「死亡退院―生きがいも夢も病棟にある」清水哲男 南日本新聞社 (2004/07)

難病と向き合いながら、それでも生きる。人はなぜ生きるのか、ほんとうの幸せとは何かを問い続け、病棟で生きがいと夢を追い求めた36年の生涯。筋ジス患者・轟木敏秀の生と死、そして愛。
の 著者 清水哲男さんが 京都での仕事の後 鹿児島に帰られる前に マイクの家に来て頂いた
マイクのALSが
3重苦3重の 9重苦であって 天罰としか考えられない事
また 10年間安楽自死をブログで考えてきたことを実践せよとの天命でもある事
を話させていただきました
在宅療養が難しいマイクの家庭事情を話し 病院死が困難なら 自死を急ぎたい心情をも話しました
医療制度によって 長期入院ができなくなって ALS患者には 胃ろうと人工呼吸器の手術のわずかな入院しかできないのです
「死亡退院」は 筋ジスの苦痛対処が必要で 長期入院ができた頃の轟さんなのです
ALSの特殊性と 医療制度の矛盾について マイクに社会的なアピールの必要性を話されましたが その様な気力はもうありません
その様な矛盾について 色々な方の意見を調べてみますとのお言葉を頂きました
内向きでネガティブ思考で 籠ろうとしているマイクに 外とのコンタクトをご自分とのメール繋がりを含めて大事にするようご指導を頂きました
最後に マイクに関心と興味を持っていただいたことを知って これまでにない嬉しさを感じました
そこでお礼に お酒の好きな方だと知っていましたから マイクのアートコレクションの一つ 陶器で2重構造のマグカップ(蓋付き)をお受け取りいただきました
電子レンジでお酒の燗ができると思いついて 作家に話したらそれを売りにするようになった作品です
帰りしなに マイクの心情が自死の可能性・・%だとお話したら 納得されたように見えましたが複雑な気持ちになりました
とにかく今は この程度の症状で自死するなんて恥ずかしいことはできませんが 何時までか また良い状況が訪れるかどうかは全く分からない不安で一杯です

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