2013/11/25 21:45
一昨日は大気が重汚染、昨日は雨(人工雨?)、今日は強風の大連です。

港町ならではの強風で、汚染された大気は飛ばされ、今日は一日中、素晴らしい天気でした。夜、星が見えない日も少なくないのに、今日は真昼の月が見える有様です。写真中央上部に見える白い点が真昼の月です。

夕方4時になっても大連市内各所のPM2.5の数値は「日本環境基準」でした。

さて、中国サッカー・スーパーリーグ(中超)は約三週間前の11月3日に最終節(第30節)を終え、昨日は今シーズンの表彰式が行われました。当たり前ですが、またしても「広州恒大」一色です。かなり遅いレポートとなりますが、じっくりと書き上げたかったので、本日のエントリーは、岡田監督が中国最後の指揮となった、11月3日(文化の日・日)に大連で行われた、2013年中国サッカー・スーパーリーグ公式戦第30節(最終節) 「大連阿爾濱(だいれんアルビン)」vs「杭州緑城(こうしゅうりょくじょう)」の生観戦記を記したいと思います。リーグ戦は今シーズン5度目の生観戦です。お付き合い下さい。

この日の「大連阿爾濱」のホームスタジアム「金州体育場」の様子です。午前中はかなり大気の状況が悪かったのですが、風が吹いたので試合開始前にはすっきりした大気状況となりました。スタジアムのある、ここ大連市金州区は市中心部より、かなり田舎色が残ります。スタジアムの周りにはロバに引かれた果物売り、そして御覧のようにオート三輪の果物売りが現れます。リアル『三丁目の夕日』ですね。寒かったし、既に両チームとも残留を決めていることもあって、スタジアム周辺は寂しいものでした。

この日のチケットです。ホーム最終戦、そして対戦相手が岡田「杭州緑城」ということもあって、金州体育場の最高額席である「6番エリア席(主席台、メインスタンド中央部)」にしました。300元(=約5010円)です。この価格、日本と殆ど変わりませんね。中国は今、インフレが止まりません。
で、この日は、やけに観衆が私の座っている方向を見るんですね。後ろを見たら「大連阿爾濱」のGMで、前(代理)監督でもあった李明が座っていました。ということで、隣に座っていた方からペンを借りて、チケットにサインを貰いました。「6番エリア席(主席台、メインスタンド中央部)」はスタジアム入りする監督、選手に声もかけられるし、プレゼントも渡せます。出場停止や観戦に来ている大物はこのエリアのスタンドで見ることになるので、サインはもちろん、記念撮影もお願いできます。観戦に当たっては、ピッチとスタンドの間に唯一「網」が無いエリアなので、目にも優しいです。

この日の李明です。こちらの写真は中国のサイトからの転載です。現役時代は「大連実徳」一筋で、244試合出場、八度のリーグ制覇をもたらし、代表でも中国代表最多キャップ数である141を記録しています。中国サッカーに興味をある中国人で、彼の名を知らない人間はいない大連出身のレジェンドです。監督としての采配は???でしたが(笑)。この人は大連のサッカーファンにとって、日本の野球でいうところの長嶋茂雄さんみたいな存在というと分かりやすいですかね。

更にスタンドを見回すと、「大連阿爾濱」サテライトチーム監督で全中国U-17大会を制覇、そして先日は「大連阿爾濱サテライト」が中心の「遼寧省チーム」を率いて、石崎信弘監督率いる「杭州緑城サテライト」が中心の「浙江省チーム」を下してU-18大会まで制覇、と、なんと就任2年間で二冠を制した大物日本人監督・倉田安治監督(元FC岐阜、アビスパ福岡)の姿が見られました。

