朝起きると…真っ暗でした。
まさかの停電( ̄▽ ̄;)
イルミネーションもなく、それどころか部屋の電気もつかず…そして積雪40センチ!!さすがにオットも仕事へ行けません。
気温はマイナス10℃くらいかな。
我が家のキッチンはオール電力です。暖房はガスですがその制御を行うのは電気です。
つまり、
お湯も沸かせない(号泣)。
室温はどんどん下がっていきます。
震えながら暖炉に火を付け、近所の友人に電話。その家にはガス式の暖炉しかないので(電気で制御)どうなっているかと思ったらやはり寒さに震えていると言う。
思わず、うちの暖炉に当たりに来るように言ったけど…
「ありがとう。だけど今うち、犬が2匹猫が5匹いるの(^^;)。留守にはできないわ。」 クリスマスシーズンだから預けたり預け合ったりして遠出する人が多いのだ。
彼女は続ける
「あまり長引かないと良いけれど。忘れもしない1979年、やっぱり雪でひどい停電になっちゃって、4日間暖炉で生き延びたのよ。古いお鍋を暖炉にぶら下げてなんとかお湯を沸かして。それとあの頃は石油ストーブもあった。今は全部電気だから4日も生き延びられないわねー。」
無事を祈り合って電話を切った。(もちろんケイタイ電話です。バッテリーがなくなったらおしまい。)
車でラジオを聞くか?…
「あのさ…ガレージのドア、
電気で開くんだよね…」
・・・排ガス中毒で死ぬのはイヤだな。
暖炉の前で身を寄せ合って…待つのにも限界があるよね。せめて音楽が欲しいな、と思った私は仕方がないので自分でピアノを弾きにいった。
ところが。
ペトロフの音がうまく出ないんである。ここまで
軟弱な繊細な楽器だとは。それでも1時間くらいはがんばってみたけれど、耳と脚が冷えて筋肉が固まってきた。
撤退。
そうだ、つくろい物でもしようよ!
…そんなに都合良く沢山のつくろい物があるわけないじゃん。
すぐ終わっちゃったね。
本でも読むか。
…寒くて集中できないよー(T▽T)。第一、読みたい本はもう読み尽くしちゃってますしね。
「おなかすいたねー」
しかし。
一昨日自信たっぷりだった食料品の買い出しは
目の付け所が間違っていました。
コメや麺類をいくら買ってもダメだったんです。パンとかクラッカーとか熱加工なしで食べられる食品を蓄えるべきだった。
たった1斤しかないパンでブーがツナサンドを作ってくれた。
そして缶にちょっとだけ残ったカセットコンロ発見。アメリカに来てから一度、鍋に使っただけのカセットコンロ。缶に残ったガスはお湯をやかんに一杯わかすのがやっとだった。
黙々と食べる。我が家にしては異様に静か。
電力一向に復旧の兆しなし。窓から見える信号機も止まったまま。それどころか家の前の舗装道路も全く除雪されず。
陸の孤島というコトバが頭をよぎる。
寒さに弱いトリだけでも、暖炉のそばへ…
気を付けないと…焼き○○になってしまうのでは…。
4時間経過…
食料が尽きたらどうなるのか?なんて言葉はさすがに
誰からも出てこなかった。
人間って本当に心配なことは口に出せないんですね。
地下室はわずかに暖かい。でも暗いんだよね。どうする?地下に潜る?
…どうしよう(T□T;)
と思ったその時!
電力が戻ったんです!
ああ、文明の光よ!
というわけで。電気のある生活のありがたさを噛みしめている我が家です。
実は昨日の記事の後に書こうかと思ってたんです。
「これで停電でもしたら大変です。車のガソリン満タンにしておくの忘れたし。」って。
おそろしや。
そう、本来雪に閉じこめられる可能性がある日は
ガソリンをいっぱいにしておかなくてはいけないんです。そうしないといざとなっても車の中で暖を取ることができませんからね。
まさか停電で
ガレージのドアまで開かなくなるとは…思いませんでしたが。
4年目のアメリカ暮らし。まだまだ予測の付かないことばかりです。
雪に埋まる犬たち。暖房が切れてるんだからやめてよー(>▽<;)
ランキングの点数3ケタに落ちてしまいました〜(;O;)助けて〜どらどら♪

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