もたくさんありました。みんなものすごくリアル。壁に登場キャラクターの絵があり、中心に立つと体格からどの種族かを判断してくれるコーナーを発見。ブーは背の低いオークか背の高いドワーフ、ウーはヤングドワーフだそうです。ちなみに
私なんか背の低いエルフだもんねーっ!(←こんなことで1年分くらい威張るのは大人げないのでやめましょう)
エキシビジョンの出口にはこんなコーナーも。

中身はフーです。鎖帷子の重さは12kgくらいだそう。重いと見るか軽いと見るか?
エキシビジョンを出て一応常設展示のMuseumも見て回ることに。

一応、記念写真のようなものを撮ったりして。
アメリカの(…に限らず海外の?)博物館はHands onと言われる、自分でやってみる、試してみるタイプの展示が多いように思います。クイズや参加型ゲームも盛りだくさん。空いているからできることかも。
有史以前のコーナーでは、フーが
先日のプロジェクトを思い出してじっくりと見て回っていましたが、案の定、フーの担当だった先カンブリア紀なんかコーナーも小さくて、モチロン、バクテリアの写真もついてませんでした。わはは。それでも自分で調べて研究した後なので興味はありますよね。
お土産コーナーでは、

歴代大統領の人形なんか売ってました。ボタンを押すと演説してくれる!
いらないよー( ̄▽ ̄;)

買ってどうする、リンカーンの生首。
そして私がはまったのがこれ。偶然同じ日に
くーま家もグラナダの博物館で同じようなものを見ていたらしいのだけど、振り子時計です。
なんとなく、知ってはいてもどういうものなのか、じっくりと見たのは初めてだったかも。なるほど、振り子っていうのは同じ方向に揺れるから、自転している地球の方が動いて、次々コマが倒れていくんですね。そういえば昔イヤというほど授業で聞かされた気がするよ。でも興味がないことはいくら聞いても身体に染みないですね。逆に言えば興味を持つ、持たせることが「勉強」の全てと言っても過言ではない…のかも。

倒れそうで倒れないコマ。24時間で一周するなら10分に一つ倒れる計算になる…と思ったんだけど、違うかな?

とうとう待ちに待ったコマが倒れた瞬間、周り中から満足げなどよめきが(笑)。
ほどよく疲れて(足にマメができたけど)車に乗り込み、あとはひたすら真っ平らな中西部を走りに走って我が家へ。うちの方も平らだと思っていたけど、途中は本当に本当に真っ平らでした。地平線なんてもう見飽きちゃったよー。
車の中での時間つぶしは、ブーの歴史の勉強におつきあい。
「東大寺をケンリツしたのは誰でしょう?」なんて言われて「建立(コンリュウ)」だとわかる私ってえらいわ!
そして本日のヒット
「なんだっけ、
イイクニ作ろう、大化の改新?」
…ちがうよ、ブーちゃん、言えばいいってもんじゃないよ、もう一度やり直しなさい。ていうか、今日の教訓”興味のないことは身につかない”を地でいくような例ですね。
→海外旅行人気ブログはこちらから!
またじわじわと下がってきている今日この頃。1クリックで救出お願いしまーす

0