この日、関係者と観客席入りする倉田監督です。こちらの写真は中国のサイトからの転載です。蛇足ながら、先日のU-18大会ですが、決勝戦が大連で行われたため、私はスタジアムに足を運び、観戦し、素直な気持ちを書いて、当ブログにてエントリーしました。するとエントリー後、監督関係者の方から非常に心温まるコメントを頂きました。この場を借りまして厚く御礼申し上げます。なお、この倉田「遼寧省チーム」vs石崎「浙江省チーム」の決勝戦の様子はこちらです。
中国サッカーの決勝戦で日本人監督対決!を見に行く(1)、(2)、(3)

試合開始まで約45分、選手がウォーミングアップに出てきました。まずは「大連阿爾濱」の選手で、左がナビル・バハ(モロッコ、FW、32歳、背番号15、元モロッコ代表)、右がキャプテンの于大宝 (FW、25歳、背番号22、中国代表)です。

ホーム側で行われる「大連阿爾濱」の試合前の練習です。

一方、こちらはアウェー側「杭州緑城」です。

試合前の練習で指揮を執るのは池田誠剛フィジカルコーチです。最高の笑顔ですね。

岡田監督がユースから昇格させ、今やチームに欠かせない選手となったその中の一人、石柯(DF、20歳、背番号5)です。

ダビ・クロード・アンガン(コートジボワール、FW、26歳、背番号20)です。
この日は大黒将志(FW、33歳、背番号11)選手の姿は確認できませんでした。来連もベンチ入りもありませんでした。残念です。

両チームの選手が入場、国歌斉唱に移ります。

ゴール裏です。青がサポーター、黒が警官です。ホームなのに寂しすぎる入りです。

こちらは反対側ゴール裏の様子です。「大連阿爾濱」の「スター選手」、セイドゥ・ケイタ(マリ、MF、33歳、背番号20、前バルセロナFC、マリ代表)のイラストが掲げられ、ファビオ・ロッケンバック(ブラジル、MF、31歳、背番号8、元ブラジル代表、元FCバルセロナ)の背番号8の数字も掲げられましたが、共に欠場でした。

こちらは「杭州緑城」のサポーターです。緑がサポーターで、大体20人ぐらいですかね。黒が警官です。

試合前、両チーム円陣を組みます。青が「大連阿爾濱」、白が「杭州緑城」です。

前半のキックオフです。

「大連阿爾濱」のシモ・クルニッチ監督(ボスニア・ヘルツェゴビナ)です。

来シーズンも指揮を執るようで、地元紙も続投を発表しましたが、ここに来て、今シーズン「遼寧宏運」の監督であった馬林(51)の帰連も噂されています。「朝令暮改」の国ですからどうなることやら・・・。

こちらは岡田武史監督です。

じっくりと情勢を見極めます。

この日のバックスタンドの全景です。ガラガラですね。

この日はまず、この副審が奇妙な判定を繰り返します。

両チーム共になかなか決定機が訪れません。

コーチ陣とも言葉を交わします。

少しずつ試合が動き始め、岡田監督の指揮にも動きが出てきました。

大きいジェスチャーで指示を与えます。

この日は主審も酷い判定で、「杭州緑城」はPAで後ろから倒された(潰された)のに主審は流しました。不可解な判定をアピールせざるをえません。

あまりに酷い判定が続き、テクニカルエリアを離れて鈴木稔通訳共々、審判員に訴えます。

しかしテクニカルエリアに戻るように促されます。う〜ん。

「大連阿爾濱」のコーナーキックです。無観客試合ではありませんよ(笑)。

「0:0」で前半は終了しました。

岡田監督も下がります。この時、座布団を投げつけた「支那人」がいました。岡田監督のみならず、以前はリッピにもペットボトルを投げつけるし、こういった輩は逮捕して、マスコミ報道し、以後、スタジアムには出禁にしろよ(怒)。取り締まる方も、数は多いが仕事はしない警察官ばかりです。「頑張っても頑張らなくても給料は変わらない、だったら頑張らない」というのが中国労働者の基本的な考え方だからです。
後半の様子、そして総括は次回に続きます。
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港町ならではの強風で、汚染された大気は飛ばされ、今日は一日中、素晴らしい天気でした。夜、星が見えない日も少なくないのに、今日は真昼の月が見える有様です。写真中央上部に見える白い点が真昼の月です。

