落ち込みモードのままではあんまりなので、昨日の出来事。例の
3年間闘い続けている、私の522ドルの保険還付金返してよ運動(未読の方は是非クリックして読んでみてくださいね。)の後日談など書いてみます。
前回みなさんからいろいろアドバイスをいただいて、手紙やFAXの準備もしかけたのですが、Mさんから、「いや、ここで手紙に切り替えたらせっかくこの最後まで行きかけたプロセスがまた後戻りしてしまう。ここは同じく電話でつつきましょう」と言われ、また電話作戦に。いろいろなstrategyがあるものですな。
前回の電話が4月半ばなのでまた4ヶ月も空いてしまいました。3−4週間のうちにチェック(小切手)を送るわね、と言われて結局そのままです。
その後
マミーの失踪事件、日本・ハワイ旅行、夏休みとバタバタしているうちにまたうやむやになるところでした。あぶないあぶない。
そうして前回の教訓を生かし、時系列に並べた今までのメモとクレーム番号を確認、いざ電話が始まりました。いつもの儀式で私が英語が不自由だから友人のMさんに代理をお願いする、と話して電話をMさんに代わります。一通り経過を説明し、「そんなわけで最後の電話から4ヶ月ほどチェックが送られてくるのを待っているのだけど」と言わせてから、「じゃ、担当の部署に代わるから」というたらい回しが2回…
何のためのクレーム番号なんだっ!と怒っても自分がイライラして損なだけなので、気長に最初からやり直しです。
そして、ついに3カ所目で驚くべきことを言われました。
会社の規則で、その事故が起きてから18ヶ月(後から15ヶ月に訂正)以内にクレームを起こさないと過重支払いの返金はできないと。
はい?でもね、私たちもうずっとずっとずーっと前から何度も何度もこうしてクレームの電話を続けているんですよ。記録があるでしょう?と言うと更にびっくり。
しばらく前にシステムの入れ替えをしたので以前の電話記録は失われました。
…だって。ちょっと
スゴくないですか?私たちがクレームを出したのはもうはるか昔のことで、もちろん事故から18ヶ月以内だったのに、のらりくらりと逃げ続けて(意図的にしろただのミスにしろ…たぶん後者でしょうが)挙げ句の果てにそんな記録はないからクレームなんて今まで出ていなかったことにするって??
さすがにMさんも目が点です。「ちょっと待ってください、それは"was lost"(受動態)じゃなくてあなたたちがlostしちゃったんでしょう?それはカスタマーから見るとずいぶんアンフェアな話だと思うけど」と粘ってくれました。
でも残念ながら私にできることはありません。規則ですから。お気の毒です。
お気の毒じゃないっ!興奮しかける私にMさんは「どんなときも怒ったら負けです。冷静に冷静に。」と諭してくれました。そして電話へ戻り「それなら今まで何人もの職員と電話で話して誰もその18ヶ月の規則について話してくれなかったのは何故でしょう?こちらにはクレームナンバーもあるし、前回は『
あとあなたがたにできるのは4週間待つだけです』と言われたのですよ。」と穏やかに(←ここポイント)話す。
すると相手の女性も少し困ったように、
しばらくお待ち下さいと電話を一旦ホールドにしてなにやらあちこちと相談している様子。間に何度か
長らくお待たせして申し訳ありません。もう少しお待ち頂けますか?とやけに丁寧に声をかけてくるではないですか。
その間も興奮さめやらない私はここしばらくくすぶっていたアメリカの事務処理への不信感、ことに
リジィ子さんの次男、ケイたろぴん君の身の上に起きたまったく理不尽な話(←こういうこともこの国での現実の一つなのでアメリカ暮らしに興味のある方は是非ともお読みになってください)などをももちだしてMさんにぶちまけていました。
リジィ子さんの方は結果としてはハッピーエンドでなんとか無事ケイたろぴんは希望の学校へ入れることになったけれど、校長があくどい手段で保身を謀ろうとしたことは事実だし、なんとも後味が悪い。
Mさんはその衝撃的すぎる話には驚きを隠せないようだったけど、「でも相手の善意を信じてあきらめずに粘りましょう」とおっしゃった。そう言われると「そうですね」と思ってしまう私、やっぱり甘いのか…。
そうするうちに長い長いホールドが解かれ、相手の女性から
○○の確認と相談の結果△が××されてホニャララララ。(具体的な部分は聞き取れませんでした。)
思い切り「?」という顔をしてMさんを見るとOKサイン。とにかく今回のクレームはちゃんと認められることになったようです。
ばんざいっ!と喜んでからハタと気付く。これってもしかして、やっと
前回のスタートラインにたどり着いただけってこと?(T_T)
さらにすったもんだの末、晴れて4−6週間先にはチェックが支払われることになりました。ああ、やっとまたリピート地点まで戻れたのねってとこです。さらに、このチェックの送られる先が私のところではなく、病院だというのです。つまり、
病院から(患者を経由するなり直接なり)保険会社へ請求が行って、保険会社から病院へ麻酔費用が支払われるべきところ、
病院から患者へ直接請求が来て、患者がそれを支払ってしまったため、保険会社には請求が行かなかった。
という状態になっているので、これから保険会社と病院のやりとりで保険会社が改めて病院側に(私が立て替えている)522ドルを支払い、病院側から私に522ドルのチェックが切られて一件落着となる…というのが
壮大なる予定なんです。
更に病院へ電話して確認しようとしたら、ここでは
患者であるオット本人のパーミッションがないとあなたには何も教えられないと言われました(涙)。いちいち仕事中のオットを呼び戻してパーミッションなどもらっていられないので
一般論として「こういう場合、保険会社からの保険金が患者に還付されるのにどれくらいかかるのか」と聞くと、なんとビクーリですよ。
8週間だって
w( ̄▽ ̄;)w どひゃ〜
保険会社から病院へが4−6週間、そして病院から我が家へチェックが送られるのに8週間ですよ。トータルであと8−10週間待てと言うんですよ。へなへなへな〜〜〜。この人達にこんな複雑なことまかせておいていいの?あんたら、ほんとに覚えてられるのか?
というわけで、オットの事故から早3年3ヶ月。まだ後処理は終わってません…。
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