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K−1のセカンドライトは奥秩父にて  天体写真(PENTAX K-1&K-1U)

県民の森の爆風データはまだ未処理ですが、翌日は栃本ヘリポートまで行って来ました。
三峰ヘリポート駐車場へ行ったのですが、観光シーズンの為に駐車場が閉鎖されて
使えませんでした。観光バス専用の待機場として使われていました。
夜間もバリケードがあるので入れません。行こうと思っている方はご注意を!

さて、

K−1のセカンドライトは機材を変更し、VISACとZWO-CN15F4の二台体制で臨みました。
車の脇で撮影する予定で大量に機材を持って行きましたが、なんと南端まで
10往復するハメになってしまいました。それでも、理想の移動型赤道儀である
GN-26s改造に比べれば楽なものです。

<目的>

・VISACのF9(1800mm)+K-1の画像チェック

・VISACのF6.4(1278mm)+K-1の画像チェック

・VISACのF9+ISO12800 , 180secX4枚でどれだけの画像になるのかをテスト

・ZWO-CN15F4+MPCCV+K-1でどこまで良像範囲が期待できるかチェック

尚、カメラ位置を固定の上、共通ダーク&フラットを各4枚撮影して適用してあります。
そのため、構図的には本来は横構図にしたい画像も縦構図(上が天の北極方向)に
統一してありあります。また、RAW+JPEGでSD1,SD2に同時保存しましたが、
テストレベルの為、全てJPEG画像で作業しました。
RAWからの処理に比べて雑な印象は否めません。

M97とM108付近 , VISAC_F9 , ISO12800 , 9X180sec , 27min Total
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M106付近 , VISAC_F9 , ISO12800 , 4X180sec , 12min Total
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M101 , VISAC_F9 , ISO12800 , 4X180sec , 12min Total
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M51 , VISAC_F9 , ISO12800 , 4X180sec , 12min Total
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VISAC_F9(1800mm)の画像はフルサイズ周辺まで素晴らしい星像で、周辺減光も
大変少なく優秀です。但し、F9と暗い為にいままでは使いづらかった。
K-1の高感度特性を活かし、どこまで撮影時間を短縮できるかのテストです。
1カットたったの3分ですから成功確率も高くなります。
20分だとガイドエラーは元より、雲の襲撃もありますから難儀です。
そのため、今までは高感度なモノクロ冷却CCDでしか使って来ませんでした。

今回のテストではISO12800でしたが、ISO6400との比較で大差無かった為、
ISO12800で撮っています。本気撮りはISO3200で1カット10分が良いかと思います。
流石にISO12800では解像感は期待できません。本来の解像力は出ていませんが、
何しろ1カット3分でポンポン撮影が出来ます。
系外銀河マップを焦点距離1800mmのフルサイズで簡単に作れる目処は付きました。
素晴らしい!

1時には全天薄雲が出てしまい、VISAC_F6.4とZWO-CN15F4では撮影対象は得られません
でした。薄雲の切れ目を狙って星像チェックと周辺減光、良像範囲だけは
確認が出来ました。

VISAC_F6.4レデューサー使用時
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F9時に比べて周辺減光がやや大きく、四隅は少しケラレています。
星像は周辺まで十分に実用的です。

ZWO-CN15F4 + MPCCVの場合

撮って出し画像
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フラット画像
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フラット補正後の画像
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あらまビックリ!
周辺画像も結構イケてる感じですよ。
ケラレも思ったほど大きくなく、フラット補正で何とかなりそうです。
24mm角で使えれば良いかと思っていましたが、これならばフルサイズで撮っても
十分に使えそうです。また、星が三角形になっていた問題も解消された模様。
主鏡圧迫の改善と光軸再調整でかなり良くなった印象です。


<総感>

今回は風も無くガイドがバッチリ安定していました。RMS=1"角程度でした。
僅か50mmF4ガイド鏡でVISACの1800mmを余裕でガイド出来ました。

K-1のフレキシブルチルト式液晶がとても便利で感動しました。
望遠鏡が斜めになっても液晶画面をひねってやれば、かなり見やすくなります。
これは真にありがたい。
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K-1のファインダーは天体用には使い難く見え難いです。
透過型液晶の影響だと思いますが、微光の天体と言う条件ではホントに見づらい。
写野が何処まであるのかを確認するのも一苦労・・・と言うか良く分からない。
もっとも、背面液晶にはちゃんと星が映っていますので、これでピントを出せば
問題はありません。天体用にはせっかくの光学ファインダーが全く役立たず
となるのは、どのデジタル一眼レフ機でも同じことです。
なので、天体用にはミラーレス機の方が適しています。

