中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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このブログは差別主義者による情報?! (2)

今回のエントリーも前回の続きです。ある日本人女性ブロガーの主張を取り上げます。どんな意見にも賛成・反対は付き物、どんな人物にも長所・短所は付き物。どんな国にも良い点・悪い点は付き物。感情で動くだけでは意味がありません。「議論、対立無くして進歩、発展無し」という考え方もあります。私なりに分析、語り、読者の方にも是非御一考いただける機会に というのが趣旨です。

 

今回のエントリーはこの方の批判「大連の治安が極度に悪いようなことを言うのは如何なものか」(要約、原文はもっと辛辣な言葉ですけど)を取り上げます。確かにこの方の批判、多くの大連滞在(または経験がある)日本人が聞いたら「うん、そうだ」でしょう。では私の主張を述べます。

 

この国は日本とはあらゆる面で異なり(思想、仕組み、歴史・・・)、そのため「正しい」情報など無い、また「正しい」情報など発表されない、する必要も無い ということは前々回のエントリーで申し上げた通りです。またこの国に長期滞在する日本人にとって当然知っておかなければならない中国人理解の三大注意事項(「自己中心主義」、「拝金主義」、「言動不一致」)も今までのエントリーにおいて所々で取り上げています。

 

「大連は治安が良い」というのは良く使われる言葉ですが、この国では情報統制(良い意味も悪い意味も)が「必ず」(ここが大事!)働いていることを考えると、この言葉は「建前(理想)」に過ぎず、「本音(現実)」は・・・。情報の無条件全面享受は危険、いやそこまでいかなくても「何かある」と考えるのが普通、いや当然なんですね。

 

「そんな事言うけど、でも本当に良いよ。考えすぎじゃ?」と主張される方がいるかもしれません。確かにそうかもしれません。でもそれは「良い」のではなく、単に「知らない」つまり自分の無知でしかないのです。良い面だけしか見てない、見えてないだけなのです。

 

例を挙げます。中国の様子が他国に紹介される時、良く取り上げられるのが上海のあのロケットのような「東方明珠塔」(通称テレビ塔)周辺ですね。あの映像を元に外国人は「中国も発展しているなあ、ウチの国と変わらない、いや良いぐらいだ」となるわけです。が、中国は7割以上を越す人が農民で、当然彼らが生活している場所は説明するまでも無いと思います。大多数を占めるこちらの風景、人々、暮らし、そして彼らの月収が日本人なら気楽に泊まれる大連の4つ星(5つ星ではありません!)ホテル1泊分の料金にすら達していないという現実はまず海外発信されません。

 

上海は旅行した方なら分かると思いますが、「貧富の差」は凄まじく、ちょっと路地に入れば「これが同じ都市、いや同じ時代か?!」という場所にぶつかります。現地ガイドさんも心得ていて、「自由行動時間」の前には必ず旅行者(特に修学旅行の学生)に注意ための集会を行ないます。現地の人はしっかりと「現実」を把握しており、それを我々に伝えます。上海でこれです。中国で発展している「沿岸部」が全中国でどれだけを占めますか?

 

「現実」ってのは本当にシビアなんです。そして知られたくないんです。知って欲しいのは「虚像」なんです。何事も。

 

大連は旧満州エリア(東北三省)で最高の「国際」都市という地位を事実上得ています。その発展も留まることを知りません。ただこの発展は地理的要素、また国家、省、市の努力に加え、関係者も尽力も大きいでしょうが、その最大の理由はなんと言っても外国企業の進出によるものが大きいんですね。最近は開発区に米「インテル」社の誘致にも成功。実際に動き始めています。この誘致の成功は今までの外資系企業の誘致の成功とは「桁が一つ」違いますよ。従業員の居住区はまさに「アメリカ村」、従業員の子供たちが通うインターナショナルスクールの開校もあります。

 

話題をオリンピックに移します。瀋陽、青島、天津、秦皇島とは違い、大連では北京オリンピックの種目は一切行なわれません。大連市政府のキャッチフレーズ「建設大大連」は有名ですが、北京オリンピック開催決定と共に新たに「オリンピックは北京で、観光(買い物)は大連で」のキャッチフレーズが掲げられるようになりました。

 

外国企業に依存せざるを得ない現状、そして大大企業の誘致に成功した今。オリンピックをまさに間近に迎える「最重要」時期である今、またつい先日「ダボス会議」という世界的規模の会議を成功させた実績。今、まさに「マイナス事項」はことごとく、平時以上に、神経質に、「消去」しなければならないんです。

 

もうどういうことが分かるでしょう?更に書き加えましょうか?

