2014/9/5 14:15
昨日の朝は港町・大連ならではの素晴らしい天気でした。

PM2.5の数値も市中心部「青泥窪橋」で、日本基準で通じる「46」です。

今や一ヵ月に数回あるかないかです。
しかし出勤ラッシュの時間(=交通量の増加=排気ガスの増加)を迎えると、徐々に大気が汚染され、「霞」がかってきます。「寿命」は早朝の「数時間」だけです・・・。本日は早朝からダメダメです。
さて、久しぶりに中国サッカー、地元チーム「大連阿爾濱(だいれんアルビン)」の話題です。日本人・倉田安治監督がシーズン途中(第15節)より率いるも、今シーズンは休日出勤が多く、なかなかスタジアムに足を運べず、テレビ観戦ばかりでした。クラブは金欠と給料未払いで解散(身売り、消滅)危機、更には2部リーグ降格危機を迎えています。

クラブの給料の未払いは既に14か月間に及んでいます。9月1日付け大連地元紙『半島晨報』(A12ページ)の記事で、見出しは「(大連阿爾濱の)給料未払いは既に一年間超に及ぶ」とあります。正直、もはや中国サッカー・スーパーリーグ(中超)の参加資格すら無いと思います・・・。
では、先週末8月30日(土)に行われた、2014年中国サッカー・スーパーリーグ公式戦第23節「大連阿爾濱(だいれんアルビン)」vs「広州富力(こうしゅうふりき)」の生観戦記です。今シーズン2度目(泣)の生観戦です。

この日のホームスタジアム「大連スポーツセンタースタジアム(中国語:大連体育中心体育場)」です。周囲には何もありません。市中心部「オリンピック広場」から、いつものサポーターバスに乗ってきました。往復13元(=約230円)、片道約45分です。

チケット売り場です。試合開始1時間前に到着しましたが、窓口も一つしか空いておらず、客も誰もいません。

この日のチケットです。中国ですので、誰も守らず、「全席指定」も実質「全席自由」です。この日は「50元(=約860円)均一」でした。

「大連阿爾濱」の公式スポンサーであるコンビニチェーン「太陽系」が「移動コンビニ」を出すも、覗いたら割高価格設定でした。

試合開始まで約1時間となり入場します。メインスタンドの入り口ゲートなのにガラガラです。

治安が悪く、「無差別テロ」も頻発する中国なので、入場チェックは厳重です。空港における飛行機の搭乗と同じで、身体、持ち物、共に厳しいチェックがあります。

入り口ゲート横では警官が一休みです。帽子も脱いでリラックスです。「仕事しろよ」と言いたいですが、客が少なすぎて仕事が無いか(笑)。バックでは「壮大な大気汚染」です。

スタジアム内に向かいますがガ〜ラガラ。実質「全席自由」なので、メインスタンド中央部へ向かいます。チケットチェックもありません。

中央部のやや左側(ホーム側)に座ります。倉田監督のベンチの裏です。着席して5〜10分もすると、試合開始前のウォーミングアップが始まりました。こちらは「大連阿爾濱」の練習風景です。

スタジアムにはデカデカと、サッカーに興じる「習近平」のイラストが掲げられていました。「スポーツに政治を持ち込む」、これが中韓サッカーです。

こちらはアウェー側「広州富力」の練習風景です。広州「富力」。拝金主義の、実に中国らしいネーミングだと思います(笑)。

まだ記憶に新しい、ロンドンオリンピック男子サッカー3位決定戦の試合後、韓国の国旗と共に「独島(竹島の韓国名)はわれわれの領土」と韓国語で書かれたメッセージを掲げた大バカ野郎=パク・チョンウ(朴鍾佑、MF、25歳、背番号8)が、この日はスタメンです。

スタメン発表です。まずは最近のクラブの状態から。「三連敗(7戦連続未勝利)」です(泣)。倉田監督が今シーズン第15節(7月20日)より率い始めましたが、「1勝4敗3分け」と厳しい状況です。中国代表の于漢超(MF、27歳)と李学鵬(DF、25歳)が6月に「広州恒大」へ移籍。「片手片足」をもがれ、今シーズンはこれでとどめを刺されました。金欠に給料未払いですから「売った」のでしょう。大きな戦力にはならなかったとはいえ、レオン・ベンコ(クロアチア、FW、30歳)、ナシャト・アクラム(イラク、MF、29歳)も給料未払いが原因で衝突、クラブから姿を消しました。

