中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

日本 今日はこんな日

ただ今の大連 正確な時間

ただ今の大連 天気&気温

ブログ更新カレンダー

2019
November
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ

検索



このブログを検索

ブログサービス

Powered by

teacup.ブログ
RSS

中国の格安航空会社「春秋航空」搭乗記(2)

kinai

前回の続きです。

 

「春秋航空」は保有機材が「エアバス320」、機内レイアウトが「全席エコノミークラス」で統一されています。ですから機内は基本的に「席3列・通路・席3列」という構造になります。シートピッチは大手エアラインに比べやや狭い印象を受けました。前に客にリクライニングされると厳しいですね。しかし機内食が出るわけでもないので、短時間のフライトなら何とか耐えられる幅です。機内サービスとしてはペットボトル入りの水が一人一本振舞われました。

 

ワゴンによる飲食品、「春秋航空」ネーミング入りグッズ(模型飛行機、キーホルダー等)の有料販売サービスもありました。「知名度の上昇」こそが最優先課題ですからね。また機内ではCAさんの緊急時における実演説明の後、インターネットによるチケット購入の方法がパネルを使って分かりやすく説明されました。とはいえ年配の方にとっては無意味。誰も聞いていません。むしろ中国全土における同航空チケット販売所の地図、及び電話連絡先が書かれてある広告でも作って、大量に白黒コピーし、それを座席前ポケットにでも入れておけばコストの面でも、分かりやすさの面でも、また移動先でネットが使えない者にとっても、一目瞭然の上、持ち歩きが出来て良いのではないかと思いました。

 

さて機内状況ですが、大手エアラインに比べて価格の面で圧倒的に勝っているため、また便数も少ないため満員御礼状態です。ご存知の通り中国は「拝金主義」の国です。「価格第一、品質第二」の考えが未だ主流(=偽者の横行)ということもあって「値段」は何よりも優先されます。空席は全然見当たりません。ただ客層はリクライニングや荷物置き場の件で口論している者有り、大声でおしゃべりしている者有り、巨大な麻袋(?!)を携えて機内に入ってくる者有り、飛行機上昇・下降中に離席する者有り、と日本人的感覚から言えば今一つといったところでしょうか。写真は機内の様子です。

 

私の隣に座った子は大学生で、話によれば飛行機は初めてとの事。シートベルトの使い方に四苦八苦していたので教えました。列車の切符を取るより簡単、安価、移動時間も大幅短縮と良い事だらけ、おまけに飛行機に乗れるいう単純な嬉しさもあって同航空の利用を学友に勧められたそうです。

 

CAさんの応対も特に悪く無く、中国の大手エアラインに比べて遜色は全くありません。むしろ良いと感じたぐらいです。個人的に次回以降もおそらく使い続けると思います。遼東半島の先っぽ・大連にいるとどうしても「気軽な遠出」となると瀋陽ぐらいしかなかったのですが、このエアラインのおかげで今後は上海にも遊びに行く機会が出来そうです。

 

さて最後にこのエアラインを使うに当たっての「おっさん」的注意点を挙げてみます。

1、「春秋航空」のチケットは安いが、基本的に「変更、返金、欠航保障」はダメ、無い、期待出来ないということ。

2、便数が少ない上、チケットの価格差ということもあって、アクシデント遭遇時、次の便や他社便への振り替えが無いということ。

3、「便」の運行時間帯によってはトータル的に考えると「高くつく」ということ。

 

まず1ですが、私の購入した最安値設定のチケットには大きな字で「変更、返金不可」とありました。これが何よりも基本なようです。「定時運行便に乗れれば儲け物」、「運任せ」ぐらいの気持ちで利用するのが適切だと思います。

 

次に2ですが、「春秋航空」は格安航空会社ですので、大手エアラインの飛んでいない時間帯、また便数の少ない区間に「便」が設定、確保されているのが実情です。つまり「大手エアラインが存在しない空白時間帯・区間」に「申し訳ない程度」で存在しているんですね。ですから現時点では一路線一便が基本。全路線毎日運行も実現されていません。便数は決して多くありません。天候、自分、エアライン側と、如何なる理由によるアクシデントであれ、定時運行が出来ない、または欠航ということになると次の便、明日の便の保障は全くありません=チケットは紙屑に変わるということです。変わらなくても日本人が満足出来る水準の保証はまず期待出来ないということです。ですから「春秋航空」を間に挟んだ「乗り継ぎ計画」は極めて危険、お勧め出来ないということになります。特に滞在日数、時間に限りのある日本からの旅行者は計画の総見直し、いや旅行全体が台無しになってしまう危険性もあるということ、また多忙なビジネスマンは仕事に取り返しの付かない支障が出てしまう恐れがあるということを認識しておかなければなりません。

 

最後に3ですが、遅延、欠航保障が期待できない上、路線によっては早朝、深夜に便が設定されているので、安易に「安い」=「利用決定、購入」に走るのは危険です。「大連〜上海浦東」線を例に挙げると、大連空港は市中心部から割と近いところにある上、空港の目と鼻の先まで一元路線バスの運行もあるので、この「大連(1015)→上海浦東(1155)」という時間帯の「便」はまあ「使える」という事になります。が、逆路線の「上海浦東(800)→大連(940)」は考えものです。というのも上海浦東空港は上海中心部からやや離れた所に在り、エアポートバスでも一時間以上かかります。またリニアモーターカーという手段もありますが、早朝は運行されていません。ということでこの便の利用にはかなりの早起きが強いられます。さらには空港までの渋滞という「時間的」心配、タクシー利用だと「料金、料金交渉」という「経済的、精神的」な心配まで加わります。更に時期によっては大連には名物「霧」(定時運行の妨げ、欠航)という曲者が存在します。以上の点を考えると「便」はあるけれども「素人的」には「使えない」となります。

「春秋航空」の路線は拡大の一途ですが、早朝発、深夜着の便の利用は全体的に一考を要すると言えます。治安的にも望ましくないし、タクシー代、ホテル代、早朝の移動手段探し・確保、夜のホテル探し、価格料金交渉などのことも考えると意外にお金、手間、疲労、不安・・・とマイナス面は多いものです。

 

中国社会にはあらゆる面で「謝る」、「保証する」といった概念がありません。アクシデント遭遇時は飛行機が飛ぶ飛ばない云々以前に何よりもこのチケットを買った「あなたが悪い」のです。あなたが日本人なら尚更です。これが「中国」です。このエアラインアクシデント時における会社側の謝罪・保証に関してですが、中国系エアラインであれば「大手」、「格安」関係無しに「年がら年中」トラブっています。不幸にも遭遇してしまった方、空港カウンターで目にした方、は決して少なくないでしょう。

 

「格安航空会社=チケット安=買う、利用する」は結構ですが、「安物買いの銭失い」という諺もあります。「中国製商品」、「紙屑化」というリスク、とにかく「保証無し」ということをしっかりと、またしっかりと再認識した上での利用が望まれますね。

 

ブログのランキングに参加中です。クリックをしていただけますと更新の励みになります。宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

参考:

「春秋航空」HPトップ

http://www2.china-sss.com/index.asp

 

「春秋航空」運行路線(〜329日)

http://www2.china-sss.com/flight/index.htm

 

「春秋航空」2008年夏秋運行路線(330日〜)

http://www2.china-sss.com/flight/table_winter.asp

投稿者:dalian4649
この記事へのコメント一覧
※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。
投稿者
メール

 
コメント
URL
コメントは新しいものから表示されます。
コメント本文中とURL欄にURLを記入すると、自動的にリンクされます。
AutoPage最新お知らせ