来ました来ました!本当に来ました!
実はテレビでどれだけ「明日の朝までに数インチの積雪が…」なんて言われたところで信じちゃいなかったのですが・・・。
本当に積もりましたねー。
まだ降り続けてますよ。
さすがにこれは観測史上初らしいのですが、人間なぜ「記録が出ると嬉しい」んでしょうか?一体過去のダレに対して
「今が一番すごいんだぞ!」と威張りたいのかよくわからないですが、こういう人って結構いるみたいで、人間の心理っておもしろなあと思います。
ところで、植物を遅霜や雪害から守るためには毛布などで植物にカバーをかけてやります。ですが、昨夜の記事に書いた通り、テレビで
「今回のような場合は毛布に積もった重くて冷たい雪が植物をつぶして逆効果ですから、(気温が一番下がる)朝まではそのままにしておいて朝になってから毛布をかけましょう。」と言われショックを受けました。
これに対して、私のガーデニングの師匠である、
オーストラリアはブリスベン在住の女王様から
「気温が一番下がるのが朝方だから、毛布を掛けるのならやっぱり夜からずっとじゃないと効果がないのでは?」
という指摘を頂きました。
さすがは女王様。
その通りでございます。
ところがですね。
すっかり忘れていましたが、ここにはここのまた違った事情があるのでございます。
アメリカ人の朝は早い!
通勤平均時間が30分以内であろうとも、6時にはラッシュアワーが始まり、それどころか7時に会社に着く前にジムでしっかり運動して行くのがデフォルトの人々です。歯医者の予約なんぞは、ひと働きした後、休憩も兼ねて8時から、なんてのも当たり前の人々です。午後3時には帰りのラッシュアワーが始まり、帰宅と同時に家や庭の手入れに精を出す人々です。
とにかくアメリカの人々は早起きさんなのです。
加えて、もともと標準時との偏差で
太陽が正午に南中することがないこの地域。サマータイムで更にずれまくっています。
つまり
一番気温が下がる
朝方(夜明け前後)というのはこちらの人々にとっては真っ昼間と言っても過言ではない活動時間の真っ最中、午前7時過ぎなのですよ。
そんなワケなので「朝になってから毛布をかけましょう」というのは至極まっとうなアドバイスなのでした。
「最も気温が下がるのは朝方」という、一見
普遍の事実みたいなものも、条件によってこういうふうに事情が変わってしまうモノなんですねー。
そんなわけで、昨夜はがっくりしましたが、朝になってとりあえず畑にかぶせた毛布を一旦引っぺがし、トンネルとまではいかないもののそこらへんにある鉢やら何やらに引っかけ、空間を作ってかけ直して参りました。これでなんとか生き延びてくれればいいですが…
それにしても日本にン十年も住んで、この時期の「明け方」は6時前なのが当然、という常識は体にたたき込まれているはずの私なのにそんなことをすっかり忘れてました。
異常に忘れっぽい環境順応能力が異様に高いんでしょうか<私 (…と物事はポジティブに捉えましょう)
さて、雪はまだまだ降り続いています。既に「なんちゃって雪」の降り方じゃありません。もう、「来るなら来い!」状態(涙)。人間の心理って…(以下略)
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