22日の土曜日は、東京在住のシブちゃんが里帰り...久しぶりに「Beale Street Blues Band」の音合わせができましたよ。何でも「11月に、社員全員一度解雇される」という事で、退職金をもらってとっとと帰るつもりでいたらしいのですが、会社から「是非再雇用を」と頼まれて、チャンスを失ってしまったらしいです。まぁ私としては早いとこ帰って来てもらいたいのは山々ですが、会社から慰留を頼まれるとは素晴らしい。活動再開は、もう少し先に延びそうですね。
私ゃ現在、様々なジャンルの色々なバンドをお手伝いさせてもらってますが、やはり「Blues」というジャンルは良いですね。何かこう「あれこれ考えずに、本能のままベースが弾ける」っていうか...他のバンドで「こう見えても、私なりにけっこう苦労してるつもり」って思っているせいかも知れませんけど。でも、正直Blues弾いてるとほっとします。
当日は、ホームグラウンドの「たまスタ」(ドラムのたまちゃんの自宅スタジオ)で音合わせのあと、場所を移して手稲駅前にある「ミュージック酒場:アドリブ」ってお店でも演奏したんですよ。
いやまぁ〜こういう「箱バン」的な雰囲気は30年近く味わってないような気がするんですが、とにかくこの夏に購入したベース「CAJM5」(Sandberg)を見直す、良いきっかけになりました。アンプ持ち込みだったので、愛用している「Warwick CL」を持ち込んだのですが、これと「CAJM5」が非常に相性が良かったんですよ。「ただし...」という条件はありますけどね。
「CAJM5」って、やはり音は良い...ものスゴく良い音です。でも「ガツンと来ない」事に変わりはありません。で、結論から言うと「音量大きめに設定したアンプで、やさしく柔らか〜く弾く」と、これがスゴい。印象がガラリと変わって、今まで「弾き方を誤っていた」と言う事が良く解ります。まさに「箱バンのベーシスト向け」ですね。特に「演歌」「歌謡曲」「昔懐かしいポップス」「ビッグバンドジャズ」とかいうジャンルでは、無敵かも。何だか「なまら柔らかいピック」で弾きたくなるような音色になります。会場の雰囲気につられて、もはや30年以上忘れていたセッティングで弾いてみましたが、これがまたホレボレするような音が出てました。特に、何らストレスなく伸びるローエンドと豊かな中域、素晴らしいです。そうなんだ...こういうセッティングと奏法向けなんだぁ〜。そうと解れば話は別。実に気持ち良く「Blues」を堪能できました。
「StingRay-5改」を弾く時のように「思いっきりパワーを込めた、ぶりぶりミュートのフィンガリング」「バリバリのスラップ」で弾くのは、この「CAJM5」には馴染まない。今更ながら「奏法の違いによる印象の違い」について、再発見しましたよ。