このところ、「里山を歩きたいな〜」という思いが強くあります。
先週の日曜日もそう思いながら、ひとりで群馬の森までサイクリング。
それはそれで楽しかったのですが・・・
「今日はどこか鳥見にでかけようか」
いちじんさんと相談しながら、二人で近場の探鳥地を思い浮かべます。
でも、「里山を歩きた〜い」との思いは消えません。
それもあまり遠くなく近くに雑木林があれば理想的です。
そこで出会える鳥がいれば最高です。
10時ごろから目的地がはっきりしない行動が始まりました。
ただ、鳥を見たい、という思いは私もいちじんさんも同じです。
観音山辺りでまず鳥見。
次に、里山を歩きたい〜、と地図を頼りに隣町の吉井方面へ。
雰囲気のある集落が出てきました。
道路をはさんで北側の南斜面には家が点在し、道路の南側は少しばかりの畑があります。
こんな風景が大好きです。
こんなところを歩いてみたいと思いながらも、どこを歩いていいかわからないし、
いちじんさんは先を急いでいるようでした。
毎年水鳥を見に行く池に着きました。風がビュービュー吹いています。
「あっ、回っている」
いちじんさんが声を上げました。
ハシビロガモが5,6羽、輪になってクルクル回っているのです。
今朝、NHKのラジオ番組で日本野鳥の会の安西さんが話していました。
ハシビロガモの特徴は数羽が水面をクルクル回りながら、嘴をパクパクして採餌をすると。
朝、ラジオで聞いたことと同じ光景をその日のうちに見られるなんてラッキーです。
次はミヤマホウジロがいるはずの公園へ。
山間は日が陰るのが早いです。
いつもと違う駐車場に止めました。その方が例の場所に近いから。
そこで、見られたのはミヤマホウジロ・カシラダカ・ルリビタキ・アトリ・シジュウカラ・コガラ。
一度にこんなにたくさんの鳥と出あえれば興奮するはずなのに、あまり感激はありません。
何かが違っているのです。
そう思いながらも餌場に集まってくる鳥たちを見ていました。
私も自宅の庭に餌台を置き、メジロやシジュウカラやカワラヒワがやってくるのを楽しんでいます。
餌付けをまったく否定している訳ではありません。
ただ、山道を歩いていて、ふと出会う鳥たちに何故か感動します。
「今、裏山にオオマシコが来ていますよ。この大雪でたぶん数が増えるかも知れません。
行くのも雪で大変ですがね」
ネットのお友達から、こんなメールが届きました。
彼は里山でイチゴ農園をしている人です。
春や秋には行ったことがありますが、真冬はありません。
私は寒さが大の苦手です。
それでもオオマシコニ釣られて行ってみたいような気もしてきました。