バッテリーは十分に持ちます。
21時〜2時くらいまで電源を入れっ放しで撮影を行い一本目が終了。
二本目を使いきることはありませんでした。
一晩で二本あれば十分でしょう。BG6を付けておけば、まずは安心です。
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次回はDFA28-105mmで天の川撮影とZWO-CN15F4による夏物天体の撮影です。
これらは、もっと高い山へ行って撮影予定です。

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撮影日時:2016/04/30-05/01
撮影場所:栃本ヘリポート(標高1030m)
天候:ちぎれ雲多数、微風、結露無し→1時頃から全面薄雲&月出
気温:8℃ -> 6℃
星空指数:50
シーイング:3/5

撮像鏡筒:VISAC , ZWO-CN15F4
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:なし
コマコレクター:MPCCV(ZWO-CN15F4のみ)

赤道儀:ニューアトラクス改 + E-ZEUSU
ガイド:50mmF4ファインダーガイド鏡 + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.1

撮像時間:画像に併記
ダーク画像:共通ダーク4枚
フラット画像:共通フラット4枚
フラット用ダーク画像:***

ASCOM Platform 6.1 SP1-6.1.1.2627
撮像ソフト:***
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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タグ: 天体写真 PENTAX K-1



2016/5/3  22:01

投稿者:☆男(hoshiotoko)

星雲志さん

そうなんです、完全にフロントヘビーなので、かなり後ろにずらしています。
そうするとK-1クラスだとギリギリなんですよね。
フジのX-A2などが良さそうだと思っています。赤いのもあったような・・・
最近、現地でフジのXシリーズで撮っている方が増えました。
安いし赤いのも写るし、ノイズも少ないって話ですよ。
ただ、
流石にK-1を買ったばかりじゃあ〜チトまずいよなあ〜と思っております。(^^♪
でも、きっとベストマッチでしょうね。

2016/5/3  21:30

投稿者:星雲志

薄雲ながらZWO-CN15F4 + MPCCVにK-1の組み合わせも良さそうですね。
カーボン鏡筒にK-1だと、ズシリとしたボディーでトップヘビーになりませんか。
一案ですが、ミラーレスとの組合せはいかがでしょうか。
90Sとの組み合わせだとコンパクトで楽々撮影ができるのではと考えました。

2016/5/3  1:21

投稿者:☆男(hoshiotoko)

KENさん

ISO3200が天体用の常用感度だと感じました。
トリミングしてディティールを追い求めないのであれば、ISO6400やISO12800も
アリな印象ですよ。次の記事に書きましたが、30.5cmF4になるとVISAC比でも
強烈に明るくなって良いのですが、光束が太い為に2インチのMPCCVでは
完全にケラレてしまいます。3インチのコマコレは高価なので迷います。
大口径になると、コマコレなども相応に大口径が求められてコストは青天井に
なって行きます。落とし所が肝心ですよ!
私は十分に沼落ちしていますけど・・・org

2016/5/2  23:56

投稿者:KEN

こんばんは!
高感度特性はK-5Us比で2段アップですか〜
おまけにフレキシブルチルト式液晶のアクロバティックな感じが素敵!(笑)
惹かれるなぁ
でも色々と欲しいものがあるから(GPD改造2+20cmクラスとか)、K-1は厳しい!

APS-Cで良いので
高感度特性アップ+チルト液晶+老眼にも優しいライブビュー20倍!+フィルターレスで赤い星雲もバッチリ!の天体モデル「PENTAX K-4Da!」(笑)
なんてのを10万前後ぐらいで出してくれないですかね〜

でも次回、赤いのも楽しみにしています!

2016/5/2  18:37

投稿者:☆男(hoshiotoko)

demioさん

高感度特性はK-5Us比で2段アップと言った感じです。
ISO3200までなら本来の解像度を損ねずに撮れそうです。
ISO6400になるとかなり劣化が判りますが、ISO12800でもその傾向にあまり差が無く、
それならばISO12800でやってみようと思った次第です。
本気撮りではISO3200が良いと思います。
赤いのは次回撮ってみますね(^^♪

2016/5/2  8:13

投稿者:demio

連夜の出撃、お疲れ様です。
さすがに高感度特性が素晴らしいですね。
チルト液晶も使いやすそう。
赤い天体の写りはどうなんでしょうか?。
今後の撮影、楽しみにしております。

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