地域の熱意
地域の方が郷土愛に目覚めたときとても大きな力を発揮する。
昭和21年の南海地震のときに津波による被害が無かった高知県土佐市新居地区がある。西は山が海岸に迫り、東は仁淀川と海との狭い範囲に村落がある。村民は早くから村の危険性を感じ海岸に堤防を築いていた。当時は砂浜が広かったことも幸いして被害が無かった。地区の方々は海岸線の砂浜が狭くなったことに危機意識を持ち、山に向かって避難路作りや、山の遠い地区には避難塔を建設するべく力を入れている。地区の情報発信基地として新居コミュニチィセンターを建設し毎日触れ合いがなされている。土佐市総務課危機管担当の山崎氏は、新居地区の方々の力強さを頼もしく尊敬のまなざしで見守って居られる。
この地区の素晴しいことは、イベントよりもハード面の整備を地区民がボランチィアでしていることだ。地区リーダーの新居地区コミュニティセンタ長 森沢氏は、先輩に学び来る大地震にも犠牲者を出さない地域としたいと笑顔で豊富を語られた。

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