昨年7月から伊藤久美子先生にお世話になり、初めての発表会がありました。
ピアノを習い始めたとき、ゼッタイ発表会には出たくない、と思っていたのに
なぜかみんなの前で弾いてみたい気持ちになったのです。
それに、個人レッスンだと他の生徒さんとの交流もなく、
どんな人がどんな曲を練習しているのか興味もありました。
ひとり2曲を前半と後半に分けて1曲ずつ15名が順番に弾きました。
私は2番目。
まずはトップバッターでなかったのでひと安心です。
家で練習しているときは立ち止まることなく弾けた「エリーゼのために」
本番では一瞬、手が止まってしまいました。
やはりリズムが速くて何度も何度も部分練習をしたところです。
止まったあとどこから弾こうか、が問題でした。
少し戻ろうか?でもどこまで戻ったらよいか?
とっさに、「えい、飛ばしちゃえ」と一小節くらい先のところから弾くことに。
うまくごまかせたかな・・・?
弾き終えると、緊張がすーっと消えました。
今ならよく弾けるのに・・・
2曲目は大丈夫かも。
そう思ったのも、つかの間。
休憩のあと、では後半を続けましょう、との言葉にまた緊張感が走ります。
今度は「荒野のバラ」
やはりエンディング、テンポが速くなり盛り上がるところで一瞬、ウっと。
ここでも止まってしまった小節を飛ばして弾くことに。
最後両手の和音はしっかり弾けました。
終わりよければ全てよし。
緊張感もたまには必要かも知れません。
そこから解き放されたときの爽やかな気分はとても心地よいものでした。