中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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北朝鮮ミサイル発射問題を考える(4)

1北朝鮮のミサイル発射から4日が経ち、様々な関係各所からの対応もある程度発表されたようなので、引き続きこのテーマで続けていきたいと思います。

 

まず発射された自称人工衛星のミサイルですが、成功か失敗かという討論は無意味です。北朝鮮的には成功、いや大成功と言わなければ対外向けの売り物(=国家の存亡がかかっている究極の外貨獲得手段)にならないし、何より開発者、軍上層部は将軍サマに首を刎ねられてしまいます。まあこの例は「大中華」中国を踏襲しています。中国政府の人民向け発表やスローガンはいつ何時、如何なる状況においても「勝利」と「成功」、「前進」のワンパターンしか有りません。

 

一方のアメリカもまた然りで、北のミサイルは失敗と言わなければなりません。世界ナンバーワンの超大国、民主主義国家総帥、世界の警察というメンツがありますし、迎撃ミサイルは結局使われなかったものの、万一、発射しても当たらなかったなんて事になっていたら北のミサイルの販売促進を手助けする事になります。アメリカ製の武器は信頼性が失墜し、売り物にならなくなります。全世界が見ている以上、何よりもこの事実が露呈されるのだけは絶対に避けなければなりません。世界武力ランキングも一変させる恐れがあるからです。

 

公開された発射映像によれば今回のこのテポドン2号は10年前に発射されたテポドン1号よりもはるかにゴツく、素人目からしても「進化」が見て取れました。また北朝鮮国内から発射され、日本の上空を飛び越えて太平洋上に落ちた、これは本当、事実のようです。

 

今回の発射は北朝鮮にとって成功なのでしょうか?つまり「このミサイルが全て想定通りに機能したのか」ということです。事実は開発者、及び軍上層部しかわからないし、知らされません。将軍サマにさえ「真の事実」は知らされることはありません。将軍サマ自身もこの発射は成功なのか失敗なのか分かっていません。奴は科学者ではないし、奴自身が自分の手足、頭脳を使ってイチから組み立てに関与したわけではないからです。その専門的知識もあるはずがありません。北朝鮮国内から発射され、日本の上空を飛び越えて太平洋上に落ちた、この事実を成功、いや大成功として報告を受けるだけです。

 

独裁者に「真の」一部始終と結果が知らされない。この点は恐怖政治体制を敷いている国家(組織)の致命的な欠点でして、恐怖統治ゆえに下の者は成功という成果を上奏するほかないという実情があります。歴史には前例が有ります。「大中華」中国で毛沢東が主導した「大躍進」政策です。餓死者総数は計測不能(5000万人以上?=現在の韓国の国民総数以上に相当!)という、有史以来の大失敗政策の一つに数えてもいい程の悪政だったにもかかわらず、毛沢東の元には誇大な成果ばかりが届けられ、結果、国は傾きました。

 

この一連のミサイル発射ですが、北朝鮮の開発者、及び軍上層部は日米連合も、その上、将軍サマ自体も欺けるという逃げ道を作った上での発射実験が強いられたという事です。

このミサイル、ピンポイント攻撃まで可能かどうかは別問題ですが、ノドンミサイルに加え、とりあえず日本列島を軽く越える距離までを確実に射程距離内に収めているということは認識しておかなければなりません。

 

ミサイルの見た目「進化」、飛距離(日本列島跳び越し実績)、これだけを証明したことだけでも買い手の噂があるエジプト・イラン・パキスタン・シリア・イラク・イエメン・アラブ首長国連邦・バングラデシュ・スーダン・ミャンマー・リビアには絶好のセールスポイントになったんじゃないですかね。

 

さてこの北朝鮮ミサイル発射に対するロシアの対応ですが、想定通り、弾道ミサイル発射は日米が主張する安保理決議1718(制裁)違反に「あたらず」とし、中国と足並みを揃えています。が、発射前は「もし領内に飛来すれば迎撃する」としたり、ロシア外務省は北朝鮮が発射したのは「人工衛星」であるとの認識を示すも軍幹部からは「衛星は宇宙空間に存在せず」との声が漏れてくるなど、北朝鮮の兄貴分的存在としては何ともしっくりいかない行動が見られます。この「横槍(よこやり)」は何故?!

