
今年度最後の掲載です
先ほど終了したばかりのライカTG です
このカメラはファインダーがなくて、目測にてピントを調整するカメラです
最近では実際に取られる方が少ないので、メンテナンスもかなり前にされたものだと思います。
販売店でどういう風な条件で購入されたのかは、分からないのですが、
シャッターが幕に光線漏れ、そしてボディの一部から光線漏れの状態です(あるべき場所に遮光テレンプがないのが原因)
しかしながらこの状態は3年や4年前のメンテナンスとはとても思えないほどシャッター幕が劣化しています。
そしてタイムバルブのストッパーが折れていました。(Tが使えない状態)
修理を依頼されたお客様は、私が親しくさせていただいておりますので、
このような状態で納得されて購入される方ではないと思います。なので撮影をしないのを良いことに販売されたものなのか??
そう思ってしまうような、でたらめに調整されたカメラでした。
光線漏れを、している場所も断定できないようだったので、遮光もできないようなスポンジが張り巡らされていました。
ライカカメラを数多く修理される修理屋さんであれば、要の部分があるので、すぐに原因が分かると思うのですが・・・
そんな単純な部分にも気がつかない修理屋さんなのか、もしくは販売店で知識のない方が分解されたのか?
真実はわかりませんが、こういったカメラの修理は然るべき場所に、出されることを切に願うばかりです。
通常の修理屋さんが、修理した後、何年後かに私が修理させてもらった場合
プロ同士の、感覚で次にもまたメンテナンスしやすいのですが
こういう中途半端な修理になってくるとセッティングが無茶苦茶なので逆に時間読めないほどかかってしまいます
今回フィーリングの良い状態にカメラをブラッシュアップできたと自負しております
お客様には、まだ確認して頂いて、おりませんが来年早々にお渡しする予定です
お客様に喜んで頂けることが最高の幸せです・・
今年は本日で営業を終了いたします
販売店ならびに一般客様、今年も皆様には、お世話になりました、私がこうして存在していられるのも
アンティークカメラ好きの皆様のおかげです。
いつも感謝しています
また来年も橋本カメラワークを、よろしくお願いいたします
尚2019年の営業は1月4日からの営業にさせて頂いております
それでは皆様、良いお年をお迎えください。