ここんとこ、私ゃすっかりレギュラーメンバーとして定着した感じのラテン・ジャズバンド「Newports」...いつもは、リーダーの
宮木氏のお店「Newport」でライブをやっている。ラテン系のノリってのは、私のような8ビート人間には中々難しいものがあるんだけど、まぁ何とかかんとか・・・でも未だに頭のシンコペが、曲中でも(リズム酔いして)8分になったり16分になったり、頭のまんまになっちゃったりするけどね。いやしかし30過ぎてからパソコン始めて、40過ぎてからピアノを始めたけど、50過ぎてからラテンを始めるとは想像もしてなかったな。ま、それはともかく...
バンド自体は「サックス」「マイクで拾う生ピアノ」「ドラム」「パーカッション」と、私の「エレキベース」という構成。アンプは、いつも「Phil Jones Bass」の「Bass Cub」を持ち込んで使ってる。
過去記事にあるとおり(10/1/26など)Hot&Coolとかじゃ〜ちょっと使い物にならんけど、こういう構成で、あまり広いハコでなければ(お店自体はけっこう広いんだけど、奥行きはそうでもないので)これで充分・・・とまでは行かなくても、何とか使える。ただし、MASTER VOLは全開で、INPUT LEVELも2〜3時くらいまで上げなきゃならんけどね。INPUT LEVELをそこまで上げたら歪みそうなもんなんだが、ヘッドルームが広いのかな?Duncan搭載したStingRay-5でも、クリップインジケータはスラップの時に少々点滅するくらいだな。
音質的には問題ない。私ゃ相変わらずTONEは3つともほぼフラット。弾いてる最中はどんな音でお客さんの所に届いているのか解らんけど、すぐ側で聴いてる分には、サイズからはちょっと想像できない粘り強い音で鳴っている。案外そんなに音量を出さなくても、意外にちゃんと音が届いているかも知れないな。外国のアンプって(当然モノにもよるけど)側で聴いてたらベチャっとしてガサい音でも、客席で聴くと立派な音が届いている事があるからね。でもこれ、本番で長時間使用していると、段々ヘタってツブれて来るような気がするな〜。前回、本番が終わって偶然バックパネルに触ってみたら、スンゲ〜熱くなってて、思わず扇子で扇いでしまったよ(気休めだけどね)...その熱のせいかな?
普通アンプって、リハで電源入れたら本番終わるまで切らないけど、このアンプは使わない時はこまめに電源を切った方が良いかも。小音量時の歪みを排除するために採用した(と推定)class A/B amplifierが、アダになっている・・・かどうかは解らんよ(笑)
いずれにせよライブでは、メンバーの構成とハコのサイズによっては使えない事もないって感じ。何たって、公共交通機関(JR)に気軽に持ち込めるサイズだし、純正のソフトケースが付いているからね。でも、やはりこういう使い方が一番合ってるんじゃないかな?
新曲を耳コピーする時や、指慣らしにフリーで弾きまくる時なんかは「CD-BT2」のお世話になってた。このアンプを買うまでは、自宅で表に音を出して練習するという習慣はなかったんだけど(っていうか、自宅にアンプを置いてなかったから、ヘッドホンでモニターする以外の選択肢はなかった)これを買ってからは、たま〜に表に音を出して弾いてるんだわ。自宅で適度な音量で弾く分には、サイズが同じようなそのへんの安いアンプとは、比べ物にならない程良い音...弾いてて実に気分が良いよ。仮にこういう用途の為だけに、実売価格で5万なにがしかの買い物をするのは「高い」のか「安い」のかの判断は難しい所かも知れないけどね。
あなたがもし「どこにでも気軽に持ち運べて、しかも音が良いアンプ」をお探しだとしても、「出力100W」とはいえ、普通のロックバンドやブルースバンドでは「決定的なまでにチカラ不足」で、使い物にならないのでご注意を。