中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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このブログは差別主義者による情報?! (3)

今日のエントリーはかつての執筆シリーズ「このブログは差別主義者による情報?!」に戻ります。ある日本人女性ブロガーの主張を取り上げ、私なりに分析、語り、読者の方にも是非御一考いただける機会にという趣旨は変わりません。今日は彼女の主張の中から特に「犯罪に関係のない中国人やその他の国の人たちをラベリングし、批判や中傷をしたり、差別用語で表現するのは如何なものか」(要約、原文はもっと辛辣な言葉ですけど)を取り上げます。

 

中国ではあらゆる方面で「二重の構造」が常在しており、誰もがそれを当たり前と認識しているという点は当ブログカテゴリー『私論「中国人」と「支那人」』で事あるごとに述べてきたとおりです。具体的に言うと「言動不一致」、「階級社会」、「建前」と「本音」、「理想」と「現実」であり、これらがしっかりと区別、そして認識、更に当たり前とされているということです。

 

日本(人)はこの中国の現状、つまり「二重の構造」という存在を一方的に「悪」と捉え、目を瞑り、現実を受け入れないという現状があります。「郷に入っては郷に従え」とは言うものの、無意識に、都合良く解釈を変えてしまいます。「日本(人)の基準でマイナス面と思われる箇所は見るな、従うな、プラスの面だけを積極的に!」という解釈を足してしまうのです。そしてそれでも支障が出ないと考えているのです。

 

中国人というのは極めて「現実主義的な考え=損・得・見栄」しかしない民族です。「保障、補償、保証」の『3つの「ほしょう」』に無縁という国情も一因でしょうが、「自己中心主義」(自分が一番かわいいのは「当たり前」)、「拝金主義」(お金があれば何でも買える、手に入れられるのは「当たり前」)がとりわけ際立っている点は良い例だと思います。私はこの「現実主義」信仰を少しでも自制する事こそが「大人」、民度の向上、真の国際化に繋がると思っていますが、現状は全く改善されていないどころか、次世代も「小皇帝」の言葉が表している通り、「更に」悪化の一途。

 

日本も日中交流促進の副産物か、はたまた特定アジア各国との「思想共有」。そして「孤立」を避けるためか(笑)、最近この「現実主義的な考え」の導入、台頭が著しく、将来への危惧の念を抱かずにはいられません。今や決して「対岸の火事」では済まされなくなっています。

 

「二重の構造」の常在。「現実主義」思想。

こういう現状ですから中国人は自分以外の相手に対する「区別・分別」もはっきりしています。例を挙げます。上海人は自分が「世界の二巨頭国家」中国、しかもその中国の中でも最も発展した都市に住む(働く)人間であることに一際メンツを持っています。この事ははっきりと人前で口に出す人も少なくありません。他都市、省の人間と自分たちは違うとしっかりと「線」を引いています。まあ事実、上海でビジネスに関わっているはやはり収入も多く、有能な人が多いです。この街で一見さんの起業→成功なんてのは夢物語ですしね。わざわざ口にされたからといって強ち否定できないんです。事実ですから。また中国では未だに「都市戸籍」と「農村戸籍」という「区別・分別・差別」が存在し、この戸籍選択に自由が無いといった現状も上海人のこの「特別意識」を後押し、公的証拠(?!)となっています。

 

そうそう蛇足ながら上海人の「中国で最も発展した都市の人間というメンツ」、北京人の「首都人というメンツ」の衝突は一度ぐらい目や耳にしたことがありませんか?

 

このように中国では「区別・分別・差別」の常在はとりわけ珍しいことではありません。また戸籍の例のように実際、公的(?!)にも存在し、社会も中国共産党「のみ」という党治システムであるため、日本(人)であれば絶対揺るがない「差別はダメ、平等公平!」の考え方は「郷に従っていない」ということになります。

 

いやそれどころか党の人を前にして「平等公平」を声高に叫ぶのは人間関係を壊すばかりか、場合によっては危険ということになります。あなたへの評価も「二重の構造」が理解できていない=「中国が理解できていない」と侮られ、交渉などにおいては「組み易し」と確実にナメられます。耳に優しい非現実・理想的な言葉「友好、平等、公平・・・」を巧みに持ち出され、反撃を封じられます。

 

