The Search for Extra Terrestrial Intelligence at UC Berkley
国立天文台三鷹の宇宙(そら)から4  国立天文台三鷹の宇宙(そら)から

東京都三鷹市にある国立天文台。
ここの社会教育用公開望遠鏡(50cmフォーク式)を保守。
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毎年何かしらやっていますが、今回は主に下周りから攻めます。
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床を全部ご開帳するのは、ここに設置後はじめてかもしれません。
もの凄い埃、ゴミ、錆びでした。
錆びてはいけない(極軸調整用ボルトなど)部分を特に。
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赤経ギアの心臓部は毎年やっているので流石にキレイです。
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オイル循環式だとダラダラ漏れるため、二硫化モリブデングリスに
変更済みです。
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駆動モータは、赤経軸・赤緯軸共にPanasonicのデジタルサーボモータ
に変更しました。当初の設計では、日揮電装のモータでしたが、
これのエンコーダが定期的に壊れるためです。
2006年にPanasonicに交換後、一度も故障がありません。
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電源系統はそのままに、制御系は全て入れ替えてあります。
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Windowsパソコンが無くても、インテリジェントコントローラだけで
動作するのは同じコンセプトです。
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インテリジェントコントローラも全部バラシます。
こうすることで接触不良トラブルを未然に防げるのです。
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WindowsPCの中も清掃します。
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予備に廻ったWindows7_64bit環境HDD。
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現在はWindows10_64bitで元気に動いています。もちろんSSD。
この望遠鏡は稼働率が高く(当然ですね!)HDDトラブルから解放
される意味は大きいです。

納入当初はPC-9801をインテリジェントコントローラ、Windows3.0_16bit
をユーザインターフェイスに使っていました。(たぶん日本初)
Windows用PCはIBM製で、不安定な日本語環境に泣かされたものです。
ほぼ同時期にさじサストロパークの103pも作りましたが、
あちらは1999年にWindowsNT4.0に変更してあります。
インテリジェントコントローラはPC9801BXのままとしましたが、
高価なシリコンディスク(今で言うSSD)に変更済みです。
その後は私の手から離れたので分かりませんが。

昨年は火星大接近というイベントが長期にわたってあり、
この50p望遠鏡も大活躍したとのこと。
人目に付く望遠鏡だけにホッとしました。
1994年に稼働し、今年で25年目に突入です。
ちゃんと整備していますから、まだまだ新品同様に活躍できますよ!!
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ぐんま天文台の宇宙(そら)から9  ぐんま天文台の宇宙(そら)から

群馬県立ぐんま天文台の65cmフォーク式カセグレン望遠鏡
の保守・修理を実施しました。

今回一番の困ったちゃんは、、、イメージローテータです。
アンギュラベアリングがゴリゴリでガッツリ固着して
微動だにしません。どーしてこうなった???
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ローテータ・モータが脱調して動きません。
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仕方なくローテータ本体を降ろします。
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うーん、グリスは2年前に総入れ替えしたばかりだし。
そもそも、2年前もこのローテータが動かなくなってバラシたのでした。

して原因は・・・

なんと、ローテータ軸(ステータ側)とアンギュラベアリングの
インナーリングがグリスで固着していました。
本来なら、インナーリングとローテータ軸は摺動しなければなりません。
そうしないと、ベアリングボールがスムースに転がらない構造です。
テーパーローラーベアリングならばステータ側が摺動する必要もなく、
この様な構造でも問題がありません。
ベアリング内のグリスは−25℃対応のリチウムグリスを入れてあるので、
寒さに対しては問題が無い。問題はベアリングの与圧リングが
ガッチガチに締めてあってバラシOHが出来なかった事でした。
つまり、固着したのは1999年当時のままのグリス部分。
基油が蒸発して添加剤の粉だけになっていました。
よって、ベアリングはほぼ固定状態でした。
まるで小ねじでも挟み込んだかのような動きです。

これは、回転できないベアリングボールを全周で引きずるからです。
ほんとにカッツン!ゴリゴリって感じ。
バラせないため、一旦パーツクリーナーで摺動部の粉を溶かし、
マシン油を浸み込ませて動くようになりました。
原因判明により、次回のトラブル時には落ち着いて対処可能です。

フォーカス機構
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熱を嫌ってステッピングモータは使っていません。
アナログDCサーボ+エンコーダによる位置決め機構が入っています。
副鏡部に熱源はご法度ですからね。

ピラー内のサーボドライバユニット、電源ユニットです。
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いわゆるダーティーユニット。(ノイズ源)
D種接地された赤道儀本体のピラーに内蔵し、制御系との隔離を
行っています。アース、グランドの配線引き回しにも最新の注意が
必要です。ここで手を抜くと、通信エラーやカウントミスなどに
泣かされる結果となります。

制御の心臓部、インテリジェントコントローラ。
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懐かしきISAボードもメモリーも一旦引き抜いて接触不良を防止
します。コレ、かなり重要なことなんですよ。
PCのメモリーやコネクター類も挿し直すんです。
こうすることで、次の1年を無事にクリア出来るんです。
PCは現在Windows7_64bitで動いていますが、PCが故障しても
インテリジェントコントローラだけで望遠鏡が動かせるのは、
堂平天文台の91p反射望遠鏡と同じコンセプト。

私はいつもこのように設計します。
だから、堂平天文台のコントローラを調査した時には感動しました。
Nikonの人も私と同じ、ソックリな設計思想で作ってあったからです。
1992年(Nikonが現在の制御システムに総入れ替えした年)当時の設計。
私が設計したのかあ〜コレ!?って思いましたよ。
オマケに使っている部品や制御ボードまでソックリ。
Nikon Zマウント機買うたろかい!

