2019/9/3 11:29
先週末の8月30日(金)、新しいデザインとなった人民元が発行されました。
中国の銀行は日本と違って、土日も営業していますし、平日は夕方5時まで営業しているのが普通です。まあ店舗によっては週末に休む支店もあったり、一部の業務を休んでいる支店があります。
大連市内には星の数ほど銀行がありますし、流通開始から二日が過ぎているので、日曜日に散歩がてら目に留まった銀行に入り、「新しい人民元来ていますか?」と聞いたところ「ありますよ」とのことなので、今回新しくなった「全7種」を入手してきました。
中国のお金ですが、現在、紙幣は全部で6種類です。最高額紙幣が100元(=約1500円)で、以下50元(=約740円)、20元(=約300円)、10元(=約150円)、5元(=約75円)、1元(=約15円)となります。硬貨は全部で3種類で、1元(=約15円)、5角(=約7円)、1角(=約1.5円)です。紙幣の肖像は全6種全て「建国の父・毛沢東」のみで統一されており、1元は紙幣と硬貨の両方があるのが特徴ですね。
今回はこのうちの紙幣4種(50元、20元、10元、1元)、そして硬貨3種(1元、5角、1角)に新デザインが加わったという事です。

今回、銀行窓口の行員の方は良い方で、この新版「全7種」の変更点についてまとめられた中国人民銀行発行のパンフレットもくれました。一緒に掲載したいと思います。
まずは50元札です。

上が現行版、下が新版です。汚い紙幣ですが、これが中国の「日常」です。

裏です。チベットのラサのポタラ宮ですが、新版はなんだこりゃ?!ポタラ宮の真ん中「だけ」がゴールドですね。

パンフレットにおける新50元札の変更点です。
20元札です。何で3種類?!

上は私が市内でお釣りとして渡されたニセ札(!)、真ん中が現行版、下が新版です。

裏です。桂林の漓江ですね。ニセ札は多種多様があるようですが、私が渡されたのは上下逆に印刷されていましたね(笑)。まあニセ札ネタは次回のエントリーで改めて取り上げます。「ニセ札が多い」これも中国では「日常」です。

パンフレットにおける新20元札の変更点です。
10元札です。

上が現行版、下が新版です。

裏です。長江三峡の瞿塘峡の夔門ですね。

パンフレットにおける新10元札の変更点です。
1元札です。

上が現行版、下が新版です。

裏です。杭州西湖ですね。

パンフレットにおける新1元札の変更点です。
硬貨です。
まずは1元硬貨です。

左が現行版、右が新版です。

裏です。

現行版の上に新版を重ねてみると一回り小さくなったのがお分かりいただけます。硬貨の大きさを変えるのは、重ねたり数える時に不具合が生じるので、愚の骨頂と思います。
5角硬貨です。

左が現行版、右が新版です。色がガラリと変わりました。

裏です。新版ですが、「パッと見」は1角でしょ。
1角硬貨です。

左が現行版、右が新版です。

裏です。ほとんど変わりませんね。
1元硬貨は小さくなり、色も全3種類一緒となり、外国人はおろか中国人ですら、これまで以上に注意力は必要と思われます。中国は長年続いた「一人っ子政策」の影響で、これから「超高齢化社会」が訪れますが、今回の硬貨改悪は、「視力が衰え、注意力も散漫となり、間違いや物忘れが日常」となるお年寄りにとってつらいでしょうね。
スマホ決済社会だから現金は不要?いやいや「超高齢化社会」における「スマホ絶対至上社会」で喜ぶのは詐欺師だけですよ。この国は悪い人が多くて良い人が少ない、居ない、つまり日本とは真逆の「性悪説」の国だからです。「知らない人は悪い人」、これがこの国における幼少教育の常識です。
地方中都市の大連も、中国の他都市に漏れずスマホ決済が中心で、買い物の際、同じ物でもスマホ決済と現金決済では価格も特典も違う、全然違うという事が多いですが、まだまだ普通に現金は使われています。大連駅周辺に多い「物乞い」も見ていると、皆「現金決済」による「お金ちょうだい」で、「スマホ決済」は居ませんねえ。
商店やスーパーに行くとスマホ決済のレジは行列で、現金オンリーのレジはガラガラ、なんてのも少なくありませんよ。これを「本末転倒」と言います。
こちらに多い「中国スゲー、日本死ね、俺はビッグ」の反日日本人の連中は、とにかく「スマホ決済、ファーウェイ、シェアサイクル」至上主義者が多いですが、連中に流されず、上手く「使い分け」をすることが必要ですね。
この国は「昔アヘン中毒、今スマホ中毒」の国です。キャッシュレス時代の到来を頭の片隅に置きつつも、全否定せず、極端に走らず、冷静に「他人は他人、私は私」で良いと思いますよ。逆に言えば、それが出来ることが日本人の強さではないかと思いますね。
次回に続きます。