 

かつてはアメリカと両巨頭に数えられた超大国ロシア(当時はソ連)も今やその地位は完全に中国に奪われました。この交代劇は北京オリンピックのメダル獲得総数によって正式に全世界に向けて発信されました。まあ元々朝鮮半島の支配というのは古より殆ど中国が担当しており、中国もそれを自覚、また朝鮮半島自体も「小中華」を自覚、自称していましたからロシアよりも中国にどっぷりのほうが居心地がいいのかもしれません。現在の北朝鮮におけるロシアの依存度というのは中国に次ぐ第2位といったところでしょうか。

 

北朝鮮というのはこのシリーズのエントリーで述べているように何も無い国です。将軍サマ健在の現在ですら何も無く、全てを中国に依存しています。将来的にもこの依存度はますます高くなり、将軍サマの死と共に「小中華イエスマン」として中国の衛星国家に「原点回帰」することが確定しています。

はっきり言ってこのミサイルも北朝鮮製とはいえ殆ど全てが中国の技術供与を受けて作ったものでしょうね。

 

中国は近年その「覇権主義」、台頭ぶりが危険視されて「中国脅威論」が世界各国で認識されています。こんな最中に軍事兵器実験を堂々とやるわけにはいきません。ということで技術供与だけとはいえ、北朝鮮に実験を代行させているのだと思います。今回の中国に課せられた役割は常任理事国として日米が主張する安保理決議1718(制裁)違反に「あたらず」とすることでの「援護射撃」と「後ろ盾」です。

 

中国は新開発したものに対してお約束のように「中国独自の」と枕詞を付けますが、このフレーズの日本語訳は「100%(他国の)パクリ」が相当します。北朝鮮もまた今回のミサイルを「北朝鮮独自の」と枕詞を付けていますが、「蛙の子は蛙」。ということでこれも嘘。今回に限って言えば「Made in北朝鮮 produce by中国」です。

何故?!犯罪心理学ではこんなの初歩的な常識でしょう。「当たり前の事」というのはわざわざ声高に宣言する必要など無いんですよ。更には「特亜3国」では「感情的思考方法」(=感情最優先)というのが義務教育より採用されて「常識化」しており、日本のように「論理的思考方法」(=論理最優先)という考え方は一切導入されていない事もお忘れなく。

 

中国の軍事費は年々凄まじい伸びを見せており、その軍拡は目を見張るものがあります。こうなるとやっぱり必要なのは開発した軍事兵器を机上の空論に終わらせないための「実験」だと思うんですよね。何としても実験の機会は欲しいと思うし、その機会は次回もまた確保しなければならない。

 

ロシアから漏れてくるこのしっくりこない声、つまり「横槍(よこやり)」は自国の技術が入っていないということでロシアの軍事兵器開発として直接メリットが無い、しかし中国には存在感を確実にアピールしておく(=ナメられない)必要がある。そういうことなのでしょうね。外交、交渉術としては目上(?!)の、味方相手にもかかわらず、この釘を刺して置く「テクニック」、やはり巧いといわざるを得ません。1945年以前の日本人政治家なら誰もが持っていた初歩的な「テクニック」だったのになあ〜。「金持ち丸腰」の現状じゃこんなものですかね・・・。

 

次回はこの中国の「裏方活動」について分析したいと思います。

 

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参考記事:

領内に飛来すれば迎撃 ロシア

 

ロシア太平洋艦隊(司令部・ウラジオストク)幹部は3日、北朝鮮が「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルを発射した場合の対応について「ミサイルがロシアの沿海地方などに飛来すれば、防空部隊が迎撃することになる」と明らかにした。

 同幹部によると、太平洋艦隊は北朝鮮のミサイル発射の動向について、ミサイルの飛来方向がロシア方面ではないと予想されることなどから、特別態勢は取らずに通常態勢で監視。衛星や日本海に展開する艦艇のレーダーなどを使用して警戒を続けているという。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090403/kor0904031809003-n1.htm

