今日ははるばる500kmくらい運転して、一頭の
コリーをadopt(養女に迎える)してきました。
(aduptと書いたのはadoptの間違いでした。私、日本人にあるまじき「bad speller」なんです。というわけで訂正させていただきます。Sさん、ありがとう!)
名前は
Hope(希望)
5歳(推定)の女の子です。
どこかのシェルターに保護されて、コリーレスキューセンター(ボランティアが運営しているコリー専門のNo Kill=殺さない シェルター)に引き取られたのでした。
私たちが初めて彼女の姿をセンターのweb-siteで見てから半年以上は経つと思います。手入れなどされたことがなかった彼女は毛玉だらけ、汚物まみれで皮膚病になり、その美しい被毛を維持できませんでした。

写真の彼女は全身の毛を刈られ、スムース・コリーのようになっていました。度重なる出産で弱り、一週間以上昏睡で点滴につながれていたそうです。
残念ながら、犬の世界では
パピーミル(子犬生産工場)と呼ばれる、
劣悪な環境で次々に子犬を産ませ、売り飛ばす業者が後を絶ちません。Hopeはそういう環境にいた犬だったようです。あり得ない頻度でたくさんの子犬を産まされ、用済みになったら捨てられるのです。
まだ5歳にして用済みになったHopeは、ほとんどの歯を失っています。一体どういう人間がそんな心ないことを…そんな人間の歯を全部抜いてやれと思ってしまいます。
でも、そういう業者が商売をしていけるのは
「かわいい」だけで犬を買ってしまう人が多い故なんです。私自身、クッキーを「買った」時に、慎重な下調べと知識の上だったとは言えません。私も責任の一端を担っているのかも知れません。
ともあれ、数いる不運なコリーたちの中で彼女が私の目を引いたのはその名前のせいでもあります。
Hope is a good thing, maybe the best of things, and no good thing ever dies.
これは、私の大好きな映画[The Shawshank Redemption](邦題:ショーシャンクの空に)に出てくる主人公のセリフ。
「希望は良いものだ。たぶん最高のものだ。そして消えることがない。」
彼女はとても落ち着いた犬で、クッキーとも相性が良いようです。
レスキューセンターは、特別な建物を持たず、何人かのボランティアとボランティアのフォスターファミリーたちが面倒を見ています。HOPEと一緒に2匹のコリーと2匹のラブがいました。他の子たちも自分を選んで欲しくてすり寄ってくるので1匹を選ぶのは本当に大変でした。
巨大な後ろ姿はクッキー。中には虐待されて両目をつぶされてしまった子もいました。幸い、手術で視力はなんとか取り戻したようですが、心が傷ついて不安定です。
2時間のドライブの間ぐっすり眠って大物ぶりを見せてくれたHope。感情を出すことをあきらめてしまったように大人しい。
ちょっとびっくりしたこと。
この半年間、レスキューのサイトに載っていた彼女の写真は華奢な美少女って感じだったんですが、フォスターファミリーで今までの分を取り戻したのかすっかり
アメリカンな体型に変身していました。明日から少しずつ運動させなくては!
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