
グッタペルカ剥がし作業

レザー皮張り込み作業中
これはライカM 3の革の張り替えです
皮を張るという行程なのですが実際全てハンドメイドでのカッティングになっています
なので何かカタのようなものがあって、すっと貼れば出来上がりという訳ではありません
そのぶん市場で出回っているような機械カットされたものより厳密には綺麗にそしてリアルに再現することが可能です。
お客様側からされると張り変わった皮に集中し意識されていると思うのですが、
実はライカの皮(グッタペルカ)は、剥がししなから一仕事です。
全体が柔らかな皮でできているのではなく樹脂のようなものが、こびりついた状態です
これを剥がす作業になるのですが薄いスクレーパーのようなもので、根気よく
時間をかけて、しかも綺麗に剥がしていくという作業になります
もちろん皮を張る際もにも穴の位置や、マウントの位置・セルフタイマーの位置など難しい部分は沢山あるのですが
剥がす時にも、でたらめな剥がし方では次に貼るレザーの張り付きがかなり変わってくるのです
なので張り替えというのは実際には緊張の連続で
気持ちが抜けるというところはほとんどないといってもいいでしょう
そうしながらレザー革の交換が 完成していきます
そして橋本カメラワークでは
依頼者が求める革の種類でどんな革にも張り替えることが可能です
だってハンドメイドなので .....
ただし厚みだけは、オリジナルのものより分厚すぎたりすると うまく貼れないことがあります
あともう一つ言えば革の貼る部分を本体から分解できないものは難しいかもしれません
それではどうぞご依頼を待っております