 

 

露軍幹部「衛星は宇宙空間に存在せず」

 

北朝鮮が打ち上げに成功したと述べた人工衛星について、インタファクス通信は6日、ロシア軍参謀本部幹部が「われわれの宇宙空間を監視するシステムには、北朝鮮の人工衛星が軌道上に打ち上げられたことは記録されていない。そのようなものは宇宙空間には存在しない」と語ったと伝えた。

 ロシア外務省は5日、ネステレンコ情報局長名のコメントを発表し、北朝鮮が発射したのは「人工衛星」であるとの認識を示した上で、「客観的な情報に基づき、抑制した判断や行動を取るよう関係各国に求める」と、日米韓などに冷静な対応を呼びかけていた。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090406/kor0904061806013-n1.htm

 

 

北朝鮮ミサイル 安保理、決議違反10カ国「理解」

 

北朝鮮の弾道ミサイル発射で、国連安全保障理事会の理事国15カ国のうち日米が主張する「決議違反」との主張に理解を示している国が10カ国になっていることが6日、わかった。新決議採択に必要な9カ国の支持は得られた形で、日米は中露に拒否権を行使させないための対策に集中する。

 日米は北朝鮮の弾道ミサイル発射は安保理決議1718(制裁)違反との考え。5日の緊急会合で各国が意見表明したが、外交筋によると、日米の考えを支持しなかったのは、常任理事国では中露2カ国、非常任理事国ではリビア、ベトナム、ウガンダの3カ国だったという。米英仏の常任理事国3カ国は明確に決議違反と主張。トルコやオーストリアなど残りの非常任理事国も、「決議違反」との主張に理解を示したという。

 日米英仏4カ国は、北朝鮮の行動を非難する新決議採択を目指している。決議採択の条件は、(1)理事国9カ国以上の支持(2)常任理事国が拒否権を行使しない−−の2点。日米両国は5日の会合の結果、「9カ国以上の支持獲得」というハードルは越えられると判断。中露が拒否権を行使しない場合、新決議が採択できると判断し、安保理常任理事国5カ国と日本の会合を中心に交渉を進めている。

 しかし、これまでの交渉で中露は、決議という形式を支持していないほか、議長声明であっても北朝鮮に対し厳しい文言を入れることには反対しているといい、文言をめぐる駆け引きも続きそうだ。

 また、国連安保理常任理事国5カ国と日本の会合が6日午後4時(日本時間7日午前5時)過ぎから、国連本部で行われたが、中露が引き続き慎重な姿勢を崩さず7日も協議を継続することになった。

 この日の協議は約1時間、行われ、主に北朝鮮への対応について▽決議や議長声明といった形式▽どんな中身にするかといった内容−−の2点について話し合った。

 高須幸雄国連大使は「北朝鮮の行為は許し難いもので、安保理として早急に明確なメッセージを出すべきだとの認識は共有できた」と述べ、一定の歩み寄りがあったとの認識を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090407-00000017-maip-int

 

 

中国が声明素案、日本と対立=対北決議の大使会合中止−安保理

 

日米英仏と中ロは7日、北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する国連安保理の対応を協議するため計画していた3度目の大使級会合の開催を中止した。中国は同日までに、安保理の決定では最も弱い「報道機関向け声明」の素案を提示。法的拘束力を持つ決議の採択を主張する日米と中ロの対立解消は容易ではなく、各国は二国間の調整が必要との判断で一致した。

 高須幸雄大使は同日夕、ライス米大使と個別に協議。外交筋によれば、日本と共同歩調を取ってきた米国がここにきて中国に対し軟化する気配を見せており、早期の交渉妥結に向け、個別協議で日本に何らかの提案を行った可能性もある。

 一方、中国の素案は、発射に懸念を表明する穏健な内容とみられる。同国は、報道機関向け声明と決議の中間に当たる「議長声明」もぎりぎりで受け入れ可能と示唆しているもようだが、日本はあくまで新決議を要求している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090408-00000069-jij-int

投稿者:dalian4649
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