というわけで、バドミントンの誘惑に負けてとりあえず作業をほっぽりだしたブーですが…。
一体彼女の「作業」とはなんでしょう?
去年のクリスマス、バレエスクールのパーティでクラスメートに
チュチュバッグをプレゼントしたブー。初めての作品の思いの外上出来だったので気を良くしたのでしょうか、今度は
とんでもない大作に挑戦中なのであります。
以前の記事にも書いた通り、ブーは4年生を終えて5年生の1学期でこちらへ来たので、ほとんど家庭科の授業というものを
受けていません。日本の中学校で習う浴衣はもちろん、シャツ一枚、それどころかミシンの使い方さえ、一切
習ったことがないのです。
(あ、巾着袋の作り方だけはママが教えたよね。)その彼女が何を血迷ったか、
ジゼルのチュチュを作るのだと言う。
なーんて大胆なのっ(((≧∇≦)))!
などと茶化して悪かった。母がホントに悪かった、ブーよ。
昨日彼女が突然
「WalMartへ連れて行って」と言い出した。目が据わっている。なんとこの数ヶ月、私と一緒にあちこちの店へ買い物に着いていっては着実に一カ所ずつ値段をチェックし、一番安く目的の布地が買える店はWal-Martだという結論に達したのだという。
本気だったのね。
お小遣いの中からの予算は限られているはずだ。大体、我が家ではお小遣いはランチ代だから、自分でお弁当を作ってセーブしない限り永久にお小遣いは貯まらないシステム(?)。しかもその中から犬のえさ代もいくらか払っている。となれば1ドルだって無駄にはしたくないはず。
ブーは本気だ。
かくして安値王のWal-Martへ。
コタツカバーを作ったときヤードやインチに散々苦しめられた私はそれでもまだ疑っていた。ちゃんと布地が買えるのか?日本の本だからメートル法で書かれているはずだ。
ところが、ブーは私が他の売り場にうつつを抜かしている間にさっさと目的のサテンやらバイアステープやらを揃え、「こんなにたくさん一体何に使うの?」と店の人に呆れられながら17メートルものチュールを裁断してもらっていた。
そして帰宅するなり…
もくもくもくもくもくもくもくもく
作業を続けるブー。
気付いたらもう身頃ができあがっていた。
ひ〜!すごいすごいすごい!すごいよ〜〜〜(@_@;)
なんと12枚はぎ!しかも立体裁断!!(え?当然なの?)
どうやって縫うの?こんなの。
「ママ、本に載ってるよ」
既にどっちが母親だかわかりゃしません。
アメリカに渡ってきた頃、私にはまだコドモに負けることがありませんでした。いや、少なくとも私はそう思いこんでいました。でも違ったのかもしれない。ふと気付いたら、腕相撲でブーに抜かれ、水泳でフーに抜かれ、英会話でウーに抜かれていました。更にバレエでも料理でもバイオリンでも。
なんだか気付いたらあっという間です。
あっという間すぎます。
お母さん、老け込んじゃうからねっ!(T_T)
…なんて言ってたら人間性でも
もう負けてる負けそうです。がんばらないとなっ!
ブーに応援の一票を!→最後までがんばれよ♪

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