4年前、阪急・京都本線の電車に乗って河原町から長岡天神へと行って来たのですが、上の写真は、その際に途中下車した桂駅のC号線から嵐山方向を撮影した、同駅構内の様子です。
この駅は京都本線と嵐山線の分岐駅で、
前にも書いた事がありますが、私は「この駅から路線が分かれる」という性格を有する所謂“分岐駅”が何故か好きなので、特に用も無く桂駅で下車して写真を撮ってきました(笑)。
この駅は、京都市西京区川島にある、島式ホーム3面6線を有する、京都本線の中では規模の大きな駅で、駅舎は橋上駅舎です。
ホームは西側からC号線、以下1〜5号線となっており、原則として1号線が嵐山線、2〜5号線の2面4線が京都本線のホームとして使用され、桂車庫と直接繋がっているC号線は、同駅始発の河原町行きの普通電車が発車する以外は専ら回送列車の引込線として使われています。
かつては、中央の島式ホーム(現在の2・3号線)が嵐山線専用ホームだったのですが、本線の10両化の際に駅構内の線路配置が変更され、その時に現在のように左端のホームが嵐山線ホームになりました。
線路配置変更前、嵐山線と立体交差していた京都方面行きの線路は、現在は桂車庫構内に取り込まれてしまっています。
京都本線と嵐山線を直通する列車はほとんど設定されていないので(行楽シーズンには梅田から直通列車が走りますが)、ここで線路が立体交差している必然性は別段ない、と判断されてしまったようです。
ちなみに、C号線は、元々は車庫の移動用側線であり、その時の名称がC号線だった事から、同線に乗降ホームが付けられてからもそのままC号線の名称が使われています。桂車庫構内には、A号線とB号線もあるそうです。

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