夕方4時になっても大連市内各所のPM2.5の数値は「日本環境基準」でした。

さて、中国サッカー・スーパーリーグ(中超)は約三週間前の11月3日に最終節(第30節)を終え、昨日は今シーズンの表彰式が行われました。当たり前ですが、またしても「広州恒大」一色です。かなり遅いレポートとなりますが、じっくりと書き上げたかったので、本日のエントリーは、岡田監督が中国最後の指揮となった、11月3日(文化の日・日)に大連で行われた、2013年中国サッカー・スーパーリーグ公式戦第30節(最終節) 「大連阿爾濱(だいれんアルビン)」vs「杭州緑城(こうしゅうりょくじょう)」の生観戦記を記したいと思います。リーグ戦は今シーズン5度目の生観戦です。お付き合い下さい。

この日の「大連阿爾濱」のホームスタジアム「金州体育場」の様子です。午前中はかなり大気の状況が悪かったのですが、風が吹いたので試合開始前にはすっきりした大気状況となりました。スタジアムのある、ここ大連市金州区は市中心部より、かなり田舎色が残ります。スタジアムの周りにはロバに引かれた果物売り、そして御覧のようにオート三輪の果物売りが現れます。リアル『三丁目の夕日』ですね。寒かったし、既に両チームとも残留を決めていることもあって、スタジアム周辺は寂しいものでした。

この日のチケットです。ホーム最終戦、そして対戦相手が岡田「杭州緑城」ということもあって、金州体育場の最高額席である「6番エリア席(主席台、メインスタンド中央部)」にしました。300元(=約5010円)です。この価格、日本と殆ど変わりませんね。中国は今、インフレが止まりません。
で、この日は、やけに観衆が私の座っている方向を見るんですね。後ろを見たら「大連阿爾濱」のGMで、前(代理)監督でもあった李明が座っていました。ということで、隣に座っていた方からペンを借りて、チケットにサインを貰いました。「6番エリア席(主席台、メインスタンド中央部)」はスタジアム入りする監督、選手に声もかけられるし、プレゼントも渡せます。出場停止や観戦に来ている大物はこのエリアのスタンドで見ることになるので、サインはもちろん、記念撮影もお願いできます。観戦に当たっては、ピッチとスタンドの間に唯一「網」が無いエリアなので、目にも優しいです。

この日の李明です。こちらの写真は中国のサイトからの転載です。現役時代は「大連実徳」一筋で、244試合出場、八度のリーグ制覇をもたらし、代表でも中国代表最多キャップ数である141を記録しています。中国サッカーに興味をある中国人で、彼の名を知らない人間はいない大連出身のレジェンドです。監督としての采配は???でしたが(笑)。この人は大連のサッカーファンにとって、日本の野球でいうところの長嶋茂雄さんみたいな存在というと分かりやすいですかね。

更にスタンドを見回すと、「大連阿爾濱」サテライトチーム監督で全中国U-17大会を制覇、そして先日は「大連阿爾濱サテライト」が中心の「遼寧省チーム」を率いて、石崎信弘監督率いる「杭州緑城サテライト」が中心の「浙江省チーム」を下してU-18大会まで制覇、と、なんと就任2年間で二冠を制した大物日本人監督・倉田安治監督(元FC岐阜、アビスパ福岡)の姿が見られました。