あっ、早いとこ何か出さないとホントにZ買っちゃうから→リコイメさんへ

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月刊星ナビ2月号に載った模様  天体写真

月刊星ナビ2月号の”ネットよ今夜もありがとう”(P-91)

にブログを載っけて頂けました。
いつもコメントを下さるminerさんからの紹介という流れです。
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機材ネタに偏ったブログですが、宜しかったらお暇な時にどうぞ。

minerさん、どうも有難うございました。m(__)m

この冬は遠征に行かれそうもないですが、
次は50pF4.5モバイル(爆)なんてモンを考え中ナリ。
もちろん赤道儀っす。
そのためにも稼ぎませんと!
なんか、人生の基準が違うような気もしますが・・・ま、ええか。
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大規模太陽光発電所を作っていました。  仕事

10月から年末まで群馬県藤岡市で大規模太陽光発電所の建設
に携わっておりました。

遠方に榛名山、子持山、赤城山を望む元ゴルフ場跡地です。
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早朝からのチーム行動だったため、その他のことに全く手が廻りません
でした。ブログが滞ったのもコヤツのせいです。(-。-)y-゜゜゜
12月には雪も降ってクッソ寒い現場でしたよ。
実際には写真の5倍くらいの広さがあります。
第17ホールくらいあり、もっと山の上の方まで続いています。
後は東京電力さんの仕事なので、私の出番はオシマイ・・・
って思いたいわホント。

太陽光発電所の仕事はチットもハイテクではなく、
ひたすらに同じ事の繰り返しになるんですよ。
まあ、見れば分かりますよね。
休憩時間には抜群の眺めに癒されておりました。ただサブイ!
あの辺がぐんま天文台だとか、伊香保で温泉に入りてえ〜〜とか。

毎日まいにち入間から車で通っていたんですよ。
工事関係者ってツワモノ揃いですねえ。
ただですね、
イチイチ気になっちゃうんですよね。工作物の出来とか。
設計のダメさ加減とか。穴位置の精度の悪さとか。
配線の引き回しとかね。
何度もJVのオッサンに改善要求するもどうにもならず。
もう、設計段階からやらせてくれよって感じでした。

でね、

考えていたことと言えば・・・

ココは赤道儀を設置するには最高だわ〜〜!! ヾ(≧▽≦)ノ

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今月からは筑波学園都市のクライアントまで通いです。
エッ!? カ・ヨ・イ?
流石に電車ですけどね。
こっちは真逆のハイテク企業ですが、拘束時間は長くなりそうだわ。
オファーのある所へ行くのが俺のお仕事。
天体撮影はしばらく出来そうにないなあ。

シコタマ稼いでFSQ−130買うたるでえ〜( ̄▽ ̄)

シコタマってなんだ?
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堂平の宇宙(そら)から15  堂平の宇宙(そら)から

堂平天文台の91cm反射式望遠鏡はPC-9801で制御されています。
・・・・
って思われていますが、実は一番の心臓部は三菱シーケンサです。
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2016年10月に韓国から中古品を取り寄せ、故障した個体との入れ替え
を実施しました。
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解析中。
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その後2年間無事に稼働していますが、最近ややアヤシイ動きが
出て来ました。このシーケンサが故障したら全システムが停止して
しまうため、今回追加で2台を購入しました。
韓国とフィリピンのFA中古業者さんからの直輸入(再輸入?)です。
もう、流石に世界的に機能する個体が無くなっているようです。
これが最後だと思います。28年前のシーケンサですからね。

対してPC-9801DXは元気に動いています。
流石はNEC製です。もちろん電源、コンデンサ、FDDなどを
総入れ替えし、基板に防湿加工を施したスペシャル・リニューアル品
です。結構なお値段ですが、これを2台ストックしており、
都合3台体制が出来ています。
今回のシーケンサ追加で、シーケンサも3台体制になった訳です。
ちなみに、
PC-98が故障した場合でも、シーケンサが収納されているラック側
だけで望遠鏡を動かすことが出来ます。自動導入が出来ないだけ
です。

現在の堂平天文台は”ときがわ町”が運営しており、観測施設では
ありません。星と緑の創造センターというキャンプ場、BBQ施設が
併設されています。観望会は月に2回ありますが、あくまでも
キャンプ施設がメインの施設になっています。
なので、
この大きな望遠鏡を、今後どのように運営して行くか難しい問題です。
部品ひとつとっても高額なものばかりです。
と言うより、既に入手困難なモノが多いのです。
代替品で入れ替えるにも手間とお金が掛かります。

私の役目は、この望遠鏡を如何に延命させるか。
如何に安価に動態保存させるか、というものです。
PC-98系と三菱シーケンサが3セット用意できたので、
まずはホッとしました。

えっ?

最新の自動導入機構に改造しちゃえばいいじゃん!

フォフォフォ(V)o¥o(V)

そんな危険でマニアックでハイリスクで高予算な案件が通るハズ
無いでしょ〜が!!

町のシンボル”ドーム君”は今日も健在です。
https://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/search/searchtop.aspx?SearchKeyword=%83h%81%5B%83%80%8CN

”望遠鏡ちゃん” じゃなくって ”ドーム君” なんだなあコレが。

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タグ: 堂平天文台




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