中国南方航空にて大連に戻ってきました。日本でも更新する予定だったのですが、何かと立て込んでしまい出来ませんでした。申し訳ございません。
昨日の中国国際航空の大連・東京便が往復共に欠航でしたので、その影響もあったのでしょうか、搭乗率は100%に近かったです。最近、日系エアラインの単純往復チケットが6500元を超え7000元に迫る中、1000元以上安い、また日本では格安航空券も購入できる中国系の2社の人気、そして搭乗率は決して悪くないようです。
この中国系の2社、毎日就航というわけでもなく週4便という点が残念です。ただ良い点もありますのでそれを紹介してみます。
まずは中国のナショナルフラッグキャリア「中国国際航空」(エア・チャイナ)です。
今年年末にスターアライアンスに加盟予定とのことでマイレージはスターアライアンス各社のマイレージプログラムに貯めることができます。当然ANA(全日空)のマイレージプログラム「ANAマイレージクラブ」にも加算できます。ということで「ANAマイレージクラブ」に入会しておけば、ANA、中国国際航空(中国国内線含む)、共に加算できるのでとても便利です。ただ日本で買った格安航空券の中にはマイレージ加算対象外のチケットもありますので、購入時には一応確認が必要です。私の経験からですと格安航空券で「ANAマイレージクラブ」に貯める場合、大体、区間マイル70%の加算になります。
逆に中国国際航空側も「エアチャイナコンパニオンクラブ」というマイレージプログラムがあるのですが、使い勝手が悪く、特典航空券への道も遠く、またお国柄の朝令暮改(突然の改悪)の可能性から日本人で入会している人はあまり多くないようです。
機材は大連線の場合、ボーイングの767−300や737−700が基本のようです。日系と比べても同等レベルで3時間のフライトなら十分耐えうる水準です。ただ機内エンターテイメントはビジネスクラスといえどもパーソナルテレビがなく期待できません。
食事はエコノミークラスでも2種類の選択制です。さらにメインのホットミールのみならず、サイドメニューまで2種類の選択性です。日系2社が1種類で選択できない中、これは嬉しいサービスです。ただ後方席になると「売れ切れ」が出て、「没有!」の一言であしらわれ、選択できないこともあります。味も巷で言われているような「食べられないほどの代物」とは思いませんでした。結構おいしくいただきました。
またこれも巷でよく言われていますが、離着陸の技術が素晴らしく、パイロット(空軍系?!)の腕は確かなようです。何事においてもアバウトな中国においてこの点は結構凄いと思います。
次回は中国南方航空について取り上げたいと思います。