小鹿田焼「唐臼」
陶芸の古里として有名な窯場だが。実に山奥の静かな集落だ。
ここは、10件の窯が川沿いに軒を連ね、昔ながらの手仕事で、黙々と生活雑器を生産している桃源郷である。
のどかに休み無く働いている唐臼が象徴的だ。
土の採取から販売まで、一貫して自宅で行っている。すべて手仕事だから、機械らしき物は無い。一貫しての形態は吾が窯と同じであるが、土作りの作業に土練機などを使っている吾が窯は、些か近代化している所だ。
3百年の間、変わることの無い生産体制は、文明の利器が氾濫している現代に於いては、かなりの硬い意志が必要であろうと思う。
組合でも、最近漸くホームページを開いたという。
桃源郷とホームページは少々ミスマッチかな?

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