
先日修理させていただいたパールV型です
最近は蛇腹交換のお問い合わせが多くなっています。
時期的なものもあるのでしょうか?
この機会に御社で直して、いただきたいという、ありがたい言葉を言っていただけるようになりました。
蛇腹は私自身、折ることができないのですが、製作段階から職人さんと緻密に何度も打ち合わせをして作り始めるのです。
正直この時点で責任重大です!
当時のものは、材質も縮み始め正確な大きさが把握できない場合が多く、何度も計り直し予測値というのも大変重要なファクターになってきます。
実際には、生地とウレタンでてきた構成素材、やはり1プラス1に2という訳にはいかないのが本音です。
本当に蛇腹を張れる方であれば、製品のみの販売をさせていただいても良いのですが、なかなか難しくアフターでサポートすることを考えると、製品を生産してお分けするというのは現実には難しいことだと思うのです・・・すごくわびさびの多い部分なのです。
もし現在にこういった蛇腹式のカメラがあるとして、それを機械によって作れるとしたら、キャストの製造から一貫して蛇腹張りを、することになると思います。
そしてメンテナンスフリーの使い捨てのカメラに恐らく成ります。
逆に言えば人が補修できないカメラと言う感じでしょうか・・・
今の機械の技術力からすれば一貫して作り上げるのは可能かもしれないですが
蛇腹が欠損してパーツとして1部をまたラインに乗せて蛇腹だけを張り替えるなんていうのはやはり機械にはできない動きだと思います。
話は変わりますがこのパールは、非常に上品で人気の高いシリーズです。
資産的価値も十分に備えた、大人の一台です
また個人的にはフイルムサイズが645と言うトリミングの面白さも魅力の1つだと自負しております。
最後に蛇腹交換についてですが、納品までかなりの時間を要します。
しばらくお待ちいただける方のみ修理を承っております。
大人待ちと言っておきます(笑)
見積もりご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
お読み頂きありがとうございます。
ではまた・・

綺麗に張り付け出来た画像です