昨日大手メーカーさんとお話する機会があり、
今のレース車両のセッティングの話から、
市販パーツ、モータースポーツ、今後の目標などいろいろ話をいたしました。
そこでLSD(デファレンシャルギヤ)の話の中で、
自分が思い、感じていることをいろいろ聞いていただき、
コンパクトカーにはLSDが必要か?と意見をお聞きしました。
解りやすいように説明したいと思います。
LSDが必要だと感じるケース
☆ハイパワーで重い車
☆加速、減速を短時間で激しく行う場合
☆ドリフト走行
☆スリッピーな路面を走行するとき
LSDはあまり必要ではないかもというケース
★軽量でパワーの少ない車
★速度の変化が激しくないコースを走るとき
★ハイグリップなタイヤとコース
★速度の変化が激しく起こらない走行
LSDのメリット
☆駆動輪が空転してしまう様な運転をするとき
☆ジムカーナの様な走りをするときは武器になります。
☆競りあう場合のキャパが増えます。
LSDのデメリット
★コストがかかります。(装着、オーバーホール、メンテナンス)
★駆動がかかっているときは加速が悪くなります。
★走行距離、使用時間により性能のダウンがあります。
★基本的に曲がりにくくなります。
かなり簡単にお話しましたが、まだまだ伝えきれないことがたくさんあります。
上記のことからコンパクトカーにはLSDは向かない場合が多くあります。
僕が理想と思うコンパクトカー用のLSDはビスカスタイプかヘリカルタイプ
湿式多板クラッチタイプならワンウエイでイニシャル弱め、
多ばんクラッチを使用するLSDはハイグリップタイヤを使用したり
路面のグリップがいいとクラッチのスリップロスもあるとおもいます。
LSDは抵抗が大きく、スリップロスもある、
少ないパワーを失ってしまったり
定期的なメンテナンスでコストもかかります。
LSD装着車の運転テクニックとセッティング調整と
オープンフ車の運転テクニックとセティング調整は違ってきます。
どちらが有利とか、いいとかは決められません。
LSDがないと走れないとか決めつけないでください。
LSD向きの乗り方、ノーマルオープンデフ向きの乗り方は違います。
LSDは使う人のテクニック、車によりプラスにもマイナスにもなります。
LSDはセッティングでコンパクトカー向きにすることも可能です。
LSDはコンパクトカーに必要か?必要ないか?
すべては貴方の走る場所とテクニックで決まります。
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