張翀(GK、26歳)です。中国代表の候補にも呼ばれた、絶対的な守護神です。

ニクラス・バックマン(スウェーデン、DF、25歳)です。スウェーデン代表6試合です。フィジカルが強く、闘志溢れるプレーで、不可欠の「当たり」外国人です。

夏の補強で新加入、新外国人のエステバン・ソラーリ(アルゼンチン&イタリア、FW、34歳)です。代表歴はありませんが、キプロスリーグ得点王&MVP(2006-07)、メキシコ・リーガMX得点王(2007-08)、ギリシャ・スーパーリーグ得点王(2013-14)と凄い経歴です。この日が初スタメンです。

張佳祺(MF、23歳)です。今年になって代表にもデビューした若手です。元日本代表の松井大輔選手が4シーズン所属して、広く名が知れたフランスのル・マンFCに、2012–2013シーズンに所属(当時は2部リーグ)、12試合出場1ゴールです。中国では貴重な海外リーグ経験組です。

ブルーノ・メネゲル(ブラジル、FW、26歳)です。チームの得点王です。代表暦はありません。この日はベンチでした。一人で突破してシュートまで持っていける選手なので、Jリーグに来たら面白いと思います。決して高価な選手ではないと思いますので。

監督は日本人。我らが倉田安治監督です。チームはボロボロですが、試合中も細かい指示、そして気迫を前面に押し出して選手を鼓舞し、指揮を取り続けます。少しは応えろ、もっと走れ、選手共!

選手入場、国歌斉唱です。

盛り上がる、電光掲示板下に陣取る「大連阿爾濱」サポーターです。

遠影です。ホームゲームなのに、ここまで寂しい数となりました。

試合前のスタメン「記念撮影」です。

円陣を組んで、さあ試合開始です。
次回に続きます。
ブログのランキングに参加中です。ここをクリックしていただけますと、当ブログの現在の順位が御確認いただけます。宜しくお願い申し上げます。

PM2.5の数値も市中心部「青泥窪橋」で、日本基準で通じる「46」です。

今や一ヵ月に数回あるかないかです。
しかし出勤ラッシュの時間(=交通量の増加=排気ガスの増加)を迎えると、徐々に大気が汚染され、「霞」がかってきます。「寿命」は早朝の「数時間」だけです・・・。本日は早朝からダメダメです。
さて、久しぶりに中国サッカー、地元チーム「大連阿爾濱(だいれんアルビン)」の話題です。日本人・倉田安治監督がシーズン途中(第15節)より率いるも、今シーズンは休日出勤が多く、なかなかスタジアムに足を運べず、テレビ観戦ばかりでした。クラブは金欠と給料未払いで解散(身売り、消滅)危機、更には2部リーグ降格危機を迎えています。

クラブの給料の未払いは既に14か月間に及んでいます。9月1日付け大連地元紙『半島晨報』(A12ページ)の記事で、見出しは「(大連阿爾濱の)給料未払いは既に一年間超に及ぶ」とあります。正直、もはや中国サッカー・スーパーリーグ(中超)の参加資格すら無いと思います・・・。
では、先週末8月30日(土)に行われた、2014年中国サッカー・スーパーリーグ公式戦第23節「大連阿爾濱(だいれんアルビン)」vs「広州富力(こうしゅうふりき)」の生観戦記です。今シーズン2度目(泣)の生観戦です。

この日のホームスタジアム「大連スポーツセンタースタジアム(中国語:大連体育中心体育場)」です。周囲には何もありません。市中心部「オリンピック広場」から、いつものサポーターバスに乗ってきました。往復13元(=約230円)、片道約45分です。

