ちょっと用事があって浅草まで足を伸ばしたついでに夕方になってから浅草の観音様に寄ってきた。
と、外人さんが「エイゴハナセマスカ?」って声をかけてきた。
「えぇ、少しなら。」と、僕。
「オシエテクダサイ、ディーングディーング、キガオトヲタテテイル、ドウシテ?」
??????
.....そう言えば、ヨーロッパの地方によっては蝉がいないので、日本に来た研究者だかが木が音を立てているって仰天したってな話しを思い出した。
「これはね、蝉って言う虫が鳴いてるんですよ」
蝉という英語が思い出せなくて、とっさにスペイン語だったかポルトガル語だったかの「スィガーザ」っての(うろ覚え)を思い出して、
「蝉は、スィガーザ、スィガーダ、昆虫の一種です。」
「ムシ?オォ〜!コオロギノコトデスカ?」
「ちがいます、全く別のなかま」
って言っても何のことかわからないだろうから、幹に止まって鳴いている蝉を見つけて「あれだよ!」って教えてあげた。
ビックリしながらも納得したみたいなので、「ヨーロッパとかには居ない地域もあるそうだけど、どこから来ましたか?」って聞いてみたら、
「フィンランドから来ました」だって!!

写真は沖縄で撮ったクマゼミで〜す。
あぁ、憧れのフィンランドから!
あそこなら確かに蝉は生息してないね、なんて納得してたら、その彼、仲間を呼んで説明し始めた。
「キニトマッテイル、ムシガナイテルンダッテ!!」
皆それぞれの驚きを表す様子が何だかほほ笑ましかったんで、もうすこし説明してあげることに。
「目の前の木で、2種類の虫が鳴いています。」
「茶色いのと緑のがいるでしょう?」
「それぞれ違う声でなく別の種類で、この辺ではとってもポピュラーな生き物なんですよ。」
皆さん興奮してワイワイ言いながら蝉を見物し始めたので、そのままそ〜っとそこを立ち去ったのでした。
帰ってから調べてみたら英語ではCicadaなんだね。
たぶん英語でも似たような名前だったよねって思って、まぁだいぶ近かったね。
イイコトにしよう。
A(^_^;