The Search for Extra Terrestrial Intelligence at UC Berkley
K-1 on HyperStar_C-11  HyperStar for C-11関連

昨晩は夜半まで晴れました。
早速HyperStarにK−1を取付けて撮ってみました。

HyperStarの光軸調整機構をベタ付けのままベテルギウスでピント出し。
この画像はバーティノフマスクで合わせた後、IMAGE Transmitter2で
16倍相当に拡大したPC画面で行っています。
APS-Cクロップですが、どうしようもない星像ですね。
クリックすると元のサイズで表示します

プロキオンにてHyperStarの光軸調整を行いました。
APS-Cクロップですのでφ28mmのイメージサークル相当・・・どうでしょう?
クリックすると元のサイズで表示します

上記2枚ともJPEG撮って出し状態であり、StarSharpFilterなどはかけて
いません。補正版廻りをいじるため、曇らないように気を付けたり、
ケーブルを引っ掛けないように気を使ったり大変な作業でした。
フードとドライエアチューブが邪魔で邪魔で!(-_-;)

ちなみに、ベテルギウスで合わせた(つもり)で、沈みかけたM45を撮って
見ましたが、案の定撃沈でした。

それにしても・・・

HyperStarの光軸調整(スケアリング調整と同じ機構)しかないため、
ここだけで追い込まなければなりません。PC画面で16倍拡大しているから
出来ますが、ストイックな作業となります。
約2Kgを付けた補正版は撓みまくっており、方向を変えるとあからさまに
光軸とピントがグチャグチャになるのが手に取るように解りました。
要は、撮影対象ごとに光軸合わせとピント出し作業が付いて回ると言う
ことです。

更に、

HyperStarの星像は ” バリピンにはなりません!! ”

光軸を合わせて最小星像を探っていても、この程度までしか追い込めませんでした。
センターにカメラの影が黒くポツリとあり、収束することなく再度拡散へ
向かいます。
しかも、かなり斜めにしないと良像にならないのです。チョット考え難い
レベルです。0.7mmは斜めっている感じです。イヤだなあ〜コレハ。
プロキオン付近の等倍画像。
クリックすると元のサイズで表示します

純ニュートンのバリピン画像に慣れている私には、チョット看過できません。
とは言え、プロキオン→M35導入で得られた画像はこんな感じとなりました。
M35 , ISO800 , 6X30s , 3min Total , NoDarkAndFlat , K-1フル画像
クリックすると元のサイズで表示します

FlatAideにてフラット補正
クリックすると元のサイズで表示します

こう見ると、スペック上のイメージサークルφ27mmは、
一応写っていますと言う範囲であり、良像範囲はφ20mm程度まで。
ただし、等倍拡大などやらない使い方がベターでしょう。
等倍星像が気になる人が使ってはイケマセン!

そ〜だねえ、
俺のC−11はいつも惑星ばっかりで面白くねえ。
F10じゃあ星雲は撮れねーしな。
でも、これを見ろよ、ハイパースターって言うんだぜ。
なんたってF10のC−11がF2になるんだ。すげーだろ!
ほら見てみろよ、えっ? こまけーこたあ〜いいんだよ!

まあ、そういう人向きってこと。

HyperStar自体は悪くないと思う。
でもねえ、セレストロンのシュミカセ鏡筒の構造が付いて行っていない。
まず、補正版の固定方法。
    |
    +−>コレ、バラシたことがあれば分かると思いますが、
         ココにF2レデューサを付けちゃあ〜精度出ません。

頑張ってバラ星雲を撮ってみました。
K-1の1:1クロップなので24mm角ですよ。

NGC2237 , ISO800 , 10X30s , 5min Total , Flat=4 , NoDark
クリックすると元のサイズで表示します

イヤ、飯能市郊外で低空のバラですからコレ。しかも5分露光。
お山で撮ったらスゲーだろうとは思います。

M81_M82 , ISO800 , 10X30s , 5min Total , Flat=4 , Nodark , K-1フル画像
クリックすると元のサイズで表示します

<C−11+HyperStar総観>

・とてもチャレンジングな製品である。
 28cmF10で惑星や系外銀河撮影を楽しみ、時には28cmF2のUltraFaster撮影
 も楽しめる。基本設計はしっかりとしているが、鏡筒の作りがチャラい
 のがネック。

・HyperStarに等倍星像を期待してはいけない。
 イマドキのカメラでは小さなドーナツ星像の嵐を見るだけである。
 観測用の24μm画素チップでバシバシ撮りまくるならアリだ。

・基本、撮影対象ごとに光軸とピントの微調整が必要である。
 撮影方向を決め、その周辺で複数対象を撮影するのが吉。

・補正版が曇る。
 これは大きな問題である。今回はドライエア2連装だったが、調整のたびに
 フードを外して顔を突っ込むため、当然に曇る。曇ったらドライヤー
 で飛ばしてしまうくらいの根性が必要となる。
 補正版ヒータで影響が出ないなら、それが一番良いだろう。

・観測所に設置し、複数人で使い回すのはかなり大変だろう。
 HyperStarの光軸は対象ごとに微調整が必要となるため、
 一度合わせたら動かすな! 的な使い方はムリ。
 要は、使いたい人が習熟する以外ない。

