「中之島直通の快速急行、5月から昼間の運転を廃止」
京阪(中之島線関係)
今月1日、京阪は、淀駅付近の上り線の高架化に合わせて今年5月28日にダイヤ改正を行うと発表しました。
そして、そのダイヤ改正に合わせて、
中之島〜出町柳間を結んでいる速達列車「快速急行」の昼間の運転を廃止することも発表しました。
現在、中之島〜出町柳間の「快速急行」は、昼間に1時間あたり2本運転されているのですが、
中之島線の利用が当初予測の半分以下にとどまることなどからこれを廃止し、かわりに、観光需要が見込める淀屋橋〜出町柳間の「特急」を1時間あたり2本増発するそうです。
これにより、ダイヤ改正後の淀屋橋〜出町柳間の「特急」は10分間隔の運転となり、現行の168本から193本に増発され、中之島線開業前の本数に戻ることになります。
ちなみに、中之島線とは京橋で必ず接続を行うようにし、京橋で乗り換えても中之島〜出町柳間の所要時間は61分となるので、現在の快速急行より3分短くなります。
また、大阪方の運転本数も見直し、現在1時間あたり計12本運転している大阪方の近距離列車を、1時間あたり6本に半減するとしています。京都方の直通列車も合わせると、大阪方の列車本数は1時間あたり24本から18本に減ることになります。
全体の運行本数は、1381本(平日)から1285本と7%も減り、京阪としては過去最大の削減になります。
平成21年7月7日の記事でも詳細を報告させていただきましたが、残念ながら中之島線は、相変わらず苦戦が続いているようです。
中之島地区全体の開発が遅れていることや、他線に乗り換えるにしても直接接続している路線がないため一旦地上に出なければいけないという不便さもあり、結局、新しく開業した中之島線よりも、従来からある京阪本線を利用するほうが便利ということなのでしょう。
しかし、中之島線は西九条や新桜島方面まで
路線が延伸されて、初めてその真価を発揮するので、それまでは何としても踏ん張り粘り続けて貰いたいです。

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