「二重の構造」が常在し、「超現実主義」思想である中国は当然、政府の外交も実に上手く、成果も必ず目に見える「実(じつ)」を取って来ます。交渉とははっきり言って「妥協」なのですが、地理的どころか経済も大国となった今では妥協などいざ知らず、「実」どころか「名(メンツ)」までも相手から分捕って帰ってくることが少なくなくありません。ビジネスや外交といった利益、国益の獲得がまず第一!といった席では「理想」よりも「現実」に凝り固まることがいかに大切か、日本(人)はその傾向と対策を真剣に学ぶ必要があるでしょう。

 

日本の外交はどうでしょうか。「実」など殆ど取れず、「名」も取れない。いやそれどころか交渉時に「主導権」ですら握れず、「カード」も使いこなせない(いや「無い」か?!)・・・。ただ、「勝つ」=「現実主義」に傾くには「非情」が避けられません。性善説の日本(人)には自己否定をも避けられない、大きな、厳しい課題と言わざるを得ません。

 

このように日本とはまるで逆。「区別・分別・差別」が当たり前(公認?!)の中国に滞在している以上、私は私なりに中国人をしっかりと「区分」して考え、付き合っています。

 

中国は社会主義・共産主義国家ではありますが、現状は達成されているとは言い難いです。教育、収入など差は広がる一方で、その格差は資本主義・民主主義国家である日本など比べ物にならないほど大きく、厳しい現実を見せつけています。

 

この格差。この国の仕組み、歴史、現状。そして言論、報道の規制。「二つの構造」、「超現実主義」。この国の「郷」を自分なりに分析し、考え、自分が「郷に従う」ためには、やはり中国人同様、この地に住んでいる人を個人的に分けざるを得ないのです。それが「用心、気をつける」ということに直結することであり、日々安心に暮らす第一歩、人間、社会の理解、ビジネスの成功だと考えているからです。

 

中国人の家族親族中心主義、人は見た目で判断する(相手をじっと見る、服装で判断)という基本常識はこの自己防衛の極めて初歩的な、いや現実主義の表れだと思います。中国人は初めて目にする、自分の知らない中国人(特にレストランの店員)などに対してはエラい高圧的、無愛想な態度で臨むでしょう?

 

在瀋陽日本国総領事館大連(駐)事務所(いわゆる大連領事館)もそのHPで「職にあぶれた労働者達が春節期の帰郷に際して金品の強奪を目的に犯罪に走る事件が増える傾向にあります」と表記しています。はっきり名指しこそしてはいませんが、「民工」と呼ばれる人々のことであり、日本的な考え方(=言葉狩り)からすれば「職にあぶれた労働者に対する侮辱、蔑視表現だ」ということになるでしょう。でもね、オブラートに包んで表現はしているものの、やっぱり「現実」は無視できないのです。領事館も「理想」で安全勧告をしない(仕事をしない)わけにはいかないし、防げないんです。

 

当ブログのカテゴリー『私論「中国人」と「支那人」』を全てお読みいただいた方はお分かりのことと思いますが、私は個人的にこの地に住む人を

 

1、中国人:中華人民共和国に住み生活している一般的な人々。

2、「中国人」:私なりに知識、仕事だけではなく人間的にも得る、学ぶ事が多い「中華」の名に劣らない中国人。現状はやはり海外渡航経験があり、自分の目で実際に見、しかも「分析・考える」ということが出来る人が多いのは仕方が無いところでしょうか。学歴は一切関係無いです。

3、「支那人」:2とは全くの対極的な位置にいる人々で言わずもがなでしょう。ただ某知事さんが多用する中国人全体を指す言葉としては使っておりません。ブログ開設以来、一貫して全て「かぎ括弧」を付け、個人的に意味、使用幅を限定した上で使っています。

 

の3つに分けて考えています。

 

一方で中国人の日本人に対する蔑称である「日本鬼子」も無条件に日本人全体を指す言葉として使うということには閉口ですが、時と場合による、「かぎ括弧」付きなら私は全然かまわないと思っています。例えば中国で「日本人の大人が飲み屋で泥酔し、娼婦と共に店員やタクシーの運転手に絡む」こんな状況なら日本人でも同胞意識が湧いて来ないし、「日本鬼子」と呼ばれていても個人的にはどうしても同情できないのです。

 

次回は「支那」という言葉について考えてみたいと思います。

 

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投稿者:dalian4649
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