鞆軽便鉄道(206)
剛実鋼材(TAKEMI=広島県福山市)の少し南に山裾が迫り出している。ここを回り込むともう一つ同じような風景がある。バス停鉄鋼団地はその2つのせり出しの間にある。バス停のちょっと先にオレンジ(文具量販店)の看板がある。ここは以前阿部建具があった場所だ。今は佐々木建設の資材置き場になっている。
白茅川の少し南 新田鉄工所前
バス停鉄鋼団地

K田さんは「鉄道は県道を通っていた。うちの土地が道路の中にある。登記簿を見ればわかる。」と仰っていた。県道の東側(左)は埋立地で、当時は海。
高い(反り返りの)防潮堤があった。
県道と鉄道は隣接していて、廃線後、道路拡張用地として無償で県に譲渡されている。この区間だけを民間に売却された様子はない。登記簿を見に行くまでもないが、K田さんの話は大正2年開業以前のこととも思えない。わざわざ真偽を確かめるために登記簿を確認しに行く人はいないから恐らく冗談だったのだろう。

para1002n(ぱら仙人)


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