2015/2/26
「3Dプリンタ K800 設定編その3」
3Dプリンタとか
キャリブレーションとか
リミットスイッチの確認
ツールバーの「ログ表示切替」を押してウィンド下半分にログの表示を出す。
右ペインの「プリンタ操作」を選択。
こんな感じ。

G-Codeのところに「M119」と入力後「送信」。(G-Godeは小文字でも可)
ログウィンドに
Xmax:open
Ymax:open
Zmax:open
と出るはずだが、そうでない場合は接続が間違っているので、配線を確認。
Xタワーのリミットスイッチを手で押して「M119」を送信。
Xmax:TRIGGERED
Ymax:open
Zmax:open
となればOK。
Yタワー、Zタワーも確認。
スイッチとタワーがあっていればOK。
ステッピングモーターの確認
ここからの操作で、ヤバそうな動きをした場合は右上の「非常停止」をクリックする。
待機中の状態で右側「Z」のジョグスイッチの「▼」にマウスを持っていくと0.1とか数字が出るので適当な数字のところをクリック。
その数字の分(mm)だけヘッド(キャリッジ)が下に移動するはず。
そうでなければ組み付け、配線間違いの可能性があるので確認する。
0.01は動いてない?
当方はここで大問題発生!
ステッピングモーターが一つ動かない...orz
色々調べたところ、モータードライバが死んでた。
ハンダあたり直したりしてみたけど全然ダメ。
このドライバは「A4988」
中華に発注すると安いけど、待つのが面倒なので国内手配。
とりあえずエクストルーダ用のドライバに差し替えて、キャリブレーション続行。
「Z」の左の「X/Y」も確認してみる。
▼で手前に、▲で奥、左▲で左、右▲で右に移動。
あんまり盛大に移動すると、アームが崩壊する恐れがあるので、様子を見ながら慎重に。
確認できたら「X/Y」の左下にある屋根みたいなスイッチを押す。
全キャリッジが上に上がり、リミットスイッチに激突した後、XYZの順にもう一回リミットスイッチを押して停止。
ココがホームポジションとなる。
Z軸方向の設定をする前に、リミットスイッチを押すキャリッジのビスを一杯に締めた状態から2mm位緩めておく。後で調整するとき、締め方向に余裕を持たすため。
まず印刷ベッドをしっかりセットする。
当方の場合は、フレームにそのまま載せると多少ガタがあったので
ベッドに1mmの小さいスペーサーを貼り付けて3点支持とした。
さらにベッド位置が変わらないように、フレームにビスを立てて位置決め。
せっかく装備したZプローブだが、この時点で外してしまった。
使用する道具
厚紙(名刺くらいの厚さ。
高さ1cmくらいのゲージになるもの。
今回はシックネスゲージとレゴブロックを使用。
Repetier-Hostにて接続してから、「プリンタ操作」タブを選択し、屋根ボタンを押す。
*Repetier-Host右中段のノズルアイコンに斜線が入っているはずだが、これをクリックして解除すると設定した初期値まで温度が上がるので注意。
↓
印刷ヘッドがホームポジション(一番上の中央)に移動。
↓
G-code「G1 Y80 Z30」を送信。
ノズル先端がZタワーに近づきながら下がって止まる。
↓
Repetier-HostにてZ↓方向に準備した厚紙が挟まるまでヘッドを下げて行く。
挟まった紙を動かしてみて、擦れ具合を覚える。
Repetier-HostのZ軸の数値をメモ。
↓
ホームポジションに戻してから「G1 X69.3 Y-40 Z30」を送信。
*X,Yの値は三角関数で計算。(小数2位で四捨五入)
紙の擦れ具合が同じになるようにZ軸高さを調整。
Repetier-HostのZ軸の数値をメモ。
↓
ホームポジションに戻してから「G1 X-69.3 Y-40 Z30」を送信。
紙の擦れ具合が同じになるようにZ軸高さを調整。
Repetier-HostのZ軸の数値をメモ。
↓
メモした数値何れかを基準にして揃うように、キャリッジ上部にあるビスを回して調整する。
ビスは0.5mmピッチなので、1回転で0.5mm移動するが最終的には実測で調整。
組立時に、リミットスイッチの位置やビスの突き出し量を各タワーである程度合わせてあればそんなにかけ離れた値にはならないはず。
もし、かけ離れているようであれば、均一に組まれていない可能性があるので、組み付けを見直す方がいいかも。
Z軸の値が基準としたタワーに揃うまで繰り返す。
↓
ヘッドをホームポジションへ戻す。
「G1 Z30」を送信。
先ほどの紙の要領で、今度はブロックを挿入。
同じようにZ軸高さを調整する。
↓
ブロックを抜いてから、そのまま「G1 Y-70」を送信。
ヘッドが手間に来るはずなので、そこでブロックを挿入してみる。
同じような抵抗感を感じなければ以下の通り、Marlinの「Congiguration.h」を修正し再度Arduinoに書き込む。
キツイor差し込めない DELTA_RADIUS値増
ゆるいor隙間あり DELTA_RADIUS値減
同じような抵抗感になるまでDELTA_RADIUS値を調整
↓
ヘッドをホームポジションへ移動。
「G1 Z30」を送信。
ノズルをベッドギリギリまで下ろす。このベッドとの間隔が、基本的に印刷開始のZ軸位置になる。
この段階で余りシビアに調整しても意味が無いような気がする。
てのは、印刷時はベッドに糊を塗るつもりなので0.1mm位は平気で変わってしまいそうだから。
この位置でRepetier-HostのZ軸の数値をメモ。
プリンタを切断し、Marlinの「Congiguration.h」
#define MANUAL_Z_HOME_POS 276.8 // For delta: Distance between nozzle and print surface after homing.
の数値からメモしたZ軸の数値を引いたものに書き換え、Arduinoに書き込む。
↓
プリンタを接続しヘッドをホームポジションへ移動。
「G1 Z0」を送信。
ベッド中央スレスレにノズルが停止すればOK。だけど
「ベッドに激突&アーム崩壊」とか「ベッド割れた」なんて悲惨なのでベッドを外して実行・・・。
ビビりなもんで、スンマセン。
↓
ヘッドを横移動させてみる。
「G1 Y80」送信
「G1 X69.3 Y-40」送信
「G1 X-69.3 Y-40」送信
ベッドスレスレで同じ高さで移動すればOK。
これで、一通りのキャリブレーションが終了。
プリンタになにか寸法的な変更が発生した場合、再キャリブレーションが必要。
さて、早速印刷してみる。

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