Oさん宅の「遊庵」
コンサートの為に造ったわけではないけれど、
音楽の好きなOさんのことです。
木の温もりのある吹き抜けのワンフロアーに
ちょんみさんの歌声が響きました。
6時、矢野敏広さんのギターが「京成線」のイントロを奏で
いよいよライブの始まり。
数曲歌って、「それではスペシャルゲストをお呼びします」
と、ちょんみさん。
「青木大輔くんで〜す・・・」
以前、前橋のライブでやはりゲスト出演したシーク奏者です。
あのときはまだ高校生でしたが、もう25歳とか。
ここで一曲、と思ったら、
大輔くんシークを持って来なかったのです。
「ああ、残念!」と、ちょんみさん。
すると、「私持っているので取ってきますよ」と言う人が。
ちょんみさんが1曲歌っている間に、彼女は戻ってきました。
息子さんがペルーに出張で出かけた時の土産だそうです。
今まで誰も吹かなかったシーク。
いえ、吹こうとしても音が出なかったようです。
大輔くんは軽く音を確かめました。
そしてリクエストの「コンドルは飛んでゆく」を演奏。
音域が少ないので、吹き辛そうでした。
特に高音が出ないのです。
それでも熱演してくれました。
次に、ちょんみさんの歌に合わせて演奏。
リハーサルもなく
ましてや吹く心構えがありません。
どうなるの?・・・
その辺は流石です。
歌を邪魔しないよう、
なお且つ、歌を引き立てるよう、
上手くアレンジして演奏していました。
アドリブの力がたいしたものです。
演奏が終わると客席から大きな拍手が沸きました。
一番喜んだのは持ち主でしょう。
とてもうれしそうに、感謝の言葉を言っていました。
私は大輔くんが人の楽器を用いて吹くことに感動です。
後半の演奏が終わり、
アンコールは「おてんとうさま、ありがとう」
みんなで大合唱です。
そして、打ち上げ。
これがまたすごいのです。
お赤飯にけんちん汁、漬物や煮物、
ここ、滝の里農場で収穫されたもがいっぱいです。
手作りのケーキやまんじゅう、そして料理など
参加者からの差し入れもたくさんあり、
3つ用意した座卓に並べきらないほどでした。
お酒も入り、和やかになってくると、
まずOさんが自作の曲をギターで弾き語り、
ハングル語で歌う人や、
ギターの弾き語りで「イマジン」を歌う人も現れました。
そして、美しいソプラノの声で「翼をください」をアカペラで歌う人も。
大輔君もシークで一曲。
そして、矢野敏広さんもちょんみさんも
一曲ずつ歌ってくれました。
参加者との交流で新しい出会いもあり、
とても楽しいライブでした。
5年前の「畑でライブ」です