
泥沼に沈みかかってる?
何やってるのかと思いましたよ、ホントに。
台南に行ってきたんですけどね、山間の人工池においちゃんがこんな状態で。
何やってるんだと思います?

ありゃ、そんなに深い所じゃなかったんだね。
何かをつかんでシャバシャバと水で洗っているようです。

ん?
茎かなんかでしょうかね?

で、沼地の縁から覗いてみたら、ありゃ、見覚えのある水草が。
ヒメシロアサザ
本州から九州、琉球、朝鮮、中国に分布するんだそうです。
これ、食えるんですよ。

この料理、ショキショキした歯触りでなかなか旨い。
僕はこれ、かなり好きなメニューの一つです。
でね、これ、今まで通訳の子にハスの茎の料理だって聞かされてたんだけど、今回たまたま収穫してるところに通りかかったもんで、やっとその正体がわかったんですよ。
って、まぁ、僕が知らなかっただけなんですけどね。
ヒメシロアサザは、食う地方もあるって話しは聞いたことがあったんですけどね、まさか、自分が旨い旨いって食ってたのがそれだったとはねぇ。
さて、実はこの料理で気がついた謎が一つ。
一緒に炒められている納豆みたいなのに注目してくださいな。
これね、赤味噌の麹で発酵させたものみたいなんですよ。
臭いと味でわかるって言うか、実は僕の実家のあたりになぜだかこれと同じ物が、昔から作られてまぁ、知る人ぞ知る名物なんですよね。
浜納豆って呼ばれていて、糸は引きませんけど、お茶漬けとかで食べると、赤味噌臭いというか独特の味わいなんですけどね。
このヒメシロアサザの炒め物、実は前から僕が旨いって気に入って色々紹介していた料理は、どうやらすべてが
客家料理と呼ばれるものらしいんですよ。
これは、通訳の子に改めて教えてもらってわかったことなんですけどね。
wikipediaによれば、客家はハッカと発音すると紹介されているけど、台湾の人たちは違う呼び方で呼んでたのだよ。
あ、いや、ちょっと訂正。
客家の人たち自身では、自分たちのことをハッカと発音して呼んでいるのかも知れませんけど。
ポケットからメモが出てきた。
客家料理のことを客家菜(コージェーツァイ)って呼ぶんだって、発音記号で書き留めたんだった。
コージェーツァイの(コ)は、K音を日本語のKよりも強く発音してました。
まぁ、一応念のためにメモしておくのだけれどね。
広東語って事なのかなぁ?
以下、wikipediaからの抜粋。
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客家(ハッカ、客家語