最近、ちょっと歯が痛い。なんて思って歯医者に行ったら
案の定初期の虫歯との事。先生のしっかり磨くようにと言われて
帰ってきました。
そんな私の目をひいたのがこの一冊
『
口中医桂助事件』シリーズです。
シリーズ『南天うさぎ』にはじまり現在では『末期葵』まで
8作刊行されています。
口中医こてがこの作品での歯医者の名称で読み進める度に
そうか!なるほど!と思わされます。
甘いものの少ない時代なので、虫歯はほとんど出てきませんが
「歯草」は歯槽膿漏のようなものやこの時代のハブラシ房楊枝なども
作中にも度々登場してきて感嘆すること、しきりです。
歯の治療や切開などをしたあとの薬などもキチンと専門家から
協力、助言の元に描かれているので安心です。
ストーリーの面白さは読んで頂いて確認してもらうとして
江戸口中医桂助事件時代の歯医者の世界(?)をご堪能下さい。
末期葵
[ 口中医桂助事件帖 ]
小学館文庫
著 者 和田はつ子
価格 590円(本体562円+税)
シリーズ第八弾!

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