・C-11をHyperStaer専用機としてのみ使うのは勿体ない。
 前記事のごとく、系外銀河は結構良く撮れて楽しめるし、月、惑星にも
 使える万能鏡筒である。

・ミラーシフトは殆ど気にならなかった。
 たとえF10の直焦点撮影であっても、現在のデジカメは高感度特性が良い。
 K-1ではISO12800の1分で完了してしまう。

・C-11に限らず、シュミカセは光軸合わせをキチンとやらないとダメだ。
 HyperStarにおいては、その5倍はダメだ。とにかく、光軸を気に掛けること
 に尽きる。

今日はここまで・・・

------------------------------------------

撮影日時:2017/02/28
撮影場所:庭撮りサイト(飯能市郊外)
天候:快晴
気温:-3℃
星空指数:50
シーイング:3/5

撮像鏡筒:C-11鏡筒+HyperStar ( F2 , FL=560mm )
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:無し
コマコレクター等:HyperStar

赤道儀:ニューアトラクス_E-ZEUSU改+ひのきスーパーピラー
ガイド:ノータッチトラッキング

撮像時間:***
ダーク画像:***
フラット画像:必要な画像ごとに4枚程度
フラット用ダーク画像:***

撮像ソフト:PENTAX IMAGE Transmitter2から制御
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

------------------------------------------

・HyperStarの光軸調整機構ベタ付けでスタートするも光軸ボロボロ。
 ベテルギウスでバーティノフマスク合わせ時は中央光条が太く複数あった。
 微恒星の等倍星像はバブル星雲の様であった。
 この状態で沈みかけたM45を撮影するも、結果は果てしなくダメ画像だった。

・プロキオンにて光軸調整を行った。
 IMAGE Transmitter2の16倍相当拡大で結構な微恒星まで見える。
 さすがはF2だ。フードをずらしながら何とか光軸調整(スケアリング?)を行った。
 しかし、等倍拡大では完全な点像にならず、再び拡散して行く。
 つまり、ニュートン反射のような鋭像でバリピンにはならない。
 最良状態で良しとするしかない。
  |
  +−>この状態でK−1全画面で一応スケアリングは合っており、
       周辺減光も均等である。よって、正しく調整できていると判断する。
       しかし、
        |
        +−>HyperStar自体が大きく傾いているのが一目瞭然なほどである。
             こんなに傾けないと良像にならないとなると、主鏡が傾い
             ているのか? と思いたくなる。

・HyperStarに解像度を期待してはイケナイ。
 とにかく短時間露光でバシバシ撮る必要がある用途向けだし、12μm〜24μmの大画素で、
 24mm角程度までの冷却CCD向けだと言える。
 K-1の等倍では、小さく不快なドーナツ星像が見えてくるだけである。

・ベテルギウスで合わせたときはそれ程悪くもなかったが、そのままM45を導入して撮影
 したら・・・ピントも光軸もズレていた。
        |
        +−>要するに、撮る対象ごとに光軸合わせとピント合わせが必須
             ということだ!こんな事やってられるか!!
1



2017/3/2  19:32

投稿者:☆男(hoshiotoko)

星雲志さん

Web上にあるHyperStar作例は魅力的ですね。
海外の方はとことん煮詰めて使っているのだと思いますが、じゃあ、
煮詰められるのか?って所が問題です。
まず、主鏡の合焦機構によってミラーシフト(実際にはミラーの傾き)が発生して
います。そのため、主焦点でもK−1で撮るとあからさまにスケアリングが狂って
いるのが分かります。この状態でHyperStarを付けると、当然ながら相当に
斜めった取付にしないと光軸が合わないのです。
K−1での撮影を主焦点とHyperStarで行った結果、諸悪の根源はミラーが傾く
合焦機構にあるのは明らかです。やはり、この機構である以上安定運用は無理。

主焦点で光軸調整をやっても、フォーカスノブをいじるとミラーが傾くため、
どうやっても結像面がフラットになりません。接眼部にスケアリング調整機構を
入れればごまかすことはできますが・・・

よって、

1.ゼロ・ミラーシフトスライダー機構を作って組み込む。

2.HyperStarはスパイダー機構ともども取り付くように改造する。
  補正版に負担を掛けないため、完全にスパイダー支持にし、取付け再現性
  も確保する。更に、光軸調整ネジ部をダブルナットにし、Fixしたら
  次回の光軸調整まではずれないように改造する。

以上2点セットで実施する必要がありますね。
世のC−11使いの方々も涙ぐましい努力でミラーシフトを”ごまかして”使って
いるようですが、ここは根本的に改造しないと安定運用など望むべくもありません。

この改造さえすれば、もっともっとシャープな星像で撮れると思います。
今は鏡筒の中で光軸が曲がった状態ですから。
そうなれば、あとはピントだけ追い込めば良いので、軽量ミラーレス機でも
安定してSuperfastな撮像が出来ると思います。
イプ180を超えた運用が出来ないと意味ないですものね!
エッ? ソコマデハ・ムリムリ(^^♪

2017/3/2  15:02

投稿者:星雲志

Tマウントがあれば誰でも簡単に使える機材を夢見ていたのですが、見通しが甘かったようで、残念です。K-1テストまで実施して、2kg弱までは耐えることが証明されました。ま、星像は調整が大変ということですが… 撮影対象を変えるたびに調整をやり直すのは、現実的ではないけれども、補正版システムの限界も見えたようで何かスッキリしません。スパイダー覚悟でHyperStar取付を補強するのは、最後の手段でしょうか。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