私の部屋は4畳半しかないんだが、時々思わぬ所から思わぬものが出て来たりする事があるんだよ。そんな中で、正月休みに部屋の整理をしていて発掘(?)したのがこちら。SONYのヘッドホンMDR-D333。
購入したのはいつだったかな?たぶん2年くらい前のはずなんだが、定かじゃない。値段は5〜6千円くらいだったと思うな。何が目的で買ったかというと、とにかく通勤の時に使えるコンパクトなヘッドホンが欲しかったから...だと思う。通勤時の必須アイテムであるiPod用のヘッドホンは、ず〜っとSennheiser(ゼンハイザー)のCX300(耳の穴に突っ込むタイプで、最近新型が出たみたいだね)が定番でね。すごく良い音で気に入ってるので、別に浮気する気はさらさらない。でも、これも使えるかなと思って、しばらくぶりに耳に当ててみた。
ご覧のように、すごくコンパクトに折り畳めて、携帯する分には合格。特筆すべきはコードで、携帯時には片出しのコードを左側の本体に、掃除機のコードみたいに巻き取る事ができる。鞄の中がコードのカオスになる事がないワケね。机に置いてもすっきり。
音は...意外と良い音なんだわ。左右の分離も良いし、上から中くらいまではきちんと出ている。少々音の線は細い感じで、ふくよかさとは無縁だし、下の方もドライバーの口径のせいなのか少々弱いけど、iPodから出てくる音を聴く分には充分合格点あげても良い。似たような値段である某ハウスのCPH-7000よりゃあ〜5万光年くらい遥か彼方にマシ。あれと違って「ぐわっ」とはずして、青い空へ放り投げたくなるような音ではない。でも気になる事が二つ...それは「圧着力が異常に強い」ってことと「プラスチックむき出しのフレーム」
見た目と違ってイヤパッドは深め。だから、私のような「エルフ系」の耳の形状でも、すっぽり収まる...のは良いんだが、耳周りをぐっと締め付けられるような装着感がある。私は眼鏡とは無縁だけど、サングラスかけて装着すると、ちょいとキツ目なんだわな。そして、左右のイヤカップを繋ぐフレームは、折り畳み機構があるためにプラスチックがむき出し。これね「それがどうした」という方がほとんどだろうけど、私には致命的でね。何せ私にゃ「髪の毛」というクッションがない。従って、頭頂部がプラスチックとこすれて...書いてて思い出したよ。そう、この強烈な圧迫感と頭頂部がこすれる感触がイヤで、ロクに使わずに死蔵してたんだわ。スキンヘッドの宿命はともかく、私ぁ頭、デカいのかな?
というワケで、上手く行けば「冬場に着用するホットレシーバー」代わりになるかな...という私の目論みは見事に崩れ去ったのでありました。オークションにでも出すか?...それとも、誰か使ってくれる人、います?