チケット売り場です。試合開始1時間前に到着しましたが、窓口も一つしか空いておらず、客も誰もいません。

この日のチケットです。中国ですので、誰も守らず、「全席指定」も実質「全席自由」です。この日は「50元(=約860円)均一」でした。

「大連阿爾濱」の公式スポンサーであるコンビニチェーン「太陽系」が「移動コンビニ」を出すも、覗いたら割高価格設定でした。

試合開始まで約1時間となり入場します。メインスタンドの入り口ゲートなのにガラガラです。

治安が悪く、「無差別テロ」も頻発する中国なので、入場チェックは厳重です。空港における飛行機の搭乗と同じで、身体、持ち物、共に厳しいチェックがあります。

入り口ゲート横では警官が一休みです。帽子も脱いでリラックスです。「仕事しろよ」と言いたいですが、客が少なすぎて仕事が無いか(笑)。バックでは「壮大な大気汚染」です。

スタジアム内に向かいますがガ〜ラガラ。実質「全席自由」なので、メインスタンド中央部へ向かいます。チケットチェックもありません。

中央部のやや左側(ホーム側)に座ります。倉田監督のベンチの裏です。着席して5〜10分もすると、試合開始前のウォーミングアップが始まりました。こちらは「大連阿爾濱」の練習風景です。

スタジアムにはデカデカと、サッカーに興じる「習近平」のイラストが掲げられていました。「スポーツに政治を持ち込む」、これが中韓サッカーです。

こちらはアウェー側「広州富力」の練習風景です。広州「富力」。拝金主義の、実に中国らしいネーミングだと思います(笑)。

まだ記憶に新しい、ロンドンオリンピック男子サッカー3位決定戦の試合後、韓国の国旗と共に「独島(竹島の韓国名)はわれわれの領土」と韓国語で書かれたメッセージを掲げた大バカ野郎=パク・チョンウ(朴鍾佑、MF、25歳、背番号8)が、この日はスタメンです。

スタメン発表です。まずは最近のクラブの状態から。「三連敗(7戦連続未勝利)」です(泣)。倉田監督が今シーズン第15節(7月20日)より率い始めましたが、「1勝4敗3分け」と厳しい状況です。中国代表の于漢超(MF、27歳)と李学鵬(DF、25歳)が6月に「広州恒大」へ移籍。「片手片足」をもがれ、今シーズンはこれでとどめを刺されました。金欠に給料未払いですから「売った」のでしょう。大きな戦力にはならなかったとはいえ、レオン・ベンコ(クロアチア、FW、30歳)、ナシャト・アクラム(イラク、MF、29歳)も給料未払いが原因で衝突、クラブから姿を消しました。

張翀(GK、26歳)です。中国代表の候補にも呼ばれた、絶対的な守護神です。

ニクラス・バックマン(スウェーデン、DF、25歳)です。スウェーデン代表6試合です。フィジカルが強く、闘志溢れるプレーで、不可欠の「当たり」外国人です。

夏の補強で新加入、新外国人のエステバン・ソラーリ(アルゼンチン&イタリア、FW、34歳)です。代表歴はありませんが、キプロスリーグ得点王&MVP(2006-07)、メキシコ・リーガMX得点王(2007-08)、ギリシャ・スーパーリーグ得点王(2013-14)と凄い経歴です。この日が初スタメンです。

張佳祺(MF、23歳)です。今年になって代表にもデビューした若手です。元日本代表の松井大輔選手が4シーズン所属して、広く名が知れたフランスのル・マンFCに、2012–2013シーズンに所属(当時は2部リーグ)、12試合出場1ゴールです。中国では貴重な海外リーグ経験組です。

ブルーノ・メネゲル(ブラジル、FW、26歳)です。チームの得点王です。代表暦はありません。この日はベンチでした。一人で突破してシュートまで持っていける選手なので、Jリーグに来たら面白いと思います。決して高価な選手ではないと思いますので。

監督は日本人。我らが倉田安治監督です。チームはボロボロですが、試合中も細かい指示、そして気迫を前面に押し出して選手を鼓舞し、指揮を取り続けます。少しは応えろ、もっと走れ、選手共!

選手入場、国歌斉唱です。

盛り上がる、電光掲示板下に陣取る「大連阿爾濱」サポーターです。

遠影です。ホームゲームなのに、ここまで寂しい数となりました。

試合前のスタメン「記念撮影」です。

円陣を組んで、さあ試合開始です。
次回に続きます。
ブログのランキングに参加中です。ここをクリックしていただけますと、当ブログの現在の順位が御確認いただけます。宜しくお願い申し上げます。
投稿者:dalian4649