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MPCCVは高解像度撮像の夢を見るか?3  天体写真(冷却CCD)

MPCCVの名誉のため、もう少し検証してみます。
MPCCVで撮像したデータを比べてみると、どうも冷却CCDで撮った
ものは案外まともに見えます。300FNでもCN15F4でもそうです。
一方、K−1で撮ったものはリアル感に乏しく、どことなく絵のように
なっています。これは、K−1での撮影が駆け足の検証撮影ばかりであり、
キチンとした作品レベルで仕上げていないからです。
特にフラット補正での差が顕著です。
K−1はフルフレーム機なので、どうしても四隅が減光します。
F4の太い光束では、Kマウント部でも若干ケラレており、
ここも含めてフラット補正をやってしまうと、せっかく高諧調に映っている
中心部の画質を落とすことになります。
そこが2/3inch冷却CCDと大きく違うところです。

そこで、今までMPCCVで撮り貯めた2/3inch冷却CCDの画像から抜粋して
見てみます。撮影データは特に記載しません。

GINJI-300FN+MPCCV+ICX285AL冷却CCDによる作例。

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ZWO-CN15F4+MPCCV+ICX285AL冷却CCDによる作例。
この時点では△星問題が解決していませんでした。
今撮ればずっとキレイに撮れるはずです。
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ZWO-CN15F4+MPCCV+K−1による作例。
ダーク処理だけを行い、フラット処理をせずに中心部を2/3inchCCD相当
で切り出しています。諧調が豊かになり、だいぶ写真らしく見えます。
なお撮影時は台風一過の最悪水蒸気バリバリで、シーイング2/5です。
ISO800 , 6X300s , 30min Total , LPS-P2 , 三峰ヘリP
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ISO800 , 6X600s , 60min Total , LPS-P2 , 三峰ヘリP
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鏡筒は共にF4ですが、焦点距離は1220mmと600mmの違いがあります。
前記事でも1220mmのK−1中心部等倍画像を出しましたが、
ISO800辺りでフラット処理をやらない、もしくは四隅カットで処理を
すれば、もう少し諧調豊かな写真的画像が出てくるでしょうね。

とは言え、

MPCCVの設計星像が15μmであることに変わりは無く、
600mmF4でも1220mmF4でも同じように24mm角よりも外は補正しきれて
いないのが現実です。また、印象としては1220mmの場合は光学的に
倍率が掛かっており、MPCCVの設計性能とマッチしている印象ですが、
600mmF4では広写野なため、相対的に星像が大きく感じてしまします。
そう考えると、15μmと言う設計星像は1000mm以上で使ってこそ
意味があるのではないでしょうか。
FSQやイプが3μmとか5μmなどの設計値を目指したのも納得できます。

そこで、
Wynneタイプなどの高性能コマコレの出番となる訳ですね。
もし、600mmF4でも平均して8μm程度であれば相当にシャープな画像です。
φ28mmまで8μmフラットで、φ44mm周辺で20μm以内で収まってくれれば
ご立派なものです。
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タグ: 天体写真 PENTAX K-1



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