今年のNHK大河ドラマは「平清盛」...「天地人」以来、久しぶりに1年通して観てみようかなと思ってる。
私ゃそもそも「日本史」が好きでね。特に、大化の改新から平安遷都までの間が面白くて大好き。ぎりぎり遣唐使の廃止くらいまでかなぁ〜・・・貴族の女性が十二単(ひとえ)を着るようになると、もう萎える。その後は、下克上の戦国時代まであまり興味がなくて必要最小限の知識しかないから、実に600年の空白があるんだよね。このドラマは、まさにその空白期間のど真ん中の出来事なので、歴史的な背景とか登場人物の関連は良く解らない。まぁでも、高校の教科書に載っているくらいの基礎知識はあるし、どうせ歴史に忠実に作られているワケではないから、楽しもうとは思っているよ。それに「平清盛」中心の大河ドラマって、数十年前に「新平家物語」ってのがあって、こちらも毎週観ていた記憶がある。確か平清盛が仲代達矢で、時子が中村玉緒、後白河上皇が滝田修だったような気が・・・キャスティングも中身もほとんど忘れちゃったけどね。
で、この記事のタイトルは「プログレッシブ」・・・いや別に「キング・クリムゾン」と「平清盛」との相関関係について書くワケじゃないよ。何が言いたいのかというと「この『平清盛』という大河ドラマは、プログレッシブという映像技術で記録されて放映されているらしい」という事なのさ。
映像の技術については全くの素人なんだけど、この「プログレッシブ」(ノンインターレースとも呼ぶらしい)方式の映像を最初に意識したのは、ちょっと前にやってた同じ大河ドラマの「龍馬伝」だな。これはマトモに観た事は一回もないんだけど、たまにウチのヤツが観ているのを覗くと「なぁ〜んか妙に生々しい映像だな」って印象だったんだよね。普段私ぁNHK・民放問わず日本のドラマって全く観ないんだけど、イマ時はみんなこの方式なのかな?NHKの朝のドラマもそうみたいだし・・・みなさん、意識した事ってありますか?
私ゃこのプログレ方式、あんまり好きじゃないな。何かこう...あまりに生々しくて、動きが滑らかすぎて、照明の効果が効き過ぎているような気がして、何とも言えない落ち着かない映像に見えちゃうんだよ。そりゃもちろん、きれいでリアルな事には違いないんだがねぇ。例えて言うならね、私がどの作品観てもどうにも好きになれないディズニーのアニメって、どれもみなプログレっぽい動きをするんだよね。動きがリアルすぎて、かえってダメなんだわ。対して宮崎アニメとかはインターレースっぽい動きで、滑らかな中にも映像に落ち着きがあると思うんだよな。もちろん人様々で好き嫌いがあるし、平気な人は何を見ても平気だろうけど、私ゃやっぱり昔ながらの絵柄の方が好きだな。まぁこれから先プログレが主流になってしまえば、目も慣れるのかも知れないけどさ。従って(=念のため申し添えますが)某兵庫県の知事のように「この平清盛というドラマ、画面が薄汚いから見る気にならない」という、全く的外れな意見とは一緒にしないでね。彼は「瀬戸内海はどこまでも青く澄み渡っていないと気が済まない」ようだから。
さてこの「平清盛」だけど、人に矢が刺さったらちゃんと流血してたし、妖し気なシーンもあって中々良いね。映像はともかく、これからも毎週楽しみに観ちゃおうかな。女性の装束で言うと「十二単はNG」だけど「白拍子(しらびょうし)萌え〜」なんでね・・・誰も解らんか、私の趣味(笑)