http://www.flickr.com/photos/26034413@N04/4369489374/
画像は、いわゆる一つのイメージです。
ヨーグルトを毎日少しずつ食べるようになって、確かに花粉症は随分と軽くなってきた。
今年飲んだ花粉症の薬は、先々週だったかのピーク時にたった2錠(通常大人は1日9錠の薬)。
これだけ。
ホント、目薬もそんなに頻繁にささなくて良くなったし。
むしろ去年の秋の時ならぬ黄砂襲来時がとてもひどかった。
鼻の粘膜をやられて、鼻血が出るんだから恐れ入る。
で、今回の黄砂は警戒する気分もあって前から言われてた放射能やら不埒な化合物関連の情報を調べてみたのだった。
「黄砂、放射能」でググるだけで、出てくる出てくる。
放射性セシウムやプルトニウムのような人工放射能に関するデーターは過去50年分が蓄積されてるんだね。
チェルノブイリの影響もまださめやらぬ中、*中国のウイグル自治区、ロプノールで行なわれた核実験による死の灰が黄砂とともに日本に降るようになったってな情報とか、わんさか出てくる。
*印「黄砂による放射能汚染・黄砂に含まれるプルトニウム」を参照
http://emigration-atlas.net/environment/china-dust-sand-storm.html
それにしても、この件に関して全く報道されないのがこの国らしいと言えばそれまで。 汗
ガイガーカウンター、欲しいよね。
http://homepage.mac.com/infant/omotya/shoji036.html
子どもの頃、「シャボン玉ホリデー」ってな番組で放射能雨のことをネタにした替え歌が流れたことがあってね、今でも憶えてる。
♪雨が小粒の真珠なら
恋はピンクのバラの花〜♪
♪放射能雨に濡れないように
傘をさして歩こうよ
♪別れたくない二人なら
逃げて行こうよどこまでも〜♪
本歌は「
雨 の 中 の 二 人」。
調べてみると、昭和36年/1961年だったんだねぇ。
8月13日 ベルリンの壁構築。
10月30日 ソ連が50メガトン核爆発実験実施。
10月31日 ソ連の核実験による放射能雨が問題化。
今と違って、風刺とかがちゃんと生きてた時代。
報道関係が足並みそろえて口をつぐむ今日この頃とは訳が違ったよねぇ。
原発で放射性物質をヒシャクでくむような国だから、活断層の上にプルサーマル造ろうってな国だから、黄砂の放射能が報道されないくらいで苛ついてちゃこの国じゃ暮らせないってのも良くわかるんですけどね。
それでも、僕が子どもの頃には西で核実験があると言えば放射能雨の警報が流れ、
北で炉心融解があると聞けばオロオロ歩いたものだけど、
今じゃ♪黄砂に吹かれて頭が禿げるなんて、冗談言っても通じない世の中。
まぁ、禿げる云々はともかくとしてA(^_^;
シャレにならないのは、内蔵被爆だね。
放射性セシウムは、半減期が30年。
最初に積もったときの放射線量が半分に減るのに30年、さらにその半分の1/4に減るのに30年、1/8になるのにさらに30年。
毎年黄砂が農地に積もって、食い物に濃縮されたのを毎日喰って体の中に放射性物質を蓄積して内蔵被爆し続ける。
もちろん、海にも多量の黄砂が降る訳だから、海産物だってね。
まさに地球は一つ。
♪別れたくない二人なら
逃げて行こうよどこまでも〜♪
逃げ場はどこにもないのだ。
核シェルターとか考えたバカも居たけど、生態系そのものが壊されたあとでどうやって生き残るつもりだったのか、僕的には未だにナゾの思考回路だわさ。
いずれにしてもお楽しみはこれからで、今日の空が透き通っているからって、安全になった訳じゃないあたりが何とも春の憂鬱。
ちょっと抜粋。
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黄砂の甚大な被害と、「国家機密」としてデータ共有を拒否する中国
http://wiredvision.jp/news/200803/2008030523.html
以下上記リンク先からの引用
http://wiredvision.jp/news/200803/2008030523.html
Photo credit: NASA
中国は、モンゴル、日本、韓国との間で計画されていた監視プログラムを開始する予定だったが、最近これから離脱した。自国の機器を他国が気象データの収集に使用することを中国は拒否し、今後収集する情報を「国家機密」であるとし、共有しないと述べている。
この決定は、昨年制定された、国家の安全に重要であるとして気象観測データを外国と共有することを禁じた法律に沿うものだ。
中略
汚染物質は肺や免疫系疾患を引き起こす可能性もあり、影響はさらに大きくなる。[Environmental News Networkに掲載されたReuters記事によると、韓国政府の支援を受けているKorea Environment Instituteは、黄砂による1年あたりの経済的被害を58億ドル、死者は165人、病人は180万人と推定している。]
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農業環境技術研究所 [PDF] 黄砂とともに飛来する放射性セシウム(137Cs)
http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/result/result24/result24_68.pdf
http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/result/result24/result24_68-f1.jpg
図表は上記[PDF] 内の物と同じ内容で、農業環境技術研究所
http://www.niaes.affrc.go.jp/からのリンクで表示しています。
http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/result/result24/result24_68-f2.jpg
図表は上記[PDF] 内の物と同じ内容で、農業環境技術研究所
http://www.niaes.affrc.go.jp/からのリンクで表示しています。
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5、環境における人工放射能50年:90Sr、137Cs及びプルトニウム降下物
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/2007Artifi_Radio_report/Chapter5.htm
以下上記リンク先からの引用
つくばの気象研究所の観測では、2000-2002年の黄砂年でも年降下量にすると著しい増大はなかったので、どのように黄砂の影響を捉えるべきかが課題となった。黄砂年の人工放射能降下量には地域性が顕著で、北日本/日本海側で90Srおよび137Csの降下量が著しいことが報告されている。特に2002年3月には全国で人工放射能が検出され、その最大降下量は、90Srで160 mBq m-2(青森)、137Csで820 mBq m-2(青森)に達した。降下量の多かった北日本/日本海地域では、降下物中の137Cs/90Sr比が高く、137Cs比放射能も高い。さらに、Igarashi et al. (2007) は、2002年3月の北日本/日本海側で黄砂目視観測と137Cs降下量に正の相関を認めた(Fig. 17)。他方、南日本/太平洋側では降下量は小さく、降下物中の137Cs/90Sr比が低く、137Cs比放射能は低い。このように地域的に違う性状を降下物が示すことは、地理的・気候学的に異なるダスト発生源からの由来を表すと考えた。
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海外移住と黄砂汚染の地図
http://emigration-atlas.net/environment/china-dust-sand-storm.html
↑ここはいろんなリンクが貼ってあって参考になりますね。
黄砂に混じって死の灰が降るようになったのは、中国の砂漠化が進んだことが原因なんだそうです。
黄砂が止んでもダムや河川、農地や飲料水なども汚染されてしまうので、農産物も決して安全ではないと言う話し。
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ついでにここもご紹介。
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東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測
http://www-cfors.nies.go.jp/~cfors/index-j.html
九州大学/国立環境研究所
化学天気予報システム CFORS
による 翌々日までのリアルタイム予測
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気象庁 黄砂観測実況図
http://www.jma.go.jp/jp/kosa/index.html