 

この「最重要時期」を無事に乗り切ることは省・市の威信、メンツの関わることももちろんですが、市政府関係者にとってそのあらゆる意味での「手腕」を「中央にアピールする」(ここが大事!)、そして評価に直結してもらう、こちらもまたとてもとても大事な、またと無い機会でもあります。失敗どころか些細なマイナス点もあってはならない、いや「消去」しなければならないんです。

 

この感覚と考え方は別に大連に在住している方でなくても、また日本・中国・職種等一切関係無く、管理職に関わった方なら誰でも簡単にご理解いただけると思います。こんな事例、「仕事の世界」では避けて通れぬ道です。

 

ここはやはり中国。大連とはいえやはり「極度に悪い」所は悪いんです。先進都市だけに非先進都市からも日々人が集まります。情報統制が行なわれている国では「マイナス面」の報道はしない(少ない)というのが「常識」ですが、そんな「常識」があるにもかかわらず、現地新聞(大連晩報、半島晨報)ではこの手の報道が後を絶ちません。こういう「極度に悪い所」の「悪い」という報道がね。じゃあ実際はもっと凄い?!。言わずもがなです。

 

無差別にタクシーに乗る、解放広場(職安周辺)、一二九街(職安周辺)・・・をフラつく。地元の人間ですら気を引き締めるぐらいですから、やっぱり極度に悪い所と言わざるを得ません。日中はまだしも、特に日が落ちた後は。

 

この日本人女性ブロガーが大連が好きなのは分かります。ただね「恋は盲目」という言葉が有る通り、「好き」になると周りが見えなくなりがちです。その上、海外に長期滞在していながら「日本人ムラ居住限定」、「現地語ダメ」、「現地人との現地語での交流ダメ」、「現地新聞ダメ」では更に手の負えない「スーパー盲目」と言わざるを得ないんです。今まで安全だったのは「運」としか言えませんね。

 

「大連は治安が良い街」、「大連は親日都市」

私はこの言葉を「単純」利用する人の意味、意図とはこれだと思っています。

1、我々日本人にはとっては耳に優しい言葉

2、中国側(大連市政府、大連人)にとっても嬉しい(望ましい)言葉

3、企業にとっては日本人人材を集めるのに最適な言葉

4、長期滞在している以上、そうあって(あり続けて)欲しいという願望

5、日本にいる家族親族を納得させるには最適の言葉

6、そういう言い続けることで自分も勇気付けられる言葉

 

こちらにソコソコ居ると解釈も変わります。当然人格も変わりますって(笑)

 

「治安」の良し悪しの発言は「命」というかけがえの無いものに関わる重大な問題です。ただでさえ日本は性善説の国。日本人は疑うということを知りません。それどころかそれを失礼とまで考える民族です。「疑う」ということを始め、「市民権を一時的に得る」ようになったのは「偽」という言葉が「一年を表す言葉」に選ばれた今年2007年。つまり今年が「デビュー」でしょ?

 

つい先日もタイで日本人女性旅行者が観光ではお約束の「世界遺産」、それも特に治安が悪いところに行ったわけでもないにもかかわらず最悪のケースを迎えてしまいました。彼女のブログの中には「こちら(タイ)の人はとても良い」の言葉があったそうです。

 

自分のブログで自分の意見を書くのは自由ですからかまいません。ただ他ブログを辛辣にこき下ろす前に、現地に滞在している日本人である以上、少しでも真実に近づく努力(疑問を持つ、情報収集する、交流する、言葉の向上を図る、そして最後にじっくり考える)を怠らず、それをブログに反映させる。これこそが自他共に認められる海外からのブログ更新の意義の一つだと思いますが如何でしょうかね。今日は特に長文で失礼しました。

 

 

 

 

参考:

今年の漢字は「偽」、食品偽装など反映か

 

 日本漢字能力検定協会(京都市)が募集する「今年の漢字」が12日、発表された。今年を象徴する一文字は「偽」と決まり、京都・清水寺で披露された。

 昨年は41年ぶりの男子皇族となった秋篠宮ご夫妻の長男「悠仁さま」のご誕生や、相次ぐいじめ自殺などにからみ、「命」が選ばれたが、今年は船場吉兆をはじめとする食品偽装事件や年金、防衛省汚職など国民が、さまざまな偽りにだまされた一年を象徴した格好となった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000927-san-soci

 

 

 

福田首相、今年の漢字は「信」…

 

 福田康夫首相は13日、「今年の漢字」に「偽」が選ばれたことに関し、「どういう言葉が適切かというと『信』なんですよ。今こそ信を取り戻さなければいけない」と述べた。参院外交防衛委員会の集中審議で語ったもので、首相は防衛省不祥事や年金公約問題で招いた国民の不信感の解消に向けた決意を示した。

 ただ、民主党議員は年金問題で「公約を覚えていない政権があり得るのか。だから今年の世相をあらわす言葉が『偽』なんだ」と批判した。政府・与党への不信感は高まっており、政界では総選挙で国民に「信」を問う時期は遠のいたとの見方も。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071213-00000963-san-pol

投稿者:dalian4649
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