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中国の銀行は日本と違って、土日も営業していますし、平日は夕方5時まで営業しているのが普通です。まあ店舗によっては週末に休む支店もあったり、一部の業務を休んでいる支店があります。
大連市内には星の数ほど銀行がありますし、流通開始から二日が過ぎているので、日曜日に散歩がてら目に留まった銀行に入り、「新しい人民元来ていますか?」と聞いたところ「ありますよ」とのことなので、今回新しくなった「全7種」を入手してきました。
中国のお金ですが、現在、紙幣は全部で6種類です。最高額紙幣が100元(=約1500円)で、以下50元(=約740円)、20元(=約300円)、10元(=約150円)、5元(=約75円)、1元(=約15円)となります。硬貨は全部で3種類で、1元(=約15円)、5角(=約7円)、1角(=約1.5円)です。紙幣の肖像は全6種全て「建国の父・毛沢東」のみで統一されており、1元は紙幣と硬貨の両方があるのが特徴ですね。
今回はこのうちの紙幣4種(50元、20元、10元、1元)、そして硬貨3種(1元、5角、1角)に新デザインが加わったという事です。

今回、銀行窓口の行員の方は良い方で、この新版「全7種」の変更点についてまとめられた中国人民銀行発行のパンフレットもくれました。一緒に掲載したいと思います。
まずは50元札です。

上が現行版、下が新版です。汚い紙幣ですが、これが中国の「日常」です。

裏です。チベットのラサのポタラ宮ですが、新版はなんだこりゃ?!ポタラ宮の真ん中「だけ」がゴールドですね。

パンフレットにおける新50元札の変更点です。
20元札です。何で3種類?!

上は私が市内でお釣りとして渡されたニセ札(!)、真ん中が現行版、下が新版です。

裏です。桂林の漓江ですね。ニセ札は多種多様があるようですが、私が渡されたのは上下逆に印刷されていましたね(笑)。まあニセ札ネタは次回のエントリーで改めて取り上げます。「ニセ札が多い」これも中国では「日常」です。

パンフレットにおける新20元札の変更点です。
10元札です。

上が現行版、下が新版です。

裏です。長江三峡の瞿塘峡の夔門ですね。

パンフレットにおける新10元札の変更点です。
1元札です。

上が現行版、下が新版です。

裏です。杭州西湖ですね。

パンフレットにおける新1元札の変更点です。
硬貨です。
まずは1元硬貨です。

左が現行版、右が新版です。

裏です。

現行版の上に新版を重ねてみると一回り小さくなったのがお分かりいただけます。硬貨の大きさを変えるのは、重ねたり数える時に不具合が生じるので、愚の骨頂と思います。
5角硬貨です。

左が現行版、右が新版です。色がガラリと変わりました。

裏です。新版ですが、「パッと見」は1角でしょ。
1角硬貨です。

左が現行版、右が新版です。

裏です。ほとんど変わりませんね。
1元硬貨は小さくなり、色も全3種類一緒となり、外国人はおろか中国人ですら、これまで以上に注意力は必要と思われます。中国は長年続いた「一人っ子政策」の影響で、これから「超高齢化社会」が訪れますが、今回の硬貨改悪は、「視力が衰え、注意力も散漫となり、間違いや物忘れが日常」となるお年寄りにとってつらいでしょうね。
スマホ決済社会だから現金は不要?いやいや「超高齢化社会」における「スマホ絶対至上社会」で喜ぶのは詐欺師だけですよ。この国は悪い人が多くて良い人が少ない、居ない、つまり日本とは真逆の「性悪説」の国だからです。「知らない人は悪い人」、これがこの国における幼少教育の常識です。
地方中都市の大連も、中国の他都市に漏れずスマホ決済が中心で、買い物の際、同じ物でもスマホ決済と現金決済では価格も特典も違う、全然違うという事が多いですが、まだまだ普通に現金は使われています。大連駅周辺に多い「物乞い」も見ていると、皆「現金決済」による「お金ちょうだい」で、「スマホ決済」は居ませんねえ。
商店やスーパーに行くとスマホ決済のレジは行列で、現金オンリーのレジはガラガラ、なんてのも少なくありませんよ。これを「本末転倒」と言います。
こちらに多い「中国スゲー、日本死ね、俺はビッグ」の反日日本人の連中は、とにかく「スマホ決済、ファーウェイ、シェアサイクル」至上主義者が多いですが、連中に流されず、上手く「使い分け」をすることが必要ですね。
この国は「昔アヘン中毒、今スマホ中毒」の国です。キャッシュレス時代の到来を頭の片隅に置きつつも、全否定せず、極端に走らず、冷静に「他人は他人、私は私」で良いと思いますよ。逆に言えば、それが出来ることが日本人の強さではないかと思いますね。
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投稿者:dalian4649