今日の記事はいつもと少し趣向を変えて、
僕が「言葉」に対して日頃から思っていることを書き記してみようと思います。
結論から言うと、
「前向きな言葉を使おう」ということです。
僕は、言葉遣いの悪い人が昔から苦手です。
そういう人との付き合いは、なるべくしないようにしてきました。
人の性格は言葉によく表れるものだと思います。
■マイナスな言葉、プラスな言葉―――――――――――――
インターネットを見ていると、たまに「死ね」とか「クソ」とか、
汚い、人を傷つける、マイナスな意味の言葉を見かけることがあります。
そういう言葉って、たとえ自分に対しての言葉でなくても、
胸が締めつけられるというか、ずっしり重くのしかかってくるというか・・・
とにかくイヤな気分にさせられるんですよね。
皆さんも、おそらく経験されたことがあるのではないかと思います。
イヤな言葉って、ほかの人に伝染しやすいと思うんです。
人間だから、そういう苦々しい感情を持つことも時にはあるかもしれないけれど、
ほかの人がイヤな気分にならないよう、そういうマイナスな言葉は
口に出さないようにしたいと僕は思っています。
そして、伝染しやすい、というのはマイナスな言葉だけでなく、
プラスな言葉も同様なんだと思います。
僕は日頃、ほかの方から何かを頂いたり、何かをしてもらったら、
それがどんなにちょっとしたことであっても、
必ず「ありがとう」と、感謝の言葉を相手に伝えるように心がけています。
(人間として、当たり前のことかもしれませんが;)
そうすることで、相手も、自分自身もいい気分になれると思いますから。
■「言霊」――――――――――――――――――――――
僕は、言葉には
「言霊」(ことだま)が存在すると思っています。
言霊とは、古代の日本で、言葉に宿っていると信じられていた力のことです。
発した言葉には、その言葉どおりの結果を現す力がある、とされていました。
僕が尊敬している作曲家の植松伸夫さん(『ファイナルファンタジー』シリーズなどを作曲)は、
とあるエッセイ本でこう記されていました。
「日頃から前向きな思考や言動をしている人は、前向きな結果につながる。
弱音を吐くのが口癖になっている人は、本人の思い込み通りダメになっていく」
本当にその通りだと思います。
人間だから、ネガティブな気分になって、弱音を吐きたくなることも時にはありますよね。
「疲れた」「もうダメだ……」「どうせ俺は……」とか。
でもそういうネガティブさを溜めこんで、後ろ向きになってしまうと、
どんどん落ちていきます。ダメになっていきます。
「きっとできる」「こんなの全然平気だ!」「負けてたまるかよ!」など、
多少無理やりにでも前向きな言葉を口に出してみれば、
少し気が軽くなって、やる気もわいてくるものだと思います。
「疲れた」という言葉も、
声に出して言うとよけいに疲れが増すように思えるんですよね。
なので僕は、仕事で疲れても、できる限り「疲れた」とは言わないように気をつけています。
本当に疲れている時は、つい言っちゃうこともありますけどね(笑)。
こういうのって、単なる気休めにすぎないのかもしれません。
どんなに強がりを言っても、つらいときはつらいですからね、人生って。
でも、言葉っていうのは不思議なもので、口に出して言っているうちに
その気になってくるものなんじゃないかな、と思うんです。
僕はよく、ほかの人から「前向きだね」と言われるのですが、
そうでもないですよ。日々、悩みながら生きてます(笑)。
前向きになれるように心がけている、というだけなんです。
前向きな言葉を使いながら、前向きに生きていきたいなーと思います!
最後に、最近知って「なるほど!」と思った一言を。
「きれいな言葉遣いは、お金のかからないオシャレである」
誰が言った言葉かは分からないですが、本当にその通りだなと思います。

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