指揮: 沼尻 竜典
ピアノ:小菅 優
ドビュッシー/ 牧神の午後への前奏曲
ベートーヴェン/ ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
ブラームス/ 交響曲 第2番 ニ長調 作品73
冒頭、被災された人々に追悼の意を表す演奏が始まりました。
バッハのアリアです。
演奏を聴いていると、テレビで放映された被災者たちの姿が目に浮かんできます。
演奏後、拍手はなく団員と観客は全員起立して黙とう。
会場は静まり返りました。
不自由な生活を余儀なくされている人のことを思うと、涙がでてきます。
震災後、初めての定演でした。
新聞では、
こんな時期に演奏会は慎むべき、
こんな時期だからこそ、演奏すべき、
との賛否両論があると報じていました。
震災で被災した人たちばかりではなく
それを見守るしかないできない私たちの心も辛くて痛みます。
みんなが元気になるために演奏は続けて欲しいと思いました。