この日、関係者と観客席入りする倉田監督です。こちらの写真は中国のサイトからの転載です。蛇足ながら、先日のU-18大会ですが、決勝戦が大連で行われたため、私はスタジアムに足を運び、観戦し、素直な気持ちを書いて、当ブログにてエントリーしました。するとエントリー後、監督関係者の方から非常に心温まるコメントを頂きました。この場を借りまして厚く御礼申し上げます。なお、この倉田「遼寧省チーム」vs石崎「浙江省チーム」の決勝戦の様子はこちらです。
中国サッカーの決勝戦で日本人監督対決!を見に行く(1)、(2)、(3)

試合開始まで約45分、選手がウォーミングアップに出てきました。まずは「大連阿爾濱」の選手で、左がナビル・バハ(モロッコ、FW、32歳、背番号15、元モロッコ代表)、右がキャプテンの于大宝 (FW、25歳、背番号22、中国代表)です。

ホーム側で行われる「大連阿爾濱」の試合前の練習です。

一方、こちらはアウェー側「杭州緑城」です。

試合前の練習で指揮を執るのは池田誠剛フィジカルコーチです。最高の笑顔ですね。

岡田監督がユースから昇格させ、今やチームに欠かせない選手となったその中の一人、石柯(DF、20歳、背番号5)です。

ダビ・クロード・アンガン(コートジボワール、FW、26歳、背番号20)です。
この日は大黒将志(FW、33歳、背番号11)選手の姿は確認できませんでした。来連もベンチ入りもありませんでした。残念です。

両チームの選手が入場、国歌斉唱に移ります。

ゴール裏です。青がサポーター、黒が警官です。ホームなのに寂しすぎる入りです。

こちらは反対側ゴール裏の様子です。「大連阿爾濱」の「スター選手」、セイドゥ・ケイタ(マリ、MF、33歳、背番号20、前バルセロナFC、マリ代表)のイラストが掲げられ、ファビオ・ロッケンバック(ブラジル、MF、31歳、背番号8、元ブラジル代表、元FCバルセロナ)の背番号8の数字も掲げられましたが、共に欠場でした。

こちらは「杭州緑城」のサポーターです。緑がサポーターで、大体20人ぐらいですかね。黒が警官です。

試合前、両チーム円陣を組みます。青が「大連阿爾濱」、白が「杭州緑城」です。

前半のキックオフです。

「大連阿爾濱」のシモ・クルニッチ監督(ボスニア・ヘルツェゴビナ)です。

来シーズンも指揮を執るようで、地元紙も続投を発表しましたが、ここに来て、今シーズン「遼寧宏運」の監督であった馬林(51)の帰連も噂されています。「朝令暮改」の国ですからどうなることやら・・・。

こちらは岡田武史監督です。

じっくりと情勢を見極めます。

この日のバックスタンドの全景です。ガラガラですね。

この日はまず、この副審が奇妙な判定を繰り返します。

両チーム共になかなか決定機が訪れません。

コーチ陣とも言葉を交わします。

少しずつ試合が動き始め、岡田監督の指揮にも動きが出てきました。

大きいジェスチャーで指示を与えます。

この日は主審も酷い判定で、「杭州緑城」はPAで後ろから倒された(潰された)のに主審は流しました。不可解な判定をアピールせざるをえません。

あまりに酷い判定が続き、テクニカルエリアを離れて鈴木稔通訳共々、審判員に訴えます。

しかしテクニカルエリアに戻るように促されます。う〜ん。

「大連阿爾濱」のコーナーキックです。無観客試合ではありませんよ(笑)。

「0:0」で前半は終了しました。

岡田監督も下がります。この時、座布団を投げつけた「支那人」がいました。岡田監督のみならず、以前はリッピにもペットボトルを投げつけるし、こういった輩は逮捕して、マスコミ報道し、以後、スタジアムには出禁にしろよ(怒)。取り締まる方も、数は多いが仕事はしない警察官ばかりです。「頑張っても頑張らなくても給料は変わらない、だったら頑張らない」というのが中国労働者の基本的な考え方だからです。
後半の様子、そして総括は次回に続きます。
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投稿者:dalian4649