中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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中国の「2008年祝日改定」に思考回路が止まる日本人

近は「このブログは差別主義者による情報?!」シリーズを執筆中でしたが、今日は良いブログ更新ネタがありましたので、このシリーズは一旦お休み。こちらのタイムリーネタを優先させたいと思います。お付き合い下さい。

 

当ブログ11月9日のエントリー「中国の祝日改定論議について思う」でも取り上げました、来年の祝日についてですが、このたび結果が出たようです。

 

本日付けの地元紙「大連晩報」の報道によれば「中華人民共和国国務院令513号、071214日、国務院総理・温家宝」として改定内容が発表されていました。簡単に要約しますと従来より法定祝日である元旦(1月1日)、春節(旧暦の正月。3日間)、国慶節(10月1、2、3日)は変化無し。変化した点は大型連休であった「労働節(日本でいうところのゴールデンウィーク)」が5月1日のたった1日(!)のみに、また新たに「清明節」(先祖の墓参をする日、春分から15日後)、「端午節」(夏の始まり、旧暦の55日)、「中秋節」(名月を観賞する日、旧暦8月15日)というようになり、08年1月1日を持って施行されるとのことです。

 

早い話が「世界標準との逆行」に加え「旧暦中心」にするということらしいです。当ブログで再三取り上げている「中国独自」です。

 

世界基準である「西暦」の新年(08年1月1日)まであと約2週間。日本人の感覚ならこの時期、しかもこの直前の変更についていけない、いやこの場に及んでの変更、決定、発表など理解できない(!)ことでしょう。特に職種問わず中国と何かしら関係を持っている企業、日系のみならず外資系企業なら来年のあらゆる面(製造、人事・・・)の予定変更、計画修正が避けられません。はっきり言って慌てふためきます。日本、いや先進諸国ではありえない、いや決してあってはならないケースだからです。

 

もし日本なら、中でも金融、運送、カレンダー製造等に関わる仕事についている人ならそれこそ一大事といったところでしょう。修正の手間に加え賠償請求は当たり前。内閣も支持率低下、大幅に信頼を失うどころか、国会野党もこの時ばかりと責任追及、そして当然のごとく辞任を要求。政権が変わりえるほどの大事件です。

 

では当の中国人はどう考えているかというとこの変更、決定、発表について「慌てふためく」なんて事は特に無いんですね。今のところ実際、大きい混乱は目にも、耳にもしません。何故かと言うと日常、自分の周りに当たり前のように存在している「直前決定」、「朝令暮改」の事例の一つに過ぎないからです。

 

さて今日の本題に入ります。日本(人)から見ると(ここが大事!)、中国(人)には「けじめ、計画性、責任感」の3点がありません。このことは「3大注意事項」ですよ!

 

「けじめが無い」=特に公私混同は当たり前です。日本では大問題ですが、こちらでは「問題議論」の対象にもなりません。例を挙げると職場の電話を使っての私用電話(国際電話も)は普通。警官を例に挙げれば制服・私服の使用区別無し。勤務時間中とはいえ制服の乱れ、爆睡、新聞閲覧、コンピューターゲーム、買い食い、サウナでひとっ風呂、パトカーで子供の送迎、買い物(マック・ケンタ)なんてのは長期滞在している日本人ならすべてのケースでは無くても目にしたことはあるでしょう。こちらの一般人はそれを見たからといっていちいち通報なんてしないんです。それだけ日常茶飯事の光景なんです。逆に通報なんてしたら「理想」と「現実」の区別がつかない奴、何かと眼の敵にされるだけですからね。普通はこんなちょっとの事(?!)でお上には逆らいません。漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公「両津勘吉」巡査長の「リアル版」(実写版?!)が普通なんです。当然笑いの対象にはなりません。

 

「計画性が無い」これも日本人には理解しがたいでしょう。日本人なら小学一年生から「夏休みの計画」等、計画を立て、沿うことの重要性を学ぶし、社会主義国家といえば「○○5ヵ年計画」というのが「お約束」であり、そのイメージが強いからです。中国では「当日決定」、「ドタキャン」、「朝令暮改」は常識、いや日常茶飯事。ですから文句を言うより「合わせられる」人間が重宝され、信頼を得ます。特に取引先や部下はね。既存の法律の遵守より変更のほうが当たり前です。「人治国家」の「人」は「法律を上回る存在だ」ということを日本人は理解できない。ですから今回のことで温総理が追い込まれることなど絶対に無いのです。まあもともと野党も無ければ一般人にも参政権は無いですけどね。

 

最後に「責任感がない」です。「自己中心主義」という思想ですから、いつ何時、どんなことで、誰と争っても悪いのは「私」ではなく「あなた」です。この考え方も常識です。まず、とりあえず関係無しに「謝る」などとんでもないことです。謝ることは「罪の全てを認め、責任の全てを取ること」=「メンツ、地位、実績、財産の全てを失う」ことです。また日本では相手を納得させるための話術の一つ「あなたが私に立場だったらどうしますか?」はこちらでは使えません。「私はあなたなんかとは全く違います。一緒にしないで下さい」の一言で終わりです。冷笑とともにね。この現実は怖いですよ。これはつまり日本人であるあなたの常識で考えている、期待しているような「裁判」、「弁護」の進行なんて望めない、いや無いということです。その上、「朝令暮改」で止めを刺されます。討ち死に必至です・・・。

 

あなたもこの「3大注意事項」が理解できるようになり、あわよくば使いこなせるようになったら一人前の対中ビジネスマン。「初級編」卒業です。常識は国が変われば全く違います。我々の常識などは世界では、いや東アジアでさえも通用しないのが現状です。顔や体も似て隣国ですけど中国人は日本人の延長ではありません。中国語は母語人口で世界最多を誇り、中国は日本の約26倍、広大な国土面積は否定できない事実なんです。「日本の常識に合わせろ」は日本のバブル期限定のもはや過去の言葉。今や言語習得意欲、能力共に低い日本人、「理想」と「現実」を混同する日本人、自国の常識に縛られる日本人では通用しないんです。

 

「郷に入っては郷に従え」という言葉があります。これには良い意味も悪い意味も含まれます。性善説の教育を受け、絶対信念を持つ日本人にとっては無念ですが、ある意味「悪い面」でも理解、享受しなければ現地人と同じ土俵にすら立てないんです。それが外交、ビジネスという「利」を追求する場面ならなおさら「本家」を凌駕するほどの理解・実用・応用が求められる(=極めなければならない)ことを知る必要がありますね。

 

 

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参考:

「中国の祝日改定論議について思う」(2007119日エントリー)

http://blog.livedoor.jp/japan_walker_2791/archives/50834325.html

 

投稿者:dalian4649
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