今朝の京都新聞の「暮らし」のページに いのち見つめてBー比良を望む病院から 堀泰祐(滋賀県立成人病センター緩和ケア科長)の連載で 『「早く死なせて」から すべてを人にゆだねて』と題したエッセイがある
ガンで死にかけたご婦人が 人に役立つことを生きがいにしていた自分にはもう生き甲斐がなく 早く死なせてと鎮痛剤をも拒んだという
しかし遠方から娘が世話に来て 緩和治療を受け入れると「今は助けてもらってもいいのよ」と言うようになり 自分の全てを人にゆだねてもよいという価値観に逆転したとある
その方は「私には愛する家族や 良くしてくれる医者や看護婦がいます こんな幸せなことはないです」と言う
また 「何もできない自分を許し受け入れることができたのだ」と著者は結論しています
しかし 誰でもそうあるとか そうできるものではありません
そのような理想を夢とするのは当たり前ですが そのように幸せな方はほんの少しである現実を自覚し 自身の心の準備だけではなく 社会を現実に対応させるべく 先ずは終末期に近い我々老人が 運動するなり実践して見せる必要があります
幸せな人ほどそのように考える責務があるのではないかと マイクは思うばかりです
なにも実践できませんマイクには まだまだ人ごとなのです

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