中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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大連の「集中暖房」工場を見に行く、あと狂歌

今日の大連ですが、正午には気温も3度まで上がりました。

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市中心部「青泥窪橋(大連駅)」の正午の大気データです。先週土曜日は「マイナス18.8度」を記録していますから、実に20度以上も差があったということです。体調管理が求められますね。

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今朝、買い出しがてらに撮った「労働公園緑山とテレビ塔」です。大気汚染が酷く、朝からPM2.5対応マスク必携です。手前の煙突からは「集中暖房」システムである「スチーム(中国語:暖気)」を作るために燃やしている石炭の煙が激しいです。

この集中暖房があるおかげで家の中はホカホカですが、こちら満州においては大気汚染の元凶となっています。一言で言えば「諸刃の剣」、「ハイリスク、ハイリターン」の装置システムです。

この「集中暖房」システムですが、日本式に言えば「セントラルヒーティング」ということになります。中国では主に北方地域に存在し、南方には存在しません。毎年冬になると、各家庭に、家の面積に応じて暖房費の集金があります。

こちら大連市中心部では、この「集中暖房」を維持するための「町工場=ボイラー」、がコンビニの距離感覚と言ったら言い過ぎでしょうか、あちこちにあります。この「工場」の存在が日常風景である一方、日本や中国南方地方では目にすることがありませんので、今日はこの「町工場=ボイラー」の様子を取り上げたいと思います。

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とりあえず一例として、市中心部「労働公園」東門から歩いて5分程のバス停「昆明街」です。ここにはイギリス系大型スーパーチェーン「テスコ」があります。

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すぐそばには全中国で、これまたチェーン展開してるホテル「錦江之星」があります。

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このバス停の真ん前(!)に「集中暖房」の「工場=ボイラー」があります。手前に写っているのはローカルの理髪店ですね。

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近付きます。「工場」は石炭に囲まれているのが分かります。

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三日前の日曜日に撮った写真ですが、この日は朝、雪が降ったので、石炭の上にはちょっとだけ雪が積もっていますね。

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アップです。石炭の存在もこちらでは身近ですが、今の日本人なら見た事も触ったことも無い人は多いでしょう。

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この写真を撮った前日は「マイナス18.8度」、と新記録を樹立した日でしたから「ボイラー」もフル回転、つまり石炭の消費量がハンパではなかったことが一目瞭然で分かりますね。空っぽです!

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スコップが刺さっていますね。重労働の職場です。

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周囲は健康的な居住環境とは言い難いですね・・・。

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昨年の秋頃から大連のあらゆるバス停で見られるようになった「広告」です。「いったいどこで呼吸すれば良いんだ? 大気汚染、環境汚染、人類はどうやって生存すればいいんだ?」とあります。キリンが雲の上に頭を出していますね。つまり地上ではPM2.5で満足に呼吸も出来ないという意味ですね。これは「大連理工大学」のバス停です。

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こちらは「エキシビションセンター(中国語:「会展中心」)」のバス停です。

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広告主です。海南省の会社?

私はこの広告を初めて見た時、思わず笑ってしまいました。これ「平成の狂歌」ですよ。狂歌(きょうか)とは、社会風刺や皮肉、滑稽を盛り込んだ短歌のことです。

ウィキから有名どころをそのまま引用します。

「白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき」
寛政の改革の際に詠まれたもの。白河は松平定信の領地。定信の厳しい改革より、その前の田沼意次の多少裏のあった政治の方が良かったことを風刺している。大田南畝作という評判もあったが本人は否定した。

「泰平の眠りを覚ます上喜撰 たつた四杯で夜も眠れず」
黒船来航の際に詠まれたもの。上喜撰とは緑茶の銘柄である「喜撰」の上物という意味であり、「上喜撰の茶を四杯飲んだだけだが(カフェインの作用により)夜眠れなくなる」とう表向きの意味と、「わずか四杯(ときに船を1杯、2杯とも数える)の異国からの蒸気船(上喜撰)のために国内が騒乱し夜も眠れないでいる」という意味をかけて揶揄している。

中国なんで「短歌」は存在しませんけどね。七言律詩で有名な事件がありましたね。『人民日報』海外版1990年3月20日号に掲載された、アメリカ人留学生が作った作品です。「元宵」事件、として有名です。「人民日報=お上」は見抜けず、世界的に話題となりました。

『人民日報』海外版1990年3月20日号に、美国(アメリカ合衆国)留学生の作として、以下の七言律詩が掲載された。

東風拂面催桃李
鷂鷹舒翅展鵬程
玉盤照海下熱涙
遊子登台思故國
休負平生報國志
人民育我勝萬金
憤起直追振華夏
且待神洲遍地春

そのまま読めば、春の訪れを待つ愛国的な留学生の気持ちを詠ったものである。しかし、右斜め上から下に「李鵬下台平民憤」(李鵬が辞めれば民の憤りは収まる)という文が隠されていたため大騒ぎになった。「人民育我勝萬金」の列は、「人民有我勝萬金」と誤って紹介されることがある。

先程の「キリンの広告」に戻ります。どういうことかというと「いったいどこで呼吸すれば良いんだ? 大気汚染、環境汚染、人類はどうやって生存すればいいんだ?」とありますね。広告主は人「類」ではなくて、人「民」と書きたかったのだと思います。

私には「キリン広告主」の、悲痛な叫び、参政権が無いゆえにどうしようもない苛立ち、母国が汚される悲しさ、無策な「お上」に対する怒り、といった様々な心情が手に取るように(!)、はっきりと読み取れますね。

もう一例挙げます。中韓はいつも日本攻撃の際、「中韓」とはっきり言わず、「アジア諸国」、「近隣諸国」、「周辺国家」って言い回しを使うでしょ(笑)。本音を隠しているんですよ。この「事例」を「キリン広告」にも「引用」したということですよ。

「お上」はね、「キリン広告主」の「本音」が見抜けていないと考えますね。

多角的視野を持たず、歴史を知らず、庶民の気持ちを知らずして政(まつりごと)、ましてや善政は行えませんな。今日のエントリーはちょっと生意気を書きました。

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投稿者:dalian4649
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投稿者:dalian4649
「2008年に大連を訪問」様、御訪問ありがとうございます。

地元紙の報道によると、昨年の大連の家の価格は平均で1平米あたり約11500元といったところで、やや下がってきています。もちろん星海広場やオリンピック広場、付家庄周辺など人気エリアは全く相場が違います。

買ったところで中国は「70年産権」ですから、次世代に残すわけにもいかず、高い買い物ですよね。
2008年に大連を訪問しました
中山広場の一等地のマンションを案内されて
価格は2000万円ほどでした
いまの大連のマンションかかくはどんな感じですか?
投稿者:dalian4649
「匿名2」様、こんにちは。

>前回も今回も面白く読ませていただきました。

いつも嬉しいお言葉をありがとうございます。こちらは「年末」なんで、それほど忙しくも無く、ブログに関われる時間が取れています。

>今回の石炭ボイラーの工場(写真)も意外でした。こんな街中に普通にあるなんて!

外に出て、目線を斜め45度上げて、その場で一周してみると、どこかで必ずモクモクやっています。三度の食事の時間帯は派手に作動中ですから気付きやすいですね。酷寒時は尚更です。

>ほとんど気が付きませんでした。

「灯台下暗し」、「近くて見えぬは睫」と言いますからね。私なんかあらゆる事でしょっちゅうですよ。

>これは空気も汚れますよね。

家のそばに在ったらキツいですよね。
投稿者:匿名2
こんにちは。
前回も今回も面白く読ませていただきました。

前回の氷の芸術もすばらしかったです!

今回の石炭ボイラーの工場(写真)も意外でした。こんな街中に普通にあるなんて!
大連にいる時も主に表通りばかり歩いていたからでしょうね、ほとんど気が付きませんでした。
これは空気も汚れますよね。
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