正先生から電話がありました。
チケットの手配の打ち合わせです。
ウィーンフィルのチケットを希望していますが、
定期演奏会なので全て予約済みとのこと。
ウィーンに着いてからキャンセルを待つ、ということで了解済みでした。
今日連絡があったのはプローべ(ゲネプロ)を聴くのはどうかということです。
前から興味があったのですが、
その日はザルツブルグへ日帰りで行く予定で無理と思っていました。
ところが、キャンセル待ちをするより絶対チケットが取れるゲネプロの方がいい、
という希望者が出てきたようです。
その為ザルツブルグに行く日を変更するかもしれない、というのです。
ではいつザルツブルグへ行くのでしょう。
「アイーダ」と「バイエルン」のチケットは手配済みで、
その日を抜かすと19日しかありません。
ところが19日は魔笛があります。
大好きなオペラです。
チケットの手配をお願いてありました。
ザルツブルクに行けば聴けなくなってしまいますが、
正先生に、それでも良いです、と返事をしました。
夜になって、もやもやしてきました。
ウィーンでモーツアルトの魔笛を聴くチャンスなんて、
もうないかも。
絶好のチャンスを逃してしまうなんて・・・。
「いちじんさんはザルツブルグに行くの?」
「ああ、行くよ」
「私ひとりで魔笛を聴けるかな?」
「大丈夫だろう」
夫婦の会話はこれでおしまい。
ひとりで一日ウィーンを過ごすなんて、ちょっと心配。
でも、魔笛は聴きたいし・・・
モヤモヤが続きます。