東北関東大震災が起きてから数日間は
いつ大事なニュースが入るかと心配で、ずっとTVを消すことが出来なかった。
どこも被災地のニュース一色。
現地に救援隊が入るにつれて、現地の声や映像が更に入ってきて、悲惨な状況に言葉を失いだんだん頭痛もしてきて、何も考えられなくなった…。
震災の翌日から立て続けに入っていたライヴは1つ1つ、電車、余震、お客様の心情、演奏メンバーの状況、お店の意向…等を考慮して中止すべきか悩んだ…。その都度、お店やメンバーとも話し合った…。
でも結局4件とも、電車や停電等、物理的な理由で無理だった。
ライヴも出来なかったので、TVのニュースに注意しながら、防災の荷物を見直して備えたり、なるべく少ない材料で食事を作って、身内を支える毎日に集中していた…。気持ちは内側に向かうばかりだった…。
私はシンガーとして、被災地の方々に向かって、世の中に向かって、何か出来ないのだろうか…。
ずっと考えていた…。
安室奈美恵さんが5000万円を寄付したと知った。
大物の大先輩シンガーは義援金チャリティコンサートを計画している方々もいる。
私はまだ小さなシンガーで、大金なんてもちろん無いし、多額の義援金を集める社会的影響力も無い…。
国民の1人として、身の丈にあった募金や節電やたくさん買わないことに努めるしか、私には出来ないのだろうか…。自分の無力さに悶々とした。
私も大きくなって、たくさんの方々の気持ちを集めて被災地に届けられるようなシンガーになりたい…と思った。
…………………
屋外スペースでの義援金チャリティコンサート出演に急遽、誘ってくれた音楽仲間がいた。
…でも、日数が無かったことや交通の問題で演奏者が見つからず、機材の用意等周りの方も頑張ってくれたけれど断念せざるを得なかった…。このことでまた気持ちは沈んでしまった…。
昨夜はぼおっ…として、インターネットの記事やブログを読んでいて、いつの間にか朝になっていた…。
でも、いろいろな方の考えや想いに触れているうちに、だんだん気持ちが落ち着いてきた。
小さなライヴでは、僅かなギャラの中から演奏者にギャラもお支払しなければならないし、募金を計画するのはかなりの無理がある。私も演奏者もそれぞれの生活がある…。
結論として私が思ったことは、今は自分が出来ることをするしかないということ。
私は、募金については現状で個人として出来る額を赤十字にさせていただく。
義援金チャリティコンサートに出演の機会があった時は 極力積極的に参加して、いい音楽を届ける。
ライヴでは、今の混乱する世の中に安らぎや元気を届けられるよう全力で歌い、いらしてくださった方に、明日からまた頑張れる活力を取り戻す時間を創らせていただくことだと、思いました。
そして、音楽を発信出来る憩いの場であるお店も、この大変な状況下で消滅してしまわないよう、私達ミュージシャンも頑張って盛り上げていかなければと思います。
芸術の力が人に勇気や元気を与え、世の中を活性化させてくれることを信じて、1つ1つのライヴを、心を込めて歌っていきます…。
次のライヴは、
3/22(火)本郷三丁目 Gout
3/29(火)関内 Speaklowです。
皆さん、どうぞ、元気になりにいらしてくださいね!(^ー^)/
…Keiko Heart♪…

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