まあ、オットがいない間にトラブルが起きなかったためしが
ないので、何か起きるような気はしていました。
今日は病院の日。ダウンタウンまで行って…いつもならあっという間に済む診察が待ち時間ばかり長くてすっかり遅くなってしまいました。
しかも診察が遅くなったせいでスタッフがみんな昼休みに入ってしまい、予約は取れないわ、クレジットカードは使えないわ…でもっと遅くなって、結局ランチの約束に遅刻…。
急がば回れとはよく言ったもんです。
気を付けていたつもりだったのに、最後の最後の信号で、黄色に変わった信号に一瞬躊躇してブレーキを踏みかけたものの、
「あ、まだ間に合う、あ”〜もう間に合わない、あ、とにかく通り抜けた。」という微妙な状況…
友人の待つすぐ目の前のレストランに向かって左折した。
すると・・・ルームミラーに
ピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカ
とまぶしい光が映るじゃないですか。
まったく、この期に及んでもなお、
「なんかあったのかな?」と呑気にしていた私でした。…がっ、何が起きたかわかった瞬間血の気が引きました。
orn・・・・・2度目なんです。
去年の夏も、初めての道で急に40マイル制限が25マイルに落ちているのに気づかず、張っていたポリスカーに
捕まったのでした。2度目だからなのか、病院の帰りでいろいろ考えることがあったからなのか、友人を待たせているからなのか、血を抜かれたせいなのかボーッとして
「ああ、またやっちゃった」とぼんやり考えていました。
日本ではバイクで白バイに捕まったことが一度あるだけなのでよくわからないんですが、こちらの警察は違反した車の後ろに
ピッタリとくっついて屋根の上の赤と青のライトを
ピカピカさせます。それで違反者は路肩、店の駐車場もしくは近くの民家のドライブウェイなどに車を停め、中で
ひたすら待つ。
これが結構長いんですよ。その間にポリスが車のナンバーとか、ナンバープレートに張ってある保険の期限シールとかを確認して照会するのです。この時間があまりにも長いために「あれ?やっぱり自分とは関係なかったのかな?」と思ってユルユルと動き出してしまい、猛然とサイレンを鳴らして
追いかけられたという日本人奥様の話を聞いたことがあります。
待つことしばし。ポリスが車から降りて近づいてきました。
「私の名前はオフィサー○○です。私があなたを止めた理由は赤信号を進行したからです」と理由をまず説明され、「この車はあなたの?」「免許証を」「保険のカードは?」と次々質問を受けます。
「SSNは持っている?」
ノー。だって私まだビジネスビザの付属品だもの。「こんな免許証は見たことがないよ。どうして期限が1年しかないの?」
そんなの、こっちが訊きたいわ。毎年更新するの大変なんだから。
それでまた照会…さらに待つこと十数分。
親切な若いポリスマンは英語の不自由な私に噛んで含めるようにゆっくり説明してくれました。「あなたには2つのオプションがあります。罪を認めて反則金を払うか、コート(裁判所)へ出向いて審判の判決(?)を仰ぐか」
とりあえず、警察官の判断と違反者の主張が食い違えば違反者が裁判所に出向いて審議を申し立てることができるんです。
…と言われてもね…(涙)。
実際、知人で「今まで何度捕まってもその都度コートに出掛けて無罪を主張して認められている。だから一度も反則金を払ったことはない」という
ツワモノもいるようなんですが、
「だって通訳がつくわけじゃないんでしょ?」と弱気になってしまいます。もし裁判の末ギルティ(有罪)になったらどうなるの?って訊こうかと思ったのだけど、かわりに
「あなたならどうします?」と訊いてみました。ハイ、そのポリスマンに。我ながらツラの皮が厚いのに呆れます。
相手は
絶句してました。
そして口ごもりながら
「残念だけどそれは私には言えません。いかなるアドバイスも与えられません。」だって。
そりゃそうよね。ちなみに今回の反則金は$75。
「悪質じゃないし、スピードも出ていなかったので極めて軽いよ」
ってニコニコされてもね。
さあ、どうしましょ。黙って75ドルを支払うか
ブログのネタに社会勉強のために裁判所へ出頭するか、二つに一つです。
期限は一週間。ああ・・・・・・
そんなわけでちょっと落ち